五位、六位などの、下襲の裾はさみて、笏のいと白き扇うち置きなどしてとかく行き違ひ


訳:五位・六位の位(中級から下流の間くらいの地位)のなぁ下襲の鋸(後ろに長く引いてる袖)を後ろに挟んでなぁ~~新品の笏となぁ扇を添えてんのに

続・八千代市立郷土博物館 平安装束体験



前回の蛮絵装束の体験で意外と男子装束いけるんじゃないかと思いチャレンジしようと
八千代市郷土博物館の平安装束体験に応募して無事当選しました。

汗衫体験が終了し今回は遠方からの参加という事で先生の御厚意で二着目の着装を許していただけました。ありがたやぁ~~

(2)武官束帯

なかなか体験出来ない武官束帯は四位以下の闕腋袍は動きやすい様に脇が縫われていません。文人に対して武官はその名の通り「軍事」に従事する官人です。古くは坂上田村麻呂が有名ですが、武官の所属する衛府官達は平安中期は戦がほぼなく戦う事がなくなってしまいます。
武官達は神楽舞や天皇・皇族の警護が主な従事になり、戦いとは無縁になってしまいます。

小袖





下襲

下襲の裾

半臂
脇が開いている状態なので中に着る胴着です。


闕腋袍と呼ばれ脇は縫いません。
着用して袍の上から腰の部位に革製のベルトである石帯を当てる。
袴は大口袴・表袴の2種類で大口を履き、その上に表袴を重ねて履きます。
冠も違い、柏夾と丸めて両サイドに緌がついています。

太刀

平緒

帖紙


大納言兼任以下の大将は弓と矢羽を入れた胡籙を持ちます。
この武官束帯の色は緋色なので五位の武官ですね。


桜の造花を取り付けてみました。

靴の沓
武官用の靴
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弓を持ち護衛に立ち親王さまが誕生して鳴弦の儀を行う。
本来この儀式は蔵人が行います。
が、弓を持つ武人が行うという想定で演じてみました。
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書を持つ
楽坐
足を組まずに足の裏と裏を密着させるように座ります
五位、六位などの、下襲の裾はさみて、笏のいと白き扇うち置きなどしてとかく行き違ひ、また、装束し、壺胡[竹/録](つぼやなぐひ)負ひたる随身の出で入りしたる、いとつきづきし

訳:五位・六位の位(中級から下流の間くらいの地位)のなぁ下襲の鋸(後ろに長く引いてる袖)を後ろに挟んでなぁ~~新品の笏となぁ扇を添えてんのに。めっちゃ行ったり来たりしてんのん。
あとなぁちゃんと正装してなぁ~~壺胡を背負ってんのがすごくらしい~~~やんかぁ~~~~
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桃と桜を持つ

大変貴重な装束体験をしていただけて八千代市立博物館の担当者様、装束指導をされている先生、装束班の学生さん達本当にありがとうございました。

最近よく思うのですが、自分がやりたいと要求ばかりでは、それがかなったとしても。
衣紋道の方にいやな思いをさせたり、陰で人に後ろ指をさされる事になったり誹謗中傷の的(自分ではなんでそんなにいわれのない事をいわれるのか?わからないそいわゆる空気の読めないという人だったりするものです。)になるものです。
願いを伝えそれに答えてくれたら感謝して、ダメな場合は潔く引く精神が大事なんだと思います。
今回の汗衫は中に五衣を着つけてもらえたらなと思いましたが、2着も体験させてもらえるので遠慮しました。
これは後日黒田装束店さんでお願いしようと思います。

感謝しお礼申し上げて博物館を後にします。

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