2015-12-02

舞少納言「尾張国詣で」


今回は徳川美術館の40周年記念という事で「国宝 源氏物語絵巻」が一気に公開という記事を目にして当然いくしかないでしょ~~~

尾張国&伊勢国斎宮
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朝食を電車の中でミディアプレミディのフィナンシェとSの焼き菓子、茶の輪のバームクーヘン
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斎宮駅へ
ただ開館時間かには早いので伊勢街道の一部を歩きます。関西方面からくる参拝者はこの街道を歩きました。
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雁木のある屋敷
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明治天皇行幸の御座所
実は歴代天皇の中で伊勢神宮へ行幸したのは明治天皇が初めてです。
大正天皇、昭和天皇、今上帝に至るまで現在参拝をかかしていません。

宮中にも皇祖大神は祀られていますが、これも近代になってからです。
元々宮中には天照大神は祀られていませんでした。

記紀によると祟神天皇の治世疫病が猛威をふるった時、天照大神と大和大国魂神を一緒に祀った為に起こったと神託されます。

両社は宮中を出され、大和大国魂神は紆余曲折を経て三輪山へ。
天照大神はその後各地を転々としてようやく伊勢の地に落ち着いたと記述されています。

しかしあくまでも記紀の書かれた時代にいきさつが書かれただけで事実だといえば???これまた???

事実伊勢神宮を現在の地に建立し、伊勢神宮の祭事を確立したのは持統天皇です。

しかし何故大和大国魂神はそんなに祟ったのでしょうか?
一説に大和大国魂神=大物主=大国主と言われています。
大国主といえば天照大神に「国ゆずり」をした神様です。
そう「国を譲る代わりに自分を祀れ」と条件をだしたあの逸話で有名ですよね。
国をゆずったのに自分と一緒に祀るとはけしからん!!!という話し、しかもさらに祟りは続き、ようやく大物主の子孫に大和に祀る事で決着して疫病はなくなり五穀豊饒になったと記述しています。

その後の天照大神は放浪者か追放者のように各地を転々とさまよいます。

歴代天皇は自らの皇祖神を祀らずに臣下(大中臣氏)に祀らせたのでしょうか?
そして何故歴代天皇は伊勢神宮行幸を行わなかったのでしょうか?

などなど大変に謎の多い神様です。
いまだ謎です。

確かな事は伊勢神宮が現在の地に祀った持統天皇とその曾孫聖武天皇は伊勢まで行幸したものの伊勢神宮へは行っていません。
桓武天皇は皇太子時代に病気併願を願い参拝したものの天皇在位時は一度もありません。病気がよくなり、天皇に即位出来たのにもかかわらすです。

そして天皇の御杖代斎宮も伊勢から離れた明和に住み、重要行事の時のみ伊勢神宮に行幸、しかも儀式に参加するというよりも見守る役割でした。

伊勢神宮は江戸時代まで「天皇のみが天皇が直接親拝して幣帛を奉ったり、天皇の使い・勅使を派遣して奉幣する」
事が出来る唯一の神宮でした。(私幣禁断)
江戸時代流行したおかげ参りも実は外宮豊受大神への参宮でした。

天皇家の祖先なのに天皇が祀らない。
そういえば古代より「大国主命」「スサノオ」「大物主命」など敗者である神を天皇家は祀っていました。

天皇に直接関わる重要な神々を祀る八神殿は古代から神祇官西院に衰退したのち江戸時代には吉田神社境内・白川家邸内にそれぞれ設られて、現在は宮中三殿に祀られています。

重要な五神は神産日神・高御産日神・玉積産日神・生産日神・足産日神
これに大宮売神(内侍の神格化)、御食津神(食物神)、事代主神(言葉の神様)
???なのに参拝し始めたのが明治以降・・・・
不思議な神様ですね。

話を元に戻して伊勢街道を歩きます。
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格子戸の屋敷
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古い家が点在しています。
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近くの竹神社を参拝します。
竹連の祖・宇加之日子の子である吉志比古が、皇太神を奉じて伊勢御巡幸の倭姫命に供奉したのがこの社の初めだそうです。
元は古里公園のある字中垣内に鎮座していましたが、明治にこの地に移転したのだそうです。
その前はこの地に斎宮の宮殿があり現在「斎宮跡」だったと考えられています。

梶の木
古くは神事に使用された木ですが、「七夕」の五色の糸を吊るした葉として平安時代から使われていました。
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榊の木
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拝殿と本殿
境内はさざんかのはなで満開
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銀杏の木
ついでに伊勢街道の花も一緒に


観光の情報は【こちら】

史跡公園
「さいくうの平安の社」
前回6月に来た時には工事中でしたが完成していました。
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正殿
儀式で斎宮寮長官の出座する建物
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西脇殿
屋内の儀式、饗宴の建物

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駅の傍に「IMG_9532_20151202084244d98.jpg
歴史体験館">いつきの宮歴史体験館」を本年二度目の訪問です。
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中は寝殿造りで建てられていて、斎宮が乗った輿や双六、貴族の生活遊びなどの紹介展示があります。
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香りを着物に移すのが嗜みでした。

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琵琶
男女とわず貴族の嗜み
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中に着こんでいた肌着と手持ちの袴を着て
まずは袿姿で三脚で撮影
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几帳と壁 代を背に鎌倉以降の女性公家の衣装で

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袿姿で貝覆い

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秋の薬玉を手にして

10時30分から予約の平安装束体験へ。

こちらの装束は京都黒田装束店の品物大変高価で正絹製、色合わせは「源氏物語宿木」にでてくる女房の装束を再現した品物です。
表着は桃色で唐衣が赤や~~~若め装束~~~

実は今から8年前くらいに一度着ていますが、ブログ開始前だったため二回目の装束体験です。
でも前回から装束を新調されていますので、かなり綺麗です。

頭には垂髪と橘簪と日蔭糸紐を付けて

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小袖 袴
江戸時代の宮中の内侍の日常着
巫女さん姿
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単衣朽葉色幸菱紋綾 掛衿付
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五衣八重梅紋綾躑躅襲比翼仕立裏付
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打衣藤色無地綾裏紋付
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表着紅梅地藤立湧三色窠紋裏付
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唐衣蘇芳色亀甲地向蝶紋綾裏小菱紋綾
と裳
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舞少納言」完成

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襲ねが綺麗
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座り姿
膝をついて十二単衣(女房装束)はこの角度が一番綺麗ではえると思います。

平安時代の女性皇族貴族の歩き方は膝をすりすりしながらあるいていました。
今の日本人よりも背が低いのにさらに膝歩きって・・・・。
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斎宮から伊勢市へ。
前回6月に訪問した時は外宮を訪れました。
今回は内宮を訪れます。
伊勢市からバスで「内宮前」で下車します。

伊勢神宮とは外宮内宮その他に伊勢に点在する神社の総称で一つの神社ではありません。
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ここ内宮は皇室の祖先の神「天照大神」をお祀りした社です。五鈴川の奥まった場所にひっそりと祀られています。
いろいろと不思議な神宮なのですが、それは前回の伊勢詣でで草子したのでここでは省きますね。

今日は12月1日毎月1日は月の始まり、神社に初月詣でを行う行事で「朔おかげ参り」として早朝多くの参拝客で賑わうのだそうです。
その参拝客の為に早朝「朔市」と称しておかげ横丁で市が開催されます。早朝4時から8時まで・・・・・・。
行けるわけないので・・・・・そんなにおのぼり様ではないので・・・・・。

とにかく朔日参り行います。
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宇治橋
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御手洗川
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五十鈴川
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内宮(本殿)
伊勢神宮では御願い事をする社ではありません。

何を願うのか?
「こうしていられるのも天照大神さまのおかげです」と感謝するのです。
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ここで唯一願い事が出来るのは「荒祭社」
天照坐皇大御神荒御魂を祀る社のみです。
天照大神さまの荒々しい魂を祀る社です。
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紅葉
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さざんか
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御参り後はすがすがしい気持ちになれます。
はおかげ横丁で伊勢宮忠へ。
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参道は江戸時代に流行したお伊勢参りで賑わう商店を当時の建物でわくわくします。
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宮忠さんは神具を販売されているお店です。
折敷き6寸を取りにいきます。


この後一路特急で近鉄名古屋へ。
駅からバスで徳川美術館へ
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徳川御三家筆頭徳川家康の九男・徳川義直を祖とする尾張徳川家伝来の大名道具を展示公開している公益財団法人徳川黎明会が運営する私立美術館です。
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第19代当主侯爵・徳川義親が1931年、財団法人尾張徳川黎明会(その後財団法人徳川黎明会と改称)を創設した事に始まります。
同財団により1935年、尾張徳川家名古屋別邸跡の現在地に開館しました。

これにより尾張藩は明治政府の廃藩置県で没落した大名の私有文化財を拡散を防ぐことに成功します。
当時科せられた税は元武士階級には相当な負担であり、各大名家は私有財産を手放さざるを得ず大きな損失を出したといわれます。

尾張徳川家はいち早く美術館を造る事で保存する事が出来ました。

主に尾張徳川家伝来の家康縁の品

義直遺愛品

武具

尾張徳川家に嫁いだ姫君たちが持参した婚礼調度
徳川家光の長女千代姫が、尾張家2代藩主徳川光友に嫁いだ際の婚礼調度類

日本最古の望遠鏡

及び奥御殿使用の品
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そして国宝 源氏物語絵巻
収蔵品はいつも展示されていません。
今回は特に他の所蔵されている源氏物語絵巻も借りて一気に展示されるきわめて珍しい企画展です。
いつもは館所有の一点のみしかも秋限定ですからかなり貴重です。


源氏物語絵巻は
平安時代末期の作品国宝に指定され、作者不明。
現在の研究では絵師や書家のグループによる分担で製作されたようです。

徳川美術館では絵15面・詞28面(蓬生、関屋、絵合(詞のみ)、柏木、横笛、竹河、橋姫、早蕨、宿木、東屋の各帖を所有しています。
他には五島美術館に絵4面・詞9面(鈴虫、夕霧、御法の各帖)を所蔵し、このほか、東京国立博物館に若紫の巻の絵の断簡が。書芸文化院の春敬記念書道文庫に飯島春敬が収集した末摘花、松風、常夏、柏木の詞書の断簡が、その他数箇所に若紫、薄雲、少女、蛍、柏木の詞書の断簡が所蔵されています。
但し個人蔵とされているものは現在所在不明だそうです。

本物と複製品も展示され当時の色彩の美しさもかいまみれますね。

平安時代末期の物とい今も見る事が出来るなんて・・・・・・感無量・・・・・日本の美を大切にする精神の極みですね~~~

観光の情報は【こちら】
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徳川美術館の傍にある和菓子店「芳光」さんへ。
事前に予約済みのお勧め季節の生菓子を御迎えに~~~

お店の情報は【こちら】

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では名古屋を離れ特急と急行・準急で帰途

帰宅後のおみや
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Author:mai syonagon
京都好き、歴史好き、ショッピング好き、温泉好き、グルメ好き。
凝り性な乙女座、A型、金星人、六白金星なわたしです。

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