おもしろく咲きたる櫻を長く折りて、大きなる瓶にさしたるこそをかしけれ

訳:めっちゃ立派にに咲いてる櫻をなぁ長~く折ってぇ、大きい花瓶にさしてるんわ。ええわぁ~

さて春もたけなわ。今年の春は遅かった。3月の彼岸過ぎても寒い日が続いて、なかなか櫻が咲かずやきもきしました。
が、やって来ました櫻前線前半スタート!さあ~~行きましょう。
銀閣寺から南禅寺まで続く哲学の道を歩きます。
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哲学者「西田幾多郎」がこの道を散歩しながら、思いふけったことから思索の小径が転じたと言われ、今では日本の道100選に選ばれた散歩道です。
この道の付近には寺社仏閣が点在する京都東区の一大観光地区です。
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ここも桜の名所で琵琶湖疏水の両側に日本画科橋本関雪夫人が植えた桜並木が世代を超え植え替え育てられ櫻の名所です。
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また雪柳、連翹などの春の花が私達の目を楽しませてくれます。
今日は伽藍内を特別拝観している「法然院」を訪問します。
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途中に咲いていた櫻
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遅咲きの梅

東山のふもとは自然の宝庫、近くでめじろの鳴き声も聞こえます。
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法然院は鎌倉初期、法然上人が建立した鹿ヶ谷の草庵がその始まり。
当時はまだ天皇、皇族、貴族達といった権力者のみが仏教を信仰し、来世で救われるのはそうした限られた人々だけという教えしかなく、多くの寺院はそういった実力者の庇護の元で贅沢三昧、腐敗していた退廃期でした。
庶民はみな仏に救われないされていた時、その常識を否定したのが法然。

罪の軽重をいとわず、ただ念仏だにも、申せば往生するなり、別に様なし。

世はまさに末法思想(仏教の教えが衰退、滅亡=世界の滅亡)全盛期、法然の念仏を唱えるだけで死後、西国浄土の釈迦の元に逝けるという教え。
貧しい庶民であるというだけで悪と思われていた時代に庶民、貧民の中で大流行。(前世で悪い行いをしていたので、卑しい身分に生まれた。って思われていました。)

当の法然は弟子と共に念佛三昧、六時礼讃を唱えていた1206年、後鳥羽上皇の留守中に、院の女房松虫・鈴虫が無断で宮中を抜けだし、安楽・住蓮を訪ねて出家したのを知った上皇は激昂。松虫鈴虫は瀬戸に流刑念仏三昧の日々を過ごし、法然上人は高齢ながら讃岐国へ流罪され、安楽・住蓮は死罪にさせた事件が起こりました。
その後草庵は荒れはて、江戸時代初期1680年知恩院第三十八世和尚が元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、弟子により現在の伽藍の基礎が築かれたそうです。
山門手前の急な坂の両側はやぶ椿の木が群生して、散り椿の名勝。
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観光案内のキャンペーンポスターに良く使用されていますね。
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山門をくぐると白砂壇が見えます。心身を清めて浄域に入ることを意味するそうです。
人の世は穢れているって事ですね~~。
境内は庭に季節の花が咲いています。
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侘助?
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馬酔木(紫)

今の時期は春の特別公開時期で普段立ち入れない講堂、本堂(本尊 阿弥陀如来坐像)、北側の中庭には、三銘椿と呼ばれる(五色散り椿・貴椿・花笠椿)があり、丁度見ごろを迎えているはず。

「方丈」も見学出来ます。 方丈は伏見にあった後西天皇の皇女の御殿を移建した建物で、内部の狩野光信筆と堂本印象筆の襖絵との襖絵が納められています。
庭は真ん中に阿弥陀三尊を現す三尊石が配置した浄土庭園です。
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奥の滝から獅子落しの音が聞こえます。
癒されると言いたいのですが、説明してくれる案内人のしゃべりが×イライラしちゃいました。
~~え~~と、、~~~え~~、なります。なります。なります。のコンビニ語のオンパレード!日本語しっかりしゃべれ!やば!
俗世が出てきた!
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「月光」

浄土に戻り。
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方丈に咲く三銘椿の中庭(向かって左から花笠椿・貴椿・五色散り椿)
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花笠椿はそれぞれ花の色が違います。グラデーションが素敵です。
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貴椿
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五色散り椿

中庭の空を覆う椿の傘
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本当に素晴らしい椿、まさに浄土の地にふさわしい花です。そういえば神社やお寺には椿を植える事が多いのですが、武家の邸では絶対に植えません。椿は花ごと地に落ちます。その姿を首斬りにかけて意味嫌うのです。
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昔から縁起かつぎしたんですね。まあ生き死にがかかってるんですから当然かな。
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水さしに浮かぶ椿
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観光の情報は【こちら】

今回のランチは出町柳の「hikari-yurari」で!
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食べログでも京都で上位の人気イタリアンを堪能しますよん~~~
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前菜「オレンジ風味の人参サラダ、マスカルポーネ添え」
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パスタ「牛と玉葱、トマトソース」
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メイン「ポークソテーと京野菜」
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デザート「キャラメルジェラードとパンナコッタ」そしてエスプレッソ!
シェフ一人で必死に10人前を手際よく作ってました。印象よかったです。

お店の情報は【こちら】

食後は出町柳のふたばで予約の「豆餅、さくら餅」をGETで北大路「嘯月 で予約のお菓子を取りに行きます。

で醍醐寺の櫻を見に行きましょう。

醍醐の櫻と言えば豊臣秀吉が行った醍醐の花見が開催された場所です。醍醐味の由来はその「花見の見事さから始った」といわれたら、なるほどとうなずけるでしょう。当時の花見場跡は上醍醐にあり、今は当時の様子をうかがい知ることはできません。
駅からはバスもあるけど並ぶのが大変です。歩けない距離ではないので、歩きましょう。住宅街を抜けてあらわれる。
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醍醐寺総門

醍醐寺は聖宝理源大師が874年に上醍醐山上で地主横尾明神という神様の示現で、醍醐水の霊泉を得て小堂宇を建立した事に始まり、醍醐、朱雀、村上天皇達が信仰され、その規模を拡張してゆき、真言宗小野流の中心大寺院として完成されました。入口の総門から下醍醐辺りが桜の名所としてしられ、この季節多くの観光客でにぎわいます。
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入口総門を超えると、両側に染井吉野の櫻の参拝道がずっと続きます。
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その参道を少し行くと左右に「三宝院」と「霊宝館」が、さらに真っすぐで仁王門を超えた向こうには下伽藍があり、有名な寺院内唯一の創建時代の建物五重塔。弁天堂、鐘楼、そのさらに奥は上醍醐と言い、薬師堂、如意輪堂、開山堂などがあります。
上醍醐、下醍醐の伽藍内は広いのですが、現在桜の数が少ないので秀頼再建の仁王門手前の参道、三宝院、霊宝館と前の参道で枝垂れ桜と染井吉野の桜を見るだけで十分に満足出来ます。
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里櫻

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霊宝院前の櫻の参道

三宝院は特別名勝で1115年、勝覚僧正が創建した本坊であり歴代座主の居住する坊でした。
外から見えるのは唐門と呼ばれる勅使門です。
朝廷の使者を迎える時のみ使用される表門はさすがに豪華です。

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参観入口横の大枝垂れ桜も美しいです。
内部は葵の間、秋草の間、勅使乃間と続き、寝殿造様式の表書院に入ります。この書院は桃山時代の建築、庭は豊臣秀吉作を伝えられる名園です。個人的には、非常に桃山の派手さと成り金好みな庭だなと思います。
書院の奥。奥宸殿の主室の主座の間に天下三大名棚の一つ醍醐棚があります。
(修学院離宮の霞棚、桂離宮の桂棚)
隣の純浄観は秀吉が槍山で花見をした際の建物を移築したといわれているそうです。
純浄観の左側の建物が本堂で弥勒菩薩を本尊とする堂があります。が!今回は拝観しません。だって撮影禁止だし、個人的に安土桃山時代の庭好きではないので、成り金ぽくって・・・なんかいや・・・なんだ。

霊宝館を拝観します。ここの染井吉野、枝垂れ桜は本当に大きくてりっぱです。
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染井吉野は樹齢400年といわれ、奥の大枝垂れ桜も見事です。
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霊宝館から見た唐門

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櫻餅と枝垂れ桜
見てよし、食べてよし!

個人的に櫻はここが一番好きですなんです。他は比較的上に櫻が咲いている事が多いので、見上げて見ないといけないけれど。ここは目の高さくらいで眺められるので首が少し楽なんです。手入れが良く巨木が多いからでしょうか?

観光の情報は【こちら】

帰宅の途中で京阪三条のキルフェボンに行きます。
三条大橋の鴨川付近の桜と雪柳
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雪柳の滝
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抹茶のティラミスのタルトをGET
帰宅後はいつもの茶会です。

和菓子
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出町柳ふたばの豆餅、櫻餅

洋菓子バージョンは「妖精の火香」日本産の有機農法栽培の紅茶と一緒にいただきます。
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この紅茶、アッサム系!色、香り、味。癖のないアッサムの中でもヌワラエリア、ディンブラエリアの特徴に似ています。


次回京草子は番外編「難波宮・桜の宮巡り」を4月16日に予定します。


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