2013-10-27

賀茂へまゐる道に

訳:賀茂(社)へお参りしにいく道になぁ~~~

さあ行楽の秋京へ

今日は「上賀茂手作り市」を楽しみに行きます。
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で訪れた場所は上賀茂神社です。
御祭神さまは後方にある神山に降臨された厄除(やくよけ)明神・落雷除・電気産業の守護神「賀茂別雷大神」です。

創建は諸説あるものの古代豪族賀茂氏の本拠地であるこの地に氏神として祀った社が始まりとされ、天武天皇の御代に社殿が築かれたといわれています。

別雷大神は母玉依媛命が加茂川の上流から流れてきた丹塗矢を床に置いた翌日に懐妊し誕生した神様です。
その母と祖父である賀茂建角身命を御祀りした下鴨神社(正式名称:賀茂御租神社)とは対の神社で知られます。
丹塗矢が父親というのですがこの矢の正体は松尾の神「大山咋神」とも乙訓神社の雷神とも言われていますがはっきりしません。玉櫛媛と大物主の結婚の際にも良く似た話がありますので、矢は男性の象徴といえますね。

古代においては家族形態は母系社会であり、男を矢に称え素性がはっきりさせないのは当時の結婚は通い婚が主流だったのと関わっていたと考えられます。

賀茂社は平安京へ遷都以前古墳時代から朝廷でも知られ厚く信仰されていましたが、やはり転機となったのが平安京への遷都です。

桓武天皇は都から鬼門の方向にあったこの神社を王城鎮護社として厚く祀りました。
またその息子嵯峨天皇の御代に起こった平城上皇の乱(薬子の乱)では嵯峨天皇が内乱平定を願い「国家鎮護の社」と定め、無事に平定した時には皇女を御杖代として斎として神に奉仕させると祈願した事で神社の権威はアゲアゲ

平定後には勅願通り皇后腹の有智子内親王を斎院とし以後、伊勢神宮の斎王以上の権威を持ち、主に歴代天皇の内親王が賀茂社で「神の巫女」として奉仕していました。

特に平安時代中期「大斎院」と呼ばれた村上天皇と中宮安子の末娘選子内親王が斎院であった円融、花山、一条、三条、後一条天皇の御世では王朝風雅の影響もあり、斎院の住まいは文化サロンとして貴族たちの注目を集め文学や和歌の発信地として優雅を極めていた地でもあります。ひらいていました。

清少納言や紫式部のお話に良く出てきますよ。

この神社の名は知らなくても「葵祭」は有名ですよね。

この祭りの起源は古く6世紀欽明天皇の御代といわれています。
日本国中が風水害に見舞われた時に卜部伊吉若日子に占わせられたところ、「賀茂大神の祟り」である占いました。

そして4月吉日を選び馬に鈴を懸け、人は猪頭をかむり駆馳して盛大に祭りを行わせた事が賀茂祭の起源と言われています。

ト部で選ばれた天皇家の女子が身を清めた生活を経て斎院として賀茂神社へ天皇の使いとして向かう「群行」が現在一番有名な葵祭りのメインイベントです。「京の三大祭」の一つで知られますね。

現在では「斎王代」という斎院の代理を務める女性が選らばれ一年を通して賀茂社の行事に従事します。

今日はこちらは境内に雑貨、陶器、食品などいろんなお店250店もの出店がある市です。

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境内の「斎王桜」やや遅咲きの八重桜の大木は春には素晴らしく咲き誇ります。

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神馬舎
昔は神様に馬を奉納していました。

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藤ばかまが咲く境内
藤ばかまは平安時代の香袋、着物に忍ばせて香りを楽しみました。
すでに満開を過ぎ香りも飛んでいました残念

現在「式年遷宮」に向け工事中につき
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御洗川
玉依姫がこの川で遊んでいる所に「矢」が流れてきて屋敷へ持ち帰っていったとされています。

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細殿と立砂

この御殿は天皇の行幸や賀茂斎院が滞在した際に入られる江戸前期建築建物重要文化財です。

神の現れた場所をさす言葉の語源「たつ」を現した形が立砂、後に鬼門に盛る「盛り塩」の語源と言われています。

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幣殿
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楼門
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本殿

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もと来た道を戻り「「手作り市」
京都ならではの京焼き、雑貨、お菓子などなど本当に沢山出店していますね。

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朝食にベーグルとハード系のパン&コーヒー


観光の情報は【こちら】

手作り市の情報は【こちら】

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再びバスで出町柳に戻り御所近くの町家フレンチ「epice」でランチを頂きます。

実はこのお店だいぶ以前に通りを歩いていた時に目にとまった事があり、???暖簾のデザインが「戎」さん!
エビスビールのビアホースかな???と思っていた気になるお店でした。後日フレンチレストランと知ったんです。その名は「エピス」とはフランス語でスパイスという意味、スパイスを使ったフレンチ店ではなくスパイスの様な存在でいたいというオーナーさんのポリシーからだそうです。
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外見は100年は越そうかという風な京町家、鰻の寝床特有の長細い建物やや暗めの落ちついた間接照明に京ならではの華やかな内装の演出~~~ワクワクします。
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壷庭
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前菜の盛り合わせ
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椎茸のスープ
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メイン・若鳥シ―ドルソース野菜添え

全体的に普通な感じ、スープとメインの鳥は美味しかったが、内装の割にサービスがスムーズでなく愛想もいうほどなく・・・可もなく不可もなくリピートはないかな~~~

カフェはエスプレッソで

ん~~~最近はイタリアンが多かった京ランチですがたまにはフレンチいいですね。


お店の情報は【こちら】


ランチにはデザートをつけなかったので場所を変えて~~~デザートです~~~!
もうお腹にはいらないと良くいいますが、デザートは別腹~~~

さて今日は日曜有名甘処は長蛇の列だろう、どこにするか?大きな問題です。
ここは穴場の「いせはん」さんへ!
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出町柳の甘処「いせはん」あんみつやわらび餅、アイスクリーム、季節限定のパフェが人気です。外装内装ともいたって普通、でもこういうお店が意外と美味しいかったりするんですね。
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もちろん今日は「秋の実りパフェ」もうこの響きにノックアウト~~~
栗は大きくて、上の豆乳アイス!栗ときなこのアイス、アクセントの八ツ橋と蕎麦ボーロ、バナナ、ドライ無花果がはし休めになり寒天と甘すぎずの黒糖のゼリー~~~最高です。しかも人が少なくてこれで1150円安い~~~~良いお店です。

秋は淋しげで物悲しくやや陰鬱な季節を感じます。そんな季節ですが、収穫の月でもあり大変食べ物の豊かな季節でもあります。そんな季節のてんこ盛りパフェ最高!!!

お店の情報は【こちら】


出町ふたばさんでいつもの予約の和菓子を頂きにいきます。
「名代豆餅」「栗餅」「亥の子餅」「福豆大福芋バージョン」
もう紹介する必要なしの有名店行列はもはや出町名物となっています。
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さざんか

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「金木犀」と森林の良い香りが俗世の疲れを癒してくれます。

河合神社の道途中に金木犀が!
好き(一部でえぇ~~~御手洗臭い~~~という意見もありますが、これは昭和に下水処理が十分ではない頃、庶民がその香りを消すために庭に植えた事が関係し、消臭剤の多くがこの香りを発売していた事からだそうでうす。)です。舞は好き大好き!!!

中国大陸では桂花と呼ばれ原産は中国南部、日本へは雄木だけが江戸時代に持ち込まれました。

上品でいながら甘く高い香りは秋に相応しい~~今年は天候不順で例年なら今頃は盛りを過ぎているのですが、今が丁度見頃ならぬ匂い頃です。

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その後徒歩で下鴨神社にある河合神社をお参りします。

河合神社の正式名称は鴨河合坐小社宅といい古くは秦氏が婚姻を機会に祭祀権を受けた賀茂社の社家に祀られていた屋敷神だったそうです。
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本殿
下鴨神社の第一末社で神武天皇の母である玉依姫が御祭神様なので安産育児、縁結び、学業、長寿の女性守護神の神様です。
しかも玉依媛命は「玉の様に美しい」といわれ美人で有名な姫だったので「美麗祈願」として注目を集め始めている美麗の社です。

ここには鏡絵馬という絵馬が置いていて、出来れば自分の化粧品で鏡形の絵馬に自画像を描いて神社に奉納すると美顔を約束されると女子には夢の様なパワースポットです。
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で!!!祈願~~~
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木枠にはめられた絵馬に一緒に並べます。

そういえば今月は「神無月」とも言います。まあ旧暦でのという事なので本来は今の11月末???あたりなんでしょうが・・。

玉依姫様出雲に行っておいでないのでしたら、御戻りになられたら絵馬を見てくださいませ!
お願い致します~~~~

なんてね~~~
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頂いた御供物「神米」です。御利益ありますように!!!

この河合神社は文学の世界とも関わりのある神社です。
平安鎌倉期に活躍した弧高の歌人、文人であった鴨長明の父は賀茂御租神社の禰宜でした。禰宜の子息として育った長明は少年期に従五位下に任じられ賀茂社に神官として従事してました。しかしその父を早く亡くした為に21歳の時、一族の祐兼との賀茂御租神社の禰宜の地位を争う権力闘争に敗北し神祇の地位を捨てました。
彼どうやら人間関係がうまく構築できないタイプ、一族からも軽んじられたんです。
その後就活をせず和歌と琵琶を学び祖母の家で居候、31歳の時にさすがにまずいと居候を止め独立草庵でひっそり暮らします。
老年期の46歳で後鳥羽院のお声ががかりでようやく和歌壇で活躍し始め和歌所の寄人に出世華やかな宮中生活を体験します。

和歌の才にほれ込んだ後鳥羽院は長明に賀茂御租神社の末社「河合神社」の禰宜の地位を与えようとしますが、これまたも鴨祐兼に反対され断念させられます。

すると完全に後鳥羽院の言葉もきかずに宮中の要職を辞して出家し、洛北大原に隠遁した後、世の無常と人生のはかなさを書いた随筆を始めます。
こらが三大随筆と言われる一つ「方丈記」です。

「行く川の流れは絶えずして、しかも もとの水にあらず。淀みに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止まる事なし。世の中にある人と住家と、またかくの如し。」

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執筆したのは日野の草庵であったとされていますが、昨年の方丈記誕生800年祭にちなみ縁のある河合神社内に草庵を復元したそうです。
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広さ1丈(約3m)畳5帖半程度の簡素な鎌倉期の移動式住宅が長明の寂しい晩年を想像出来ます。
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間口、奥行とも一丈四方ということから「方丈」、ここで随筆を書いたので「方丈記」と呼ばれています。
なんか「つれずれ草」「方丈記」は正直ウジウジしすぎていまいち好きにならず・・・・・。
今もいまいちテンションあがらない~~~

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御洗川

糺の森
下鴨神社に向かう参道の両側にある南北の小川の周りは古来かからの自然の状態が保たれている森が広がります。
その位置から古代の遺物が発見されており、神事も行われていた場所でもあったそうです。
今は秋の静寂さと冬支度へ向かう緑の木々が印象的です。

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見頃納めの萩

観光の情報は【こちら】


それから「四条」へまずは大好き「仙太郎京都大丸店」さんで季節の栗和菓子&限定和菓子をGETして、祇園へまずは八坂神社の境内で汲みあげられている御神水を分けて頂き西門を抜けて高台寺、そして清水寺へ行く道は王道京都観光ルートを歩きます。

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京菓匠 栗阿彌高台寺店を訪問します。

こちらはその名の通り「栗和菓子」が一押しの和菓子店です。舞ザ祇園ド真ん中のお店見逃していました。
ここでその店名ににもある「栗阿彌」を頂きます。

お店の情報は【こちら】

そして宇治茶の祇園辻利高台寺店で「壷切茶」を頂き(このお茶葉後日茶草子で紹介します)、 小君を二年坂まで送ってから法観寺「八坂の塔」へ拝観します。
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こちらはまだ桓武天皇が京へ遷都する以前にこの辺りに渡来した八坂氏が仏を祀った五重塔です。その創建は飛鳥時代といいますから相当古いです。
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しかし幾多の戦火と火災にあい境内は後世の室町時代の再建です。
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が、塔の中心部分は飛鳥時代の物であり、大変貴重です。
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塔内の阿弥陀如来像

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不定期で拝観出来、塔の上にも登る事も可能です。
塔の上から見る祇園の風景も秋風と気持ちよくよい眺めです。
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境内には季節の花つわぶきの花が咲いています。

外の慌ただしさが嘘の様に静かな空間です。
は~~~しばし寂を楽しむ


観光の情報は【こちら】
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高台寺・祇園周辺はまさに華やかな京の町並み

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秋季節過ぎに可憐に咲く萩の花
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町中の紫式部が満開です。
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二年坂は観光客でいっぱいです。


京の秋を持ちかえり帰宅後のおみやの数数~~~秋は秋る(厭きる)事はありません。
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凝り性な乙女座、A型、金星人、六白金星なわたしです。

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