朝露にぬれたる朝ぼけらの櫻におとらず。

訳:朝露になぁ~濡れててなぁ~朝にぼや~~としてる櫻にも見劣りせえへんでぇ~~~

今回は朝の桜を見に行く為に、大阪市内で仮眠して早朝の出発なので前日から

宮使え後に阿倍野の「柿安ダイニング三尺三寸箸」で夕食!

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美味しいのとそうではないの差が激しいのが難点。
惣菜系は美味しいのに・・・メインがいまいちというのが多いあんでかな~~~柿安なのに!

仮眠場所のスパワールド

やっと寒い冬を乗り越え、春の陽気~~~しかしかなり急激に~~~かなり早くに・・・・・予想外でした

春の京都を満喫します。
今年の桜の開花状況は京都市内でもすいぶんと差があるようで満開や満開間近じか5分咲きとバラバラです。まァ様子を見ながらお花見を長期間楽しめるという風に考えればいいんですね。
今日は長め旅~~~


で「嵐山」へ。

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阪急嵐山のホームですでに満開の桜並木テンション


嵐山は平安時代に貴族の山荘が乱立する雅な別荘地でした。
当時は渡月橋が掛かる川で舟遊びや野遊び、優雅に雅楽や舞踊、和歌会など催されていたでしょう。

嵐山公園で桜花見三昧です~~~ここってすごく観光化されていてイマイチ好きではないんですが、今回桜ではかかせない場所なのでセレクトしました。


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嵐山公園
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染井吉野
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枝垂れ桜

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渡月橋と桜
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嵐山の風景

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嵐山のチンチン電車で市内へ~~~この京福電車の嵐電北野線で鳴滝~宇多野間が70本の染井吉野の桜並木は通称「嵐電桜のトンネル」として大正15年3月の北野線の全線開通を記念して植栽された桜です。


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車窓から桜のトンネルが~~~ひゃ~~綺麗~~~の~~~

観光の情報は【こちら】


途中宇多野で下車して桜と電車を激写!しつつ「福王子」のバス停で乗車して「山越」で下車します。
なんでこんな田舎に???

こちらに隠れ桜名所を巡るため!

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広沢池
この池は平安中期に人工的に作られた池周囲が1.3Kもある日本三沢の一つ、観音島にお堂と弁天堂があり現在は鯉の養殖は行われています。
古来から観月の池として知られ

やどしもつ 月の光の大沢は いかにいつとも 広沢の池 西行法師

名月や池をめぐりて夜もすがら   松尾芭蕉


近くには京都では知られた。いや隠れ桜スポット16代目桜守佐野藤右衛門さんの「植藤造園」の桜園「佐野園」を拝見します。
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こちらは京都で天保年間創業御室御所の造園を担った一族の佐野家の庭園です。
佐野家を有名にしたのが先代藤右衛門さん、一番有名な円山公園の枝垂れ桜の一代目を守り二代目を造り出し、その思いをご子息現在の16代目当主が継ぎ現在は他に桂離宮、修学院離宮の造園、海外では日本庭園の造営、管理をされている京都では有名な桜医さんです。
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観光客向けに造園されていないので雑然とした庭園ですが、いろんな桜が楽しめる穴場です。
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主に祗園枝垂れ桜
こちらの祗園枝垂れ桜は円山公園にある二代目枝垂れ桜の兄弟木達です。
藤右衛門さんは染井吉野は皆同じに見えてあまりお好きではないそうです。染井吉野はそういえばあまり見ませんでした。

他の桜も一緒に楽しめる様になっています。
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台湾緋桜

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他にも遅咲きの八重桜の木がありましたがまだ蕾も固いこれからですね。
観光客様に作られた庭園ではなく、植樹と保護調査や造園を依頼する客人様に公開されていると思われますので遠慮がちに桜を楽しみました。
朝早かったので観光客も少なめゆっくり楽しめました。


観光の情報は【こちら】


京都駅へ。
JR伊勢丹京都の地下食品売り場をウロウロします。観光客向けのブランドが多いというのが伊勢丹京都店の特徴です。
地下1階の土井志ば漬け本舖、上林春松本店(綾鷹で有名ですよね)、丸久小山園(製造、販売の両方を手掛け毎年茶の品評会の上位入賞している宇治茶メーカー)、仙太郎などなどを探索した後、地下2階の「老舗お弁当コーナー」へ直行、前もって花見弁当を予約しているんです。
そのお弁当とは???
ランチタイムまでおあずけ~~~~

さてお弁当を片手にいざ蹴上へ。


花見にお弁当~~~王道でしょう!!!
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地下鉄蹴上からすぐの蹴上インクラインでお花見ランチ~~~
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京都と琵琶湖を結ぶ水路「琵琶湖疎水」水道用水の確保や船での交通の充実を図るために明治時代に建設されました。インクラインは、船が上がれない急な坂を貨車を使って引っ張り上げるための線路の跡ですが、後に発展した電車や自動車の普及で開発が中止された夢の跡、現在は両側に植えられた桜の名所として知られます。

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日本人はどうしてこんなに桜が好きなんでしょうか?

ないとはいいませんが、花見でお弁当をひろげて楽しむ趣向は独特です。
よくいわれるのはその満開の見事さと花が散る様子、見頃の短さが日本人の情緒にうったえ好まれるのだといいますが。専門家は桜の開花時期が農耕の始りと季節が重なる事を指摘されています。農耕の始りを告げる花=桜だった事も大きいでしょう。

坂口安吾が小説で書いていましたが、「桜の下には女の死体があって、だから毎年美しい花を咲かせる」のだとか。ホラーな感じですがなるほどこの美しさはどことなく狂気に似た魔的な物を感じます。


奈良以前花見と言えば梅でした。しかもそれを楽しんだのは裕福な一部の貴族や皇族、王族だけのものでした。
その梅の花見は日本固有の花の一つ桜に取って替わります。

やはり楽しんだのは奈良時代と同じ支配層で庶民にそんな余裕はありませんでした。主に庶民が花見を楽しんだのは吉田兼好の徒然草で記述される鎌倉時代ぐらいからとされ、概ね江戸時代に庶民の間で一般的になったといわれています。
花見が盛んに行われたのが徳川吉宗の時代、吉宗といえば庶民の娯楽であった歌舞伎などの興行娯楽を禁止したり、質素倹約を奨励し派手な風俗を改めた将軍です。
さすがに娯楽なしではガス抜きが出来ないと考え花見で庶民の娯楽を奨励の為に隅田川(隅田川の植林には地盤強化の為もあると言われています。)、飛鳥山に桜を植えさせたり、花見という娯楽を定着させました。「暴れん坊将軍」あっぱれ~~~VV

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では待ちに待ったお弁当開封~~~&綾鷹のお茶(ペットボトルで全国区の中ではこちらのお茶が美味しい)
お箸もお手拭きも高級な感じでいいです~~~
ジャジャジャア~~~~ン~~~今回は「辻留」さんのお弁当です。

京都出張料理屋として超有名店です。比較的新しい明治創業のこちら(京都では明治創業は新参者扱いです)は
初代辻留次郎から二代目嘉一氏はNHK「きょうの料理」に出演されていた料理研究家、現社長で三代目だそうです。
留次郎氏は裏千家の十三世家元圓能斎宗室から茶懐石について学び、お茶席などに料理人が出向いて懐石料理をつくる出張専門の料理店を始められました。

玄人通の出張懐石料理店が辻留のルーツです。現在は東京でもお店で頂く事も出来るそうです。

茶懐石料理の王道をお弁当という形にして再現したお料理5250円確かに高いけれど十分納得させてくれるはず。

5250円!お弁当としては高額ですが、こちらの懐石を頂こうとしたら三万はするでしょう。
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開封~~~

懐石料理の基本は

旬のものを使う
素材の持ち味を生かす
親切心や心配りをもって調理する
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見た目は地味ですがこのお弁当にもその極意が垣間見えます。
鯛の切り身にすし飯を挿んで桜の葉で巻いたすし、しょうがは桜の花びらにみたてています。

花見団子に見立てた魚のすり身
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綺麗にまかれた出し巻き卵~~~名人技
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このしゃけの厚みと味のこささすが~~~辻留とうなるお弁当でした。
おかずの一つ一つに確かな仕事が見え、お味は素材の味を生かしたとても上品な味わいです。
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桜吹雪の中、頂く京料理~~~あぁ日本人でよかったと感じる瞬間ですね。

ここから徒歩で約10分で今日が特別拝観の初日「霊鑑寺」を訪問します。
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途中の南禅寺の山桜

通常は非公開の寺院なんですが、春と秋だけ公開されている元は後水尾天皇の皇女多利宮が開基で皇女、王女が明治まで門跡を務める元門跡寺院「谷の御所」と呼ばれる由緒正しいお寺です。
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後西天皇院御所から移築した書院は尼宮の居間として相応しい豪華な建物で、内部には入れませんが四季花鳥図伝狩野派の華麗な障壁画に彩られ遠くから見る事が出来ます。
以前は内部に入れなかったのですが、今回は書院に入る事が出来ました。御所にあった建物だけに荘厳です。

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北より 上段の間  二の間( 中段の間 )三の間( 下段の間 )

拝観時には第12代将軍徳川家斉から寄進されたお雛様が二体飾られていました。
実は家斉の異母兄の家基は時期将軍として期待されながら、閑院宮典仁親王王女 宗恭女王と婚約していましたが突然の死去にともない女王は出家して入寺していました。家斉は将軍就任後も霊鑑寺を優遇していたといいます。


二の間から  西へ四の間( 仙人の間 )  ・  五の間 ( 応挙の間 )

南と東面に  広縁 ( 畳廊下 )

上段の間は床・棚・平書院を備え格天井張り、二の間との 室境には筬欄間


年の若い尼達の慰めに御所人形、雛人形や、かるたなどの遺愛の品も雅です。
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こちらは椿の名所としても有名です。

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崑崙黒
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散椿
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後水尾天皇が愛でた樹齢400年の日光椿

後水尾天皇が椿を好んだ事から広い庭内には三十種以上の名椿が植えられています。今年は咲きが早かったのか花つきは悪かったです。ちょっと残念
なかでも後水尾天皇が愛でた樹齢400年の日光椿(京都市指定天然記念物)や、散椿、白牡丹椿、舞鶴椿など美しい花が咲き匂います。

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書院の庭園を巡る回遊式庭園
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鹿ヶ谷と呼ばれている地域ならでは急な階段を登ります。
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舞鶴

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おそらく椿


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紅八重侘助

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永楽
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秋の山
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雪中花
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ローゼフローラ

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奴椿

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月光
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書院前の前庭
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椿から書院を望む
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霊鑑寺を出て近くに法然院の内部がこちらも特別拝観されています。

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山門
こちらも以前紹介しましたが、素敵なお庭があります。

鎌倉初頭に仏教を庶民に広めた浄土宗の開祖「法然上人」の草庵跡を江戸時代中期知恩院の萬無和尚により念仏道場を創建した事に始まります。
法然上人は当時天皇家、皇族、貴族など特権階級にのみ許された仏教を「念仏をとなえるだけで極楽浄土に行ける」と説いて廻った人物です。当時の下層級のみならず特権階級の人までも衝撃的な行動でした。
何故なら大金を使い寺院建立や寺院改修を後押ししていた彼らにそんな行動は関係ないと言っているに久しかったのです。その法然上人が事件に巻き込まれます。当時の後鳥羽上皇の愛妾二人が院の留守中に法然上人の弟子によって出家してしまったからです。
院は法然上人の関与はないと知りながら、得度させた二人の僧を処刑、目障りな法然と親鷲を流刑にしてしまいます。今や浄土宗と浄土真宗は大きな宗派です。
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方丈前庭今回は方丈を公開中です。
方丈は撮影禁止なのですが後西天皇の皇女の御殿を移築したものです。

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月光 こちらのは満開でした。
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椿の庭 (五色散り椿・貴椿・花笠椿)
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散り椿

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雪柳とれんぎょう
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すぐ傍の「哲学の道」の桜
こちら日本画家の橋本関雪の夫人が植えられて育った桜です。
川沿いに満開に咲く桜は本当に風情がありますね。


JR伊勢丹で購入した和菓子を頂きます。

仙太郎さんは舞の大好きな京都の和菓子店、創業明治19年という京都では新参者の店ですが、本当に美味しいです。材料を国産品に限定し、国内農業の育成と保護も経営理念にされしかも美味しい和菓子を製造するという姿勢が味に反映させています。確かに少し高いですが、量と他の老舗和菓子店と比較してもCPはかなりいいです。
人気商品は御存じもなか、六万焼き、おはぎで季節限定の和菓子もおすすめです。
仙太郎さんの一押しは「ぼた餅」です。
ぼた餅は出荷できないお米「ぼた」を荒く砕いてあんこで包んだ農作業中のおやつだったお菓子です。
その後、春秋の御彼岸の際に先祖にお供えする様になりました。「ほらじいちゃんばあちゃんの好きなぼた餅よ。農作業の時よく食べたわね~~~」という感じでお供えしたんでしょうね。
春は、牡丹の花の様だされ「牡丹餅→ぼたもち」。秋は、小豆のつぶが萩の花の咲き乱れている様だとされ「萩の餅」「お萩」と言います。
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仙太郎さんは四季かわらず「ぼた餅」と呼び、その姿も大きめです。
なによりモチモチでむちっとしたうるち米にまじってアクセントの紫蘇が甘いあんこに合って超美味しいですよ。
少しお高いですが、ボリュームを考えるとOK

今のお薦めは「桜ぼた餅」しょっぱあま~~~美味しい~~ですよん。

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「桜餅」「おはぎ」「花見団子」
むち~~とした団子と桜の葉のしょっぱさとほのかに甘いあんこがベストマッチ!仙太郎自慢の3品です。

はあぁ~早朝から遊びました~~~遊び疲れ~~~



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