2011-05-02

清水などにまゐりて

訳:清水寺にお参りしてなぁ~

今年の春はゆっくりで、しかも朝夜は寒い日が多かった。
春の花も遅くてやきもきしました。

で5月のGWの中休みの平日に京都を訪問しました。
烏丸から四条から京都御苑に寄り道。
今年の桜は遅咲きで今の季節も楽しめます。他にもどんな花が咲いているのでしょうか?
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出水の小川周辺の八重桜。
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出水の小川は御所の消火用の水を確保するために造られていた「御所水道」は琵琶湖疏水から引きこんだ小川です。
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現在は地下水を使用しているのだそうで、今は八重桜と八重山吹の饗宴を見る事ができました。
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まだ八重桜続きます。
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中立売の休憩所近くに咲く躑躅
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京都宮内庁事務所の周りは霧島躑躅と八重桜が綺麗に咲いていました。

この後、バスで出町柳経由叡山電車で修学院下車して修学院離宮を見学します。
特別拝観見学コースは3キロ1時間30分ほどです。

修学院離宮は久しぶり、どちらかというと好みは仙洞御所や桂離宮です。
修学院離宮は後水尾上皇が離宮用に女院徳川和子を仲人に徳川幕府から金銭を用立てされ、1655年から1659年にかけて建築させた54万5千平方メートル余り、田んぼ、背後の山々、京都市街までも借景とする大規模な離宮で後に霊元、光格上皇も行幸された上皇用の離宮でした。
時代でいうと江戸時代前期にあたります。

上皇は桂離宮に行幸したり、臣下に離宮用の用地を探させていましたが、第一皇女梅宮が出家し、隠棲していた修学院を訪れた際にこの地を気に入り、更に光子内親王御所と変わったこの場所に離宮を建築する事を決めたそうです。
を背にして洛北の田んぼの真ん中に3か所の山荘と庭を建築させ、年に何度も足を運びここで過ごしたと言われています。離宮の中にある田んぼは宮内庁所有で今でも近所の農家さんが耕されていて、なんだかここだけ違う江戸時代の風景の様です。

参拝はこけら葺きの屋根と花菱紋の透し彫りのある板戸御門の表表門から始り、下離宮と呼ばれる御興寄、寿月観を見学します。
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総門と宮内警察の方
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下離宮の御幸門と青紅葉
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寿月観に入る前の前庭
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寿月観の御車寄
実際にはあまり使用されなかったようで、上皇はいつも直接縁から入ったそうです。
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寿月観に向かう途中の庭、左端に朝鮮灯篭
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とても変わった提灯灯篭と言い、開いた穴に提灯を飾って楽しむ灯篭だそうです。風流ですね。
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寿月観の前庭
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寿月観
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額は後水尾上皇の手によります。
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違棚は原在中作、丹頂に下は蘭。
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襖絵は虎渓三笑で右上ややシミに見える半円形の模様はわざと描いているそうで、半月というのだそうです。
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上段真ん中の三角の石は富士山に見立てているので、この滝は「白糸の滝」と呼ばれています。

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寿月観はこけら葺き数寄屋造り1824年に改造して以来の建物。

次に松並木(御馬車道)を通り、中離宮を見学します。
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苔に咲く菫が綺麗、奥深くから鳥の声も聞こえてきます。
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中離宮の中門

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御馬車道

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楽只軒の裏側から入ります。
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明治18年に林丘寺門跡から境内の半分と客殿、楽只軒を返還されたのを宮内庁が中離宮として整備させました。
ここは第一皇女梅宮(和子が入宮前に後水尾天皇が典侍に産ませた文智女王)が住んだ門跡寺院円照寺を、元上皇の第8皇女光子内親王のために造営された緋宮御所が前身で2人の因縁のある皇女の縁の寺の一部でした。楽只軒は林丘寺宮の御居間で尼寺らしい簡素で修学院の中でも古い建築物です。内部が黒いのは第二代晋光院宮が疱瘡にかかった際の護摩供養の煙と煤の為といわれています。
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先の梅宮は和子が入内前に懐妊した皇女で、幕府側を大いに不快にさせ和子の入内が遅れた四辻お与津御寮人事件に発展した際に生れた皇女でした。四辻家で養育されたと思われますが、出家して修学院に草庵をむすび、円照寺となり後に滋賀、そしてお寺は奈良に移設されました。

【話は少し反れますが、円照寺には三笠宮親王と双子の妹と噂される尼君が住職のお寺というお話があります。貞子皇后は三笠宮を出産後、腹部に違和感を感じ再び陣痛が起き女宮を出産されたが双子は不吉という伝習から密かに宮中からだされ地方の名家で養育され後日出家して円照寺に入寺されたというのです。真実は?ですが。】

話し戻しそれに比べ緋宮は後水尾上皇が溺愛した皇女で中宮腹ではなく女官腹、しかも異母姉明正天皇即位後に誕生した本来なら内親王の宣下さえ考えにくい皇女だったものの中宮和子が特別に養女として遇し、和歌書絵画などの才能を持ち、内親王宣下された皇女でした。すぐ近くに上皇崩御後出家した皇女の住んだ林丘寺がありますが未公開寺院です。
それにしても中宮和子の宮中生活は気疲れの連続だったと思います。
将軍である父や弟側の幕府と夫の天皇側の朝廷の対立、女の世界内裏での戸惑い、和子は気丈にも幕府と朝廷の調整役であり、娘の明正天皇崩御後の皇位も幕府側が反対した後光明天皇の擁立を上皇の意向としてこれに賛同し、実現されました。徳川の人間でありながら夫後水尾天皇側に常に立ち慎み深く、多情な夫に対しても温情ある対応をしていた事が異腹腹の後見を行ったという行動にもあらわれているのではないでしょうか?
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楽只軒の庭は躑躅が美しい元門跡院尼寺らしい鄙びた名庭です。
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客殿は1677年に故和子女院御所の奥対面所の移築で離宮の中でも煌びやかな建物です。
確かに離宮で見る他の簡素な建物とは一線を引いていますね。
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内部の霞棚は天下の三大名棚の1つ。

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客殿西縁北側に添えつけられた山鉾の絵や網にかかる鯉の絵などが描かれた杉戸も目をひきます。
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客殿の裏側も雅です。
中の襖絵も桜や清水の塔でしょうか?
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前庭は滝口を落した音羽川の水を遣り水に流しているそうです。
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途中の田んぼに咲く蓮華草
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大刈込はいわば昔のダム。浴龍池を増設する際に造られたそうです。
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さらに上離宮に向かい御成門。
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浴龍池の回遊式庭園の見学が始まります。
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すぐ横の青紅葉
高台にあるので石段を登って行きます。
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上皇の茶室「隣雲亭」から見える展望は見ごたえ十分で、浴龍池で舟遊びや、歌会などを開催したそうです。

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燐雲亭
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ここで一休み壮大な景色を堪能します。
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縁側での~んびりプチタイム

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茶室の周りに一二三石。おしゃれさんですね。

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下りにある灯篭
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雄滝を眺めます。
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板橋の楓橋
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1824年京都所司代から進献された中島同士を渡す千歳橋
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土橋の右手に富士山を見立てた三保島が見えます。
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土橋
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石楠花が綺麗です。
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窮邃は舟遊びと景色を楽しむ為の建物、非常に簡素な物です。
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額は後水尾上皇の宸筆
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窮邃の内部、一段高くなっているところが上皇が座る御坐所
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窮邃から庭を見る。かつては上皇たちも見た景色です。
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下から見た窮邃
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石舟は上皇が池坊流2世宗家から伝授されたお花生けとして使用されたそうです。
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御舟着、ここから上皇は舟遊びを始めたと言われています。ここからの御腰掛と窮邃の眺めも美しいです。
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傍の御舟宿
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そうガイドさんの説明で思いだしましたが、御腰掛はチャールズ皇太子と故元ダイアナ皇太子妃が来日された際に休息を取られた場所でした。そういえばワイドショーで見た記憶が~~。と言いながら西浜を歩きながら逆側から景色を楽しみます。
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窮邃と千歳橋と御腰掛
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名残の桜
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御舟着と土橋
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千歳橋と御腰掛と隣雲亭
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大刈込、西浜と進み下から見る隣雲亭の上離宮の景色もひときわ美しいですね。
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窮邃と土橋
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青紅葉の饗爛
ここで見学は終了します。
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青紅葉
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赤紅葉
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休憩所近くに小さな躑躅が花をつけていました。
やはり見所は上離宮で池を中心にした風景。
まさに絶景としかいいようがありません。
洛北の山々に浮かぶ浴龍池と古橋、千歳橋、土橋、楓橋、木々の季節の姿は天空の宮殿と言っていいでしょう。
季節は桜の頃、躑躅の頃、青紅葉の頃、紅葉の頃が良いのではないでしょうか。

観光の情報は【こちら】

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叡山電車修学院途中にあるケーキ店パレットを訪問後、出町柳に戻り「ふたば」で豆餅GET。
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スフレチーズケーキは途中で食べてしまいました。ファ~~とした触感はさすがスフレ、チーズもそんなに強くありませんでした。
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途中に花水木が今が盛りとばかり咲いていました。
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賀茂川のあぶら菜の群生がピークをむかえています。

で、ランチ場所に向かいます。
今日のランチは叡山修学院から出町柳、京阪で清水五条で下車して徒歩5分の「リストランテ美郷」で頂きます。
食べログ2010年第4位の高評価店で、京町家イタリアンランチ楽しみです。
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玄関から素敵、引き戸を開けると石畳の先にお店の入り口、手前の腰掛けがまたGOODです。
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店内は綺麗に改装されています。テーブルは濃赤、グラスはブルー。赤が深くて嫌味なし下品なし良いです。
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食前の軽いおつまみニョッキのチーズグラタン
めっちゃ食欲そそられました&ワインほっし!!!
パンうっまっ!!!
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前菜の盛り合わせ。
サラダ、オムレツ、サラミ、4種のチーズ蜂蜜入りラスク付き、鶏のバルサミコ酢、ソーセージです。
馬鹿ウマ!!やっぱワインほしい。
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パスタはハムと玉葱のトマトソース。
堅さGOOD、ソースはトマトさっぱり風味です。
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メインは子羊の香草焼きにバルサミコ酢とバジルソースで。
もう最高です。やわらかい子羊から現れる「アンソニー・ホプキンスとジョディ・ホフォスター二大大俳優と油の大攻撃」もう口の中はノックアウト!!!

はあぁキャンティーの赤がほしい。
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ドルチェはパンナコッタ、苺のジェラード、苺、ショコラのシフォンケーキ、クッキーのプリン仕立て。

そしてローズティーでおしまい。
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壷庭も素敵
グラスに水を注ぐタイミング、パンのサービスなど気配りもいき届き接客も感じ良くてGOOD。
帰りも見送りしてくれました。これで2500円はお得です。

お店の情報は【こちら】

食後、で、京都観光の王道「音羽山 清水寺」に行きます。

清水坂で下車しましたが、ここで豆屋さん「豆吉本舗」を発見しました。いろいろなお豆を味付けして沢山販売しています。
女性が圧倒的に多くて、女子の豆好きが証明されていました。試食いっぱいしてしまいました。

お店の情報は【こちら】


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世界遺産にも登録された京都定番観光場所で、音羽山から流れる清水を霊泉に由来し、「清水の観音さん」と呼ばれる宝亀9年の778年延鎮護上人創建の古寺でです。かの坂上田村麻呂も信仰し時代時代の権力者や庶民にも愛され続けられ信仰された寺院です。
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この季節には特別拝観されている「成就院」別名月の庭を拝観します。普段は非公開寺院ですが、毎年春と秋に限って公開されています。
この寺院は応仁の乱の際消失した清水寺を勧進活動した願阿上人の住坊として建築された院が起源でその後清水寺の別頭として伽藍の整備や財政維持管理を管轄する坊でした。現在の持仏堂は東福門和子が寄進して再建された物で幕末には近衛公や西郷隆盛公などの勤皇の志士達の密談の場に使われ、明治には良慶和上の住持でした。
相阿弥作・小堀遠州の補修又は松永貞徳の作伝とされる借景式・池泉観賞式の庭園は国指定の「名勝」です。
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手前が誰が袖手水鉢(たがそでちょうずばち)
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真ん中の烏帽子石(えぼしいし)
左に蜻蛉灯籠(かげろうとうろう)
手毬灯籠(てまりとうろう)は見えないけどかわいかったです。
五葉松・侘助椿(わびすけつばき)刈込が美しい庭園美を構成され、奥の高台寺山奥に見える灯篭も粋後方の音羽山山腹と湯屋谷を見事に借景に取り入れた庭園風景はさすがとしかいえません。
なるほど灯篭にともされた明かりと満月の夜の光ではさぞや美しいでしょうね。

観光の情報は【こちら】

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清水境内の花の饗宴

そして京都駅に向かい、まずは伊勢丹で土井のしば漬け本舗でGET、京都市内で唯一の中村藤吉本店のサロンに直行です。
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宇治の茶問屋さんが始めた茶カフェ「生茶ゼリー」は最高、値段もいいけど・・・・。
ここのはロイヤルコペンハーゲン製の器にぜりーとアイス、餡子、栗を別々で出てきます。
本店の器は竹、宇治川店はガラスで出されます。ついでに抹茶のフィナンシェと渋皮栗と抹茶のチーズケーキをGETしました。

お店の情報は【こちら】
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今回も濃厚京旅行、帰宅後いつもの茶会です。
フィナンシェはバーター多め、濃厚抹茶ずくし。きゅうりの芝漬けはシンプルながら酸味が効いて超美味しいここの発酵度合いが一番好みです。
大根の芝漬けも超大好きです。
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濃厚抹茶とチーズのダブルスに敵なし!!!

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Author:mai syonagon
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凝り性な乙女座、A型、金星人、六白金星なわたしです。

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