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落窪物語

源氏物語よりも前枕草子にも記述ある鉄板ネタの「継子いじめ物語」がこの落窪物語です。

「落窪物語」

長いのでクライマっクス以外は要約で解説します。

ある中納言には娘が沢山いた。
大君、二の君はすでに婿取りを西東の対に住まわせて、三の君、四の君が、そのほかに時々通っていた天皇の娘との間に生まれた姫君が母を亡くしてこの屋敷の一番窪んだ二間に住まわせていました。
北の方(正妻)はこの高貴な生まれの姫君がうとわしくて御方、姫君など呼ばせずにそうかといって召使の名で呼ぶことも夫の手前できずにただ「落窪の君」と呼ばせていました。
中納言は北の方のいいなりでめったにこの姫君に会おうとしません。
彼女にはたのみになる乳母さえいずに、母の元で仕えていた童女の後身と呼ばれていた召使の女の子がいるだけでした。
そんな境遇に合い、早く死んでしまいたいとうつろな毎日を過ごしている慰めに箏の琴を弾いていると大変上手で、北の方は三郎君に教えるように言いつけ時々教えていました。
また慰めにお裁縫もつれずれにされるとたいそう上手で、北の方はならと三の君の裳着の衣装、婿の装束の裁縫を続続に言いつけます。
そのうち童女も三の君に仕えさせ姫君から取り上げてしまいます。
後身は名を改めて阿漕として女房に昇格しますが、本人は姫君に仕えたいので姫君の部屋に近い部屋で陰ながら姫君を支援しています。

この阿漕が右近の少将の乳母子で、小帯刀という彼氏ができ無事に夫になります。
するとこの阿漕から不幸な姫君の話が主人の右近の少将の耳に入ります。

少将耳とまりて、静かなる人間に、こまかに語らせて「あはれ、いかに思ふらむ。さるは、わかうどほり腹ななりかし。われに、かれ、みそかに逢はせよ」と宣へば
少将の言いようは
「可哀そうに天皇さんの血筋か。なら我に隠してあわせよ」

完全物珍しさですね。わざわざ人の気配のない時に小帯刀に姫君の様子を聞き出して、秘密に会わせろ!って言ってます。
いかにも遊び人風ないいようです。
気に入らなければなかったことにするし、相手の親に知られたら面倒だってとこでしょう。


少将は右大将の長男で独身の貴公子「名うてのプレーボーイ」でした。
おそらくは一晩や二晩のアバンチュールは数数してきたけれど、正式な結婚をした相手はいない。
当時の結婚は男性が女性の家を3日間連続で通って初めて成立します。その三日目の夜に餅を食べてところあらわしという披露宴を行い成立します。


小帯刀は主人の要望も無視できず、この話を妻阿漕に話すも「少将はプレーボーイでしょ!!」と一喝されて、まあ様子を見ようとします。

少将はやはり姫君の事が気になるのか小帯刀をせっつかさせます。

さればこそ、入れに入れよとは言へ。婿取らるるも、いとはしたなき心ちすべし。らうたうなほおぼえば、ここに迎へてむ」と、「さらずは、あなかまとても止みなむかし」と宣へば、「そのほどの御定め、よく承りてなむ、仕うまつるべかめる」と言へば、少将、「見てこそは定むべかなれ。そらにはいかでかは。まめやかには、なほたばかれ。よにふとは忘れじ」と宣へば、帯刀「『ふと』ぞ、あぢきなき文字ななる」と申せば、君うち笑ひたまひて、「『長く』と言はむとしつるを、言ひたがへられぬるぞや」など、うち笑ひたまひて、「これを」とて御文賜へば、

気にはなるけど深入りしたくない。
気にいったらこの屋敷に迎えるよ。まずは当人の顔を見てからね。と遊び人丸出しの少将


少将は文を何度も送るも姫君は困惑と北の方からの報復で返歌する気さえ起こりません。

そんな時に中納言家が石山寺詣でに外出します。勿論姫君は置いてけぼり、阿漕も物の障りとうそをついて外出を断ります。
そんな阿漕の元に小帯刀が共寝していた時に小雨の夜少将が牛車に乗ってやってきます。
急いで小帯刀が少将の元にきて

まづ、かいまみせさせよ」と宣へば、「しばし。心おとりもぞせさせたまふ。
物忌の姫君のやうならば」と聞ゆれば、「笠も取りあへで、袖をかづきて帰るばかり」と笑ひたまふ。

まずは垣間見させろ!
「ブスだったらどうするのか?」小帯刀の言葉に「傘もささずに袖をあてて帰るよん」と笑ってます。
まだまだ軽いのりの少将です。

邸に人の出入りが少なくなり、超ラッキーとばかり少将は小帯刀を連れてむりやり垣間見させます。
落窪に女二人、阿漕はわかったが、姫君の顔が見えない。


君出でたまへれば、「いかが。御送り仕うまつるべき。御笠は」と言へば、「妻を思へば、いたく方びく」と笑ひたまふ。
垣間見が終わったと思い、小帯刀は「帰りますか?傘は??」とブスだったんでしょとジョークで少将はいまさら帰れるか!って感じで笑い。

心のうちには、衣どもぞ萎えためる、恥づかしと思はむものぞと思ほしけれど、「はや、その人呼び出でて寝よ」と宣へば
で!!めちゃ気にいり、しまいには小帯刀に阿漕と共寝しろ!と追い出し作戦慣行

女君、なほ寝入らねば、琴を臥しながらまさぐりて、
    なべて世の憂くなる時は身隠さむいはほの中の住みか求めて
と言ひて、たみに寝入るまじければ、また人はなしと思ひて、格子を木の端にていとよう放ちて、押し上げて入りぬるに、いと恐ろしくて起き上がるほどに、ふと寄りてとらへたまふ

姫君は琴を慰めにひきながら憐れな境遇を和歌に詠んでなかなか寝付けない。すると寝るまで我慢できなくなった少将が無理やり押し入ったよ。

この異変に阿漕が気つくも小帯刀に羽交い絞めにされて身動きできない。

少将、とらへながら装束ときて臥したまひぬ。
女、恐ろしう、わびしくて、わななきたまひて泣く。
少将「いと心憂く思したるに、世の中のあはれなることも聞えむ、巌の中求めて奉らむ、とてこそ」と宣へば、誰ならむと思ふよりも、衣どものいとあやしう、袴いとわろび過ぎたる思ふに、ただ今も死ぬるものにもがなと泣くさま、いといみじげなるけしきなれば、わづらはしくおぼえて、物も言はで臥いたり。


姫君を押し倒して自分は服を脱ぎ始め、姫君の方は姫君で自分は誰に襲われているのかという恐怖より、身なりのみすぼらしさに泣いている。
少将はそれはそうだろうなと思いつつ、慰みの言葉ほどほどに「めんどくさ」と思って姫君を押し倒て情交してしまう

で初夜

あこきが臥したる所も近ければ、泣いたまふ声もほのかに聞ゆれば、さればよと思ひて
姫君のすすり泣く声で夫と少将の悪だくみにきずき、罵るも事の後だし後は姫君に恨まれるのではとそればかり気になる。

二人の悪巧みを知り夫を罵る。
今も昔も初めての夜はきちんと身なりに雰囲気、様子を整えてからというのが周りのの役目それが出来ないので姫君の面目はまるつぶれ!

疑問何故姫君の涙が「着ている着物がみすぼらしい」と思われるので号泣しているのか?ってか相手は誰!!って事が大事じゃないですか?強姦まがいですよ
とお思いの方、まず文が届いている段階で相手は検討がつく時代+近寄った時の芳香で大抵の家柄の人物がわかる時代です。

当時の貴族男子は香を焚きこめていて、高級な香木を使用している=上流階級の貴族か見当がつきます。

なので姫君の悩みは貴公子に自分のみすぼらしい身なりを見られた恥が優先されています。
当然事の後は少将は必死に弁明します。

 男君、「いとかうしもおぼいたるは、いかなるにか。人数にはあらねど、また、かうまでは嘆いたまふほどにはあらずとおぼゆる。たびたびの御文、見つとだに宣はざりしに、便なきことと見て、さ聞えでもあらばやと思ひしかども、聞えそめたてまつりてのち、いとあはれにおぼえたまひしかば。かく憎まれたてまつるべき宿世のあるなりけりと思うたまへらるれば、憂きも憂からずのみなむ」とかい抱きたてまつりて、臥したまへれば、女死ぬべき心ちしたまふ。単衣はなく、袴一つ着て、所々あらはに、身につきたるを思ふに、いといみじくとはおろかなり。涙よりも汗にしとどなり。男君も、そのけしきを、ふと見たまひて、いとほしうあはれに思ほす。よろづ多く宣へど、御いらへあるべくおぼえず、恥づかしきに、あこきを、いとつらしと思ふ。

少将の言葉でセレブリティー感どっとでています。「そんなに嘆く相手でもない私だと思うけど。何度も文を送っても返事も読んだともくれない」とおそらくは今までこんなに自分と関係を持って憂いられた事がなかったんでしょうね。
姫君を抱きしめて寝倒す。
姫君はひたすら恥ずかしくて阿漕なんでいてくれへんの!!!と嘆いている。

君がかくなきあかすだに悲しきにいとうらめしき鶏の声かな 
と詠うと

ようやく
人ごころ憂きには鶏にたぐへつつなくよりほかの声は聞かせじ
返歌
いとらうたければ、少将の君、なほざりに思ひしを、まめやかに思ひたまふ。

その歌と様子がいじらしく可愛らしく感じてすっかり気にいってしまった様子です。

ひとまず安心

どうしても現在の私たちは平安時代の男女間の性生活には違和感を持ってしまいます。
当時は仏教と儒教の考え方が大きく影響して女性は「穢れ・煩悩の元凶」している。
つまり強姦も容認されるという考えと当時の女性が積極的に性を求めるという考えはほぼないので、いやよいやよもいいのうち。

強姦という行為は少なくとも貴族間ではなかったようです。

3日間は朝があけぬうちに帰るのが決まり事後ろ髪をひかれる気持ちで少将は落窪をあとにします。

少将起きたまふに、女の衣を引き着せたまふに、単もなくて、いとつめたければ、単を脱ぎすべして起きて出でたまふ。女君、いと恥づかしきこと限りなし。

姫君の姿が可哀そうになったのか自分の下着単を姫君にかけてあげます。
これって姫君もわたさないといけないんですが、その単もない。
しかもこの行為相手が返せないと遊女相手に寝た行為と同じになるのでひどく恥ずかしいと思ったわけです。

後朝の文がそうそうに小帯刀を通じて阿漕にもたらせて、姫君に後ろめたい気持ちがあるものの、もっていかざるをえないので、あれこれ姫君に弁明します。最後に姫君もこんな姿を少将様に見られて恥ずかしいとなかなか横になってしまい文所ではありません。

この後朝の文届くのが早いほど気にいったという証になります。少将はそうそうに小帯刀に持たせたので明日も行く気満々です。

なんとか阿漕は姫君に自分も協力者でない事を必死で訴えて姫君の婿取りを応援悪戦苦闘します。
姫君も後朝の文を返さないといけない決まりですが、ひどく気落ちして臥してそれどころではありません。
姫君の髪をといたり、自分の新しい袴を貸したり。夫に少将への弁明を伝言したりと
お金持ちのおばに頼んで几帳やら調度品を急遽借りて少将がくる二晩目にそなえます。

几帳を整えていた所に少将登場

君おはしたれば、入れたてまつりぬ。女、臥したるが、うたておぼゆれば、起くれば、「苦しうおぼえたまはむに、何か起きたまふや」とて、とく臥したまひぬ。今宵は時々御いらへしたまふ。いと世になう、あるまじうおぼえたまひて、よろづに語らひたまふほどに、夜も明けぬ

少将が訪問したので姫君は起きようとしたけれど。
「苦しくなったのだから。そのまま」といって女君によりそい共寝します。
なかなか雰囲気のよい二晩目、姫君もある程度身ぎれいになったので安心して時々少将に返事をして情交をしました。
そんな二晩目ですぐに夜が明けてしまったけど、雨が降っていたし姫君の所を離れがたくて朝になっても落窪にいました。
日が昇るまでいると手洗いと粥を婿に差し出すのがならわしなのですが、姫君の所にはそういうのはなくて、阿漕が政所に行ってなんだかんだいい台所女に食べ物を分けてもらいます。
差し出された少将も姫君もそんな世間並みのおもてなしに不思議だとかどうなってるのか?とあやしと思ってます。
二晩目も成功ですね。
あとは最後の夜三夜目

今宵餅いかで参るわざもがなと思ふに、
三日目の晩に二人で餅を食べる風習がありました。そして披露宴です。阿漕はせめて三日餅の用意をしてもらうためにまた叔母に餅を頼みます。おばは餅の他にもいろいろもたせて雨の中中納言邸へ遣いを送ります。

さて三日目の晩はかなりひどい雨になり、こうなると貴人も外出は出来ません。当時の牛車は防雨対策がありませんから中もびしょぬれです。

世にふるを憂き身と思ふわが袖の濡れはじめける宵の雨かな
小帯刀が阿漕に怒られるのも怖いし少将のせいではないからと中納言邸へ行こうとします。
すると少将も徒歩でいくといいだし。豪雨の中大冒険が始まります。

大雨でずぶぬれしかも途中で検非違使に盗人に間違われて、牛の〇の上に正座させられるし踏んだりけったり。
でも二人なのとか中納言邸へ到着。

女臥したまへる所に寄りたまひて、「かくばかりあはれにて来たりとて、ふとかき抱きたまはばこそあらめ」とて、かいさぐりたまふに、袖の少し濡れたるを、男君、来ざりつるを思ひけるも、あはれにて、
    なにごとを思へるさまの袖ならむ
と宣へば、女君、
    身を知る雨のしづくなるべし
と宣へば、「今宵は、身を知るならば、いとかばかりにこそ」とて臥したまひぬ

姫君の部屋にゆき、暗がりの所で「こんな夜によくきてくださったと、抱いてくだされば」と手をまさぐると袖の端が少し濡れている。
私がこないと思って泣いたのかと思うとぐっときて

何を思って袖を濡らしているのですか?と上の句を詠むと

愛しい人がこないと知っている自分のこの雨が濡らしたのでしょう・と下の句を詠む。

少将は「今宵私がきたんですから、どんなにか思われているかおわかりになったでしょう。」と返し共寝しました。

まだ明けきらぬ夜に阿漕が二人を無理やり起こします。
三日目餅の儀式を行います。
阿漕が硯の蓋に乗った餅を夫が三つ餅妻は夫のいう数だけを食い切らずにたべるのが作法。
これで晴れて二人は夫婦になりました。
普通は床顕という披露宴があるのですが、まだ秘密の関係ですからありません。
まだ眠い二人は眠ってしまい。
阿漕が奮闘して御粥を出したりてんわわんやしてるそのまま少将は中納言邸で過ごしていると中納言一家帰宅!!!
しかも旅先で購入した鏡を入れる箱を姫君の母親の箱を貸してくれと部屋へやってきます。
少将は几帳の後ろで衣をかぶって隠れて姫君はばれないようにその後ろにいます。
姫君はあっさり箱を渡し、北の方は部屋の様子をいぶかしげに思いましたが、箱を手に入れてそれ以上詮索するのをやめます。
少将の存在にきずきません。夜のうちに少将は内裏へと向かいます。
ひとまず安心
ですが、女君の後朝の文を帯刀が落としてしまいます。それを拾ったのが蔵人の少将で三の君の夫です。
当然蔵人の少将から三の君→北の方と姫君に男が通っているのを知りますが、ここでなぜか沈黙します。

返歌が返せないうちに少将がやってきて、共寝をして「ここはゆっくり出来ないからほかに移ろう」と家出を誘います。
女君は「あなたのお考えしだいで」と同意します。

そのうち蔵人の少将が臨時の祭りで舞人に指名され装束が必要になり、北の方が姫君に縫物をあれこれ渡しにやってきます。
しかしそれを知る少将は二人の少ない夜をじゃまされたくないので、姫君に縫物をさせません。
臥してしまって共寝して生地だけが部屋にちらかっています。

あれこれお小言をいいにきた北の方の目に装束が
立ちたまふに、少将の直衣の、あとの方より出でたるを、ふと見つけて、「いで、この直衣は、いづこのぞ」と、立ちどまりて宣へば、あこき、いとわびしと思ひて、「人の縫はせに奉りたまへる」と申せば、「まづほかの物をしたまひて、ここのをおろかに思ひたまへる。もはらかくておはするに、かひなし。あなしらじらしの世や

大きに腹立ちて、「おとどこそ。この落窪の君、心あいぎやうなく、見わづらひぬれ。これ、いまして宣へ。かくばかり急ぐものを。いづこなりし几帳にやあらむ、持ち知らぬ物設けて、つい立て、入り臥し入り臥しすることよ」と宣へば

北の方が夫に縫物をしないと告げ口

少将、落窪の君とは聞かざりければ、「何の名ぞ、落窪な」と言へば、女いみじう恥づかしくて、「いさ」と、いらふ。「人の名に、いかに付けたるぞ。論なう屈したる人の名ならむ。きらきらしからぬ人の名なり。北の方、さいなみだちにけり。さがなくぞおはしますべき」と言ひ臥したまひけり

それを聞いていた少将が落窪ってだれ?女はさあ?は恥ずかしいのではぐらかす。
変な名前で、へんてこな人なんだろうね。きれいな人ではないね。北の方が嫌っているようだから変な人なんでしょう。」と寝入ってしまった。

辛いよね姫君

いなや、この落窪の君の、あなたぬに宣ふことに従はず、悪しかんなるは、なぞ。親なかんめれば、いかでよろしく思はれにしがなとこそ思はめ。かばかり急ぐに、ほかの物に手を触れざらむや何の心ぞ。夜のうちに縫ひたてずは、子とも見じ」と宣へば、女、いらへもせで、つぶつぶと泣きぬ。おとど、さ言ひかけて、帰りたまひぬ。

中納言。嫁にお小言言われて切れて姫君の所へ怒鳴り込みに!

「こら落窪!義母のいうことを聞かないとはどういうことや!義母に少しはよく思われるようにするもんだ。急ぐ仕事を他の所のを縫ってるんはどういうことや。夜のうちにでけへんかったら親でも子でもない。」と言われて姫君ボロボロ泣いているのに父親は部屋から出て行った。

人の聞くに恥づかしく、恥の限り言はれつる名を我と聞かれぬること、と思ふに、ただ今死ぬるものにもがなと、縫ひ物はしばしおしやりて、火の暗き方に向きて、いみじう泣けば、

自分の名が知られてしまった死んでしまいたいと、縫物を押しのけて暗がりで激しく泣いた。

少将、あはれに、ことわりにて、いかにげに恥づかしと思ふらむと、われもうち泣きて、「しばし入りて臥したまへれ」とて、せめて引き入れたまひて、よろづに言ひ慰めたまふ。「落窪の君」とは、この人の名を言ひけるなりけり、わが言ひつること、いかに恥づかしと思ふらむと、いとほし。継母こそあらめ、中納言さへ憎く言ひつるかな、いといみじう思ひたるにこそあめれ、いかでよくて見せてしがな、と心のうちに思ほす
 

少将はその様子を憐れに思って本当に恥ずかしいだろうなと涙を流して「ちょっとこっちへおいでと横になりなさい」と几帳の中へ引き入れていろいろ慰めの言葉をかけています。

落窪とはこの人の名だったんだ自分がいろいろ言った事も恥ずかしいとおもっているだろう。
義母はともかくとして実の父まであんなにくいものいいがあるか。
なんて憐れな 自分がとても素晴らしい人にしないといけないっと心に覚悟します

少将ようやく姫君に命になります。
それまでも姫君を愛おしいと思っていましたが、この出来事で超一筋に!!
その一筋が中納言家に一時の悲劇をもたらすのですが。

あっちなみに共寝とは一緒に寝るだけではありませんと念の為、夜のイトナミでございます。

あっついでに当時のいい女 美人の条件

①和歌がうまい

②髪の毛がきれい、長い

③嫉妬をしない

④いじらしい

⑤言うか言わないかくらいに話しをする

⑥お裁縫と染色が上手

⑦体が合う。

⑧小食

⑨適度に泣く

⑩子だくさん
  かなあぁ???不定期に続く
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