「舞少納言京草子発刊5周年記念企画」

京草子を始めてはや五年・・・・長かったような短かったような・・・。
という訳でひと区切りという意味も込めて京都でも特にお薦め名所をベスト10形式でご紹介
もちろんまだ訪れていない観光スポットも沢山ありますから、あくまで京草子で紹介した中でご紹介します。



第10位  霊鑑寺

承応三年後水尾上皇と大典侍・園光子(後の壬生院・後光明天皇生母)の皇女宗澄女王が剃髪し入寺するため開基された尼門跡寺院(門跡寺院とは皇室摂関家の子女が住職を務めている寺院の事で大変格式の高い寺でした)です
奈良後期から藤原氏出身の皇后が続くと、皇女や女王達が皇后として冊立されなくなります。
すると彼女達はその身分の高さから結婚相手は摂関家の適齢期の相手に限られほとんど独身で過ごすことを余儀なくなれます。
皇女のほとんどが既存の跡寺院に入るかもしくは新しく開基して得度して入寺するのが慣例化してゆきます

その中にはまだ年はもいかぬ方もいて、そのため尼寺の門跡寺院には御所人形など皇女達の縁のおもちゃが現在沢山門跡寺院で残っています。

霊鑑寺の書院は後西上皇(後水尾上皇の親王)の御殿を移築したもので、当時の絢爛豪華な院御殿を見ることができます

本堂は徳川家斉が寄進した建物です。
実は家斉は一橋家の嫡男であったのですが、徳川宗家の世継ぎ徳川家基が急死したのをうけ、家治の養子に入り本家を継承します。
家基には婚約者がいました。
それが閑院宮典仁親王王女 宗恭女王です。

当時の婚約は結婚と同じとされ、幼かった女王は剃髪して門跡寺院の霊鑑寺へ入寺します。
家斉は先代の世継ぎの婚約者に大変気にかけ寺院への寄進をすすんで行ったのです。

現在霊鑑寺は春秋の特別公開時のみの拝観ですが、特に春椿の庭が美しく必見です。
特に樹齢400年という後水尾上皇御愛の椿「月光」は特に見ごたえがあります。

10位なのは春秋の限られた時期だけしか拝観出来ない事とその中でも椿、紅葉共に見頃がかなり限定されるためです。
ぜひ行っていただきたい寺院ですが今回は10位にしました。

丁度春の季節には「南禅寺」→「哲学の道」→「霊鑑寺」→「法然寺」でいかがでしょうか?

観光の情報は【こちら】

第9位   原谷苑

最近はツアーバスでも観光客を受け入れている原谷苑さんは個人所有のお庭を春の桜の時期だけ公開している庭園です。
明治の昔村瀬岩次郎さんが鷹峯にて山林業を経営されていました。縁あってこの原谷の地を所有します。
その地に桜の植えた所育ち、隠居した二代目常太郎氏が庭の桜の手入れをされていました。

すると近所で評判になり現在桜と紅葉の時期だけ公開する原谷苑として開園します。

園内は広いのですが急こう配の斜面もありますが、枝垂れ桜が満開の際には桜のトンネルとなり大変な美しさです。
だいたい4月中旬、仁和寺の御室桜が満開か、散り始めくらいの時期に咲き、まさ絶景かなぁぁ~~という言葉がぴったりです。桜以外にも枝垂れ梅、れんぎょう、ぼけ、雪柳と春の花が百花繚乱の名の如く咲いています。

公開時期はできればまだ人手の少ない午前中がお薦め、公開時は立命館前から市バスが出ていますが便が少ないので金閣寺でタクシーで行くのが良いかもです。
桜の時期には絶対訪問地ですが、時期が限定される事とアクセスが悪いためこの順位となりました。

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第8位 平野神社

北野地区にある平安時代からの桜の名所、京都の数多い神社の中で大神を敬称に持つ「平野大神」さまを祀る平野神社は奈良の昔、光仁天皇の後宮で夫人の高野新笠が宮殿内で信仰していた社でした。

彼女の息子桓武天皇が山城国に遷都した際に平安京へ共に現在の場所に移築され、以来天皇家からも崇拝を受ける由緒のある神社です。

実はこの神様百済国に鎮座していた神様で百済滅亡の際、亡命した百済王家と共に移ってきた「今木大神」「久度大神」「姫大神」「古開大神」
今木とは「今来た神様」の変化で異国の神様なんです。久度神社という神社が昔百済亡命者のに与えられた土地に建立されているのでやは渡来神様です。

本家朝鮮半島では李王家が朝鮮半島を治めた際に「儒教」を国教のようにしてしまったために仏教や神信仰などの他の信仰は著しく衰退してしまいます。
日本に移った事で残った貴重な信仰ですね。
境内は桜の園だ!!!

こちらが原種という桜が何本もあり、いろんな桜の種類が4月初めから末まで、そして10月から3月まで咲く寒桜も楽しめる桜マニアには必見の名所です。

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第7位 東福寺

京の南東にある大寺院東福寺は摂政九条道家により奈良の東大寺と興福寺にあやかり「東」と「福」の字を取り、京都最大の大伽藍を造営しようと嘉禎2年 (1236年)から建長7年(1255年)までに完成しました。

足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、永く京都最大の禅苑として栄華を極め兵火を受けることなく明治に至りました。
現在テレビや映画の時代劇の際に撮影される有名スポットです。

山門、本堂、方丈、庫裡、開山堂、普門院など荘厳で貴重な建築物が今も残る文化財の宝庫です。

方丈の庭園も苔の市松模様とサツキの美しさで有名ですが、特に通天橋からの風景は絶景で5月前後の新緑の頃、秋の紅葉の頃にはまさに紅葉の海が広がります。

紅葉の頃は京随一の名所なので早朝からものすごい人~最近は温暖化の影響で色ずきも悪くやはり新緑の頃と皐月の頃、近くの塔頭「天得院」の桔梗の咲く夏に特別拝観がある時期もお勧めです。

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第6位 妙心寺 大法院&退蔵院 

京都でも天皇開山の大寺院妙心寺は代々天皇の子息法親王が門跡を務める天皇家縁の寺院
春は桜、藤、秋は紅葉と楽しめます。
大法院は妙心寺の頭塔で抹茶とお菓子でお庭を見ながら600円まったりほっこり京都です。
退蔵院は平安朝の庭と枯山水の庭園そして、水琴窟の音色です。

第5位  醍醐寺

御存じ「太閤天下の花見の舞台」だった醍醐寺です。
聖宝理源大師が貞観16年(874)に上醍醐山上で地主横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得、小堂宇を建立して、准胝、如意輪の両観音像を安置したのに始まる。そののち醍醐・朱雀・村上三帝のご信仰がよせられ、延喜7年(907)には醍醐天皇の御願による薬師堂が建立され、五大堂も落成するに至って上醍醐の伽藍が完成した。それに引き続くように下醍醐の地に伽藍の建立が計画され、延長4年(926)に釈迦堂が建立。ついで天暦5年(951)に五重塔が落成し、下伽藍の完成をみた。
現在も大伽藍の寺院として繁栄しています。
桜はすばらしく樹齢100年近い大木のしだれ桜が沢山あります。
また紅葉もすばらしく太閤は桜の後は紅葉を開催する予定だったと言われています。

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 第4位京都御苑と仙洞御所

この京都御苑には元土御門東洞院殿という光厳天皇の里内裏が定着して以降明治天皇が遷都の為に東京に移住するまでの約550年御所、大宮御所、仙洞御所、その周辺には公家、皇族の屋敷が立ち並ぶセレブリティーの生活空間でした。
明治天皇と一緒に公家達も住まいを移し、残ったがこの広い土地でした。
その跡地を岩倉 具視が旧慣保存を目的に保存した後に戦後公園として整備されました。
四季を通じ市内にありながら、静かな自然と古式ゆかしい建築物が目に美しい皆の憩いの場所です。
無料で日和の良い日は本当にいいですよ。
四季楽しめる+無料で第4位です。

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御所は【こちら】
第三位 梅宮大社

松尾大社のやや西側にひっそりとたたずむ社大社と名はすれどその境内はひっそりとおくゆかしい趣があります。
こちらは嵯峨天皇皇后橘嘉智子が奈良にあった氏社を「嵯峨離宮」の近くに移転させた神社です。
元々橘三千代が元明天皇から橘姓を賜り、山城国相楽郡にあった社を祀り始めたのが創始とされています。
その子諸兄、光明皇后と牟漏女王らにより奈良へ移転後、さらに時代をさかのぼり現在の地に落ち着きます。
祭神は
酒解神(大山祇神)←  母方の祖父
大若子神(瓊々杵尊)←  父
小若子神(火遠理命)← 子供
酒解子神(木花咲耶姫)←母

という関係の御祭神です。このパターン多いです。ちかも近くの松尾大社も同じ大山祇神を祀る神様です。
日本は古来から山に囲まれていましたから山の神は多く祀られていたんでしょうね。

酒の神様という事で京都の酒造業の信仰が多かったですが、橘嘉智子に子がなかったが当社に祈願したことで仁明天皇を授かったといわれ「子授けやお産」の神とも信仰が多かったそうです。

こちらはその名の通り梅の名所ですが、神苑では季節さまざまな草花が手入れされ茶室と池もあり、大変綺麗です。
ぜひにゆっくりうっとりしてほしいものです。
さまざまな季節とゆっくり出来る穴場という事で3位です。

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第2位 京都府立植物園

公的な施設なので低価格で季節の草花やそれを目当てにくる鳥など本当に楽しめる場所です。

日本で最初の公立植物園924年(大正13年)1月1日に開園しました。
1946年(昭和21年)から連合国軍に接収され閉園後1961年(昭和36年)4月に再開されました。

園内に面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられています。
花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室、北半分は半木(なからぎ)の森自然に近い森を利用した生態植物園などがあります。薔薇園からの比叡山の眺めは素晴らしいですよ。
春は梅椿桃桜牡丹、夏は薔薇、水連、蓮、菖蒲、紫陽花、秋は秋明菊、菊、秋桜、紅葉、冬さざんか、冬椿、蝋梅などなど~~~書きつくせない。

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さて~~~~第1位は????





第一位 桂離宮

江戸時代の17世紀皇族の八条宮別邸として創設された建築群と庭園からなる面積は約7万平方メートルの宮内庁管轄です。
回遊式の庭園は日本庭園の傑作とされ国内外から高い評価をされています。
建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風で構成されています。
この桂の地は、古くから貴族の別荘地として知られ、平安時代には藤原道長の別荘桂殿があった場所です。
この地に八条宮家初代の智仁親王により基礎が築かれ、八条宮家2代の智忠親王(1619年 - 1662年)に引き継がれ、加賀藩富姫が嫁いだのを財政基盤が整い数十年間をかけて整備されました。
大変小さな場所に日本全国を旅したような世界観があり、1時間は短い様な長いようななんともいえない時を過ごせます。
事前予約が必要ですが京都に来る際は絶対に見てほしい場所です!!!

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