舞少納言いにしえの奈良の都の平城にあらわるの巻

今回の御題は遷都1300年祭の平城京と今を盛りに咲く五月の花の奈良を巡ります。
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近鉄奈良駅のせんと君・・・どう見てもきもい!
近鉄難波駅から約35分奈良駅で下車、そのまま依水園へ。
途中菊桜?満開をやや過ぎた所でした。GWで桜
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依水園は明治期を代表される国の名勝、前園後園をそれぞれ回遊式公園で季節毎に花の園が楽しめます。
前身は興福寺別院であったのを、明治期の実業家が公園を整備して、前園となり、後園はお茶の裏千家の家元によって整備されました。
広大な敷地内は絶景です。
前園の景色
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続いて後園
左の建物は東大寺南大門、その横は若草山、その右手が御蓋山
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特に借景の園内躑躅がド満開
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観光の情報は【こちら】

その後バスで春日大社に来ました。春日大社は藤原氏(中臣氏)の本拠地だった神様タケミカヅチノミコトをわざわざ奈良に呼び寄せた神様。その御称徳天皇時代にあつかましくも祖先と主張する神様を合祀。
香取神宮から経津主命様がそれ。気が引けたのか他の神様と合わせて迎えました。

この経津主命は天照大神様が天の岩戸に隠れた時に懸命に表に出した神様の一人と言われている。そもそも中臣氏は神事に係わる役目をした氏で、同族で不比等の血縁者のみ名のれた藤原姓の人間は政治に係われるという二極化に成功しました。
つまり、内輪で政治紛争を避けた訳です。
この神社は藤原氏の氏神様を祀る事でその名をとり春日大社と呼ばれ、時に天皇も行幸する大社となります。

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ちなみに奈良公園で暴れまくっつている鹿はここの所有。最初の神様が白い鹿にのってやってきたという逸話に由来します。
鹿おみくじは今回限定バージョン白鹿!でもヤギか羊にしか見えない。微妙な鹿
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藤原氏の氏神様の神殿らしく境内は藤の花が満開です。
砂ずりの藤は樹齢300年といわれる古木。
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本日は端午の節句 菖蒲祭です。
すごい人
本殿前で舞の奉納がありました。
演目 八仙。
中国の八人の仙人が皇帝に舞を捧げたという逸話に由来するそうです。
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そう天智天皇より賜ったこの姓に由来するのですが、ほら藤の木は自分では成長出来ません。棚か山藤は他の木に巻きついて成長します。まるで藤原氏そのものではないでしょうか?
天皇家に血縁を結ぶ事で栄え、他を圧倒し時に他氏を排除し同族で政争するまさに相応しい姓のように思います。
まあそんな事より花を楽しみましょう。
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今日のお昼はお弁当を立ち食い予定。
IMG_4145.jpg平城京遷都1300年祭の特別セット。鯖、しゃけの柿の葉と、紫蘇梅、昆布巻浅蜊佃煮、奈良漬け、穴子などなどでした。お酢がきいていて好き。
でも万葉植物園で弁当持ち込み可。しらなかっ~~た
今回は奈良に相応しく柿の葉ずしです。
お店の情報は【たなかはこちら】【平宗はこちら】

万葉植物園です。
付属の万葉植物園ではさらなる種類の藤が満開です。すごい香りに酔ってしまいました。
その他ほかでは見られないほどの沢山の藤が百花繚乱していました。

万葉集:恋しけば 形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり 山部 赤人
    訳:愛しくて形見にしょうと家に植えた藤が今歳咲いてんねん
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ジャコウ藤です。
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黒龍と?

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黒龍と?

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春日の砂ずりの藤です。
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八重黒龍です。
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長崎一歳です。

もう沢山ありすぎてどれがどれだか。もっと種類はありましたよ。

当日は子供の日節句の行事が行われ、園内の浮舞台では童子による雅楽が披露されていました。
演目 振舞
舞台を清める為に最初に舞われる舞踊です。
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かりょうびん
祇園精舎の供養の日に霊鳥が飛んで来て舞ったとされるインド系の舞です。
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胡蝶
宇多天皇の童相撲見学にわざわざ作られた舞。
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そもそも節句は中国から伝わり日本風に変えた行事で江戸時代に五節句して一年に5つ祝いました。
今でも残る七草を食べる人日1月7日、ひな祭り上巳3月3日、端午5月5日、七夕7月7日、残念なことに菊の節句重陽はすたれてしまいましたが、重陽9月9日。
1月以外はゴロ合わせ、しかも季節の変わり目春夏秋冬の節目にあたります。
季節の移り変わりを楽しんだ日本人の伝統行事です。
また京草子で紹介しますね。

春日大社の情報は【こちら】

そして近鉄で西大寺駅南口すぐのガトード・ボアに予約済のを取りに行きます。
奈良で注目のパティシエの林 雅彦シェフの店。日本人初リヨンのLa Coupe du Monde de la Patisserieで金賞を受賞した実力者。大変楽しみ!!!
今回はラギャラクシー(ムースショコラ)、エグランティーヌ(野薔薇とフランボワ―ズのパルフェ)、キャラメロン(キャラメル風ガナッシュマロンタルト)、ミルトワソン(大和茶ロールの上に大和茶ムース)を購入。
お味はギャラクシーとエグランティーヌ複雑なお味が鮮麗されてて素敵です。
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お店の情報は【こちら】

そこから徒歩で平城京の入り口朱雀門へ。
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御存じ「なんと大きな平城京」は奈良時代に元明天皇(天智天皇の皇女、天武、持統両天皇の皇太子草壁皇子の正妃)の時、藤原京から遷都した宮城です。その規模は本格的な日本初の都市計画で、唐の都長安の構造をまねた都市でした。

ちょっと前NHKドラマの大仏開眼で撮影されたスポットですね。

だだっ広いその敷地内で現在遷都祭の主要会場として多くの詣出人で賑わいます。
平城京歴史館には遣唐使船が復元してあり、シアターで遣唐使の説明や航海が勉強出来ます。
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東院と言われた東宮宮殿跡地は庭園が復元してあります。
その東院前では花と緑の春風讃華万葉花矢来花籠讃華万葉展示ブース
ここはドラマの中で吉岡秀隆が扮した吉備真備が橘諸兄(草刈正雄)に連れられ初めて安部内親王(石原さとみ)に出会うシーンで使用されました。
すみません。時間切れ写真ないです。

平城京跡資料館は当時の様子を資料を元に展示している小規模博物館。
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その他に遺構展示館といった発掘されたままの状態を見る事が出来たり、体験学習広場では平城京の生活を体験出来る施設があります。

しかし見所代表は朱雀門から一直線にある第一次大極殿。
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天皇の即位式、外国賓客の接見場で国家の重要儀式がここで執り行われていました。
復元されたばかりの建物は出来たばかりの当時を思わせます。
宮中の女官様御案内。
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ドラマ中では聖務天皇(国村準)が遷都を発布する所や阿倍内親王が即位して孝謙天皇となる場面で使用されます。
このドラマ個人的には光明皇后(浅野温子)がすごいハマってました。が阿倍内親王と真備の年齢差が現実とは違う為両者の恋愛関係化には無理がありました。実際子弟関係は事実なので内親王が真備を尊敬し寵臣したのは事実と思います。このドラマ中古代の有職を担当されたのが、あいの土山斎王群行でお世話になった南先生。さすが髪型とても素敵でした。

南門広場、朱雀門前では指定時間に衛士隊の再現をします。古代の宮城の護衛を体感できます。
GW期間中はここ朱雀門、南門広場で天平衣裳体験を行っています。

その他でも交流館、南門広場、第一次朝堂院周辺であをによしパレード実施。いろんな衣裳を着けた天平文化をイメージしたパフォ―マンスを繰り拡げます。
上記イベントは開催時間が決まっていますのでHPにて確認ください。

訪れた時はGW春と初夏の花を使っての展示が多くとても楽しかったです。
今年一年イベントが行われるそうで、いろんな時期に来て楽しめそうですね。
ただし閉館時間が土日も17時30分とは???せっかく来たのにゆっくり楽しめません。イベントはしかたないとしても館内はいかが???それと広すぎ自転車レンタル高すぎだし。もう少し配慮が必要ですね。

遷都祭の公式サイトは【こちら】
NHKドラマ情報は【こちら】

平城宮を後にして帰宅。




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