せちは五月にしく月はなし。

訳:節句は五月にかなう月はないねんなぁ

青紅葉の京へ!いざゆかん
今回は大好きな事前拝観必要な「桂離宮」を訪れます。

後陽成天皇の弟宮で、一時期関白秀吉の猶子となった八条宮初代智仁親王が宮家の別邸として1615年から建築させた桂の山荘です。

当初の古書院の建物から始まり二代智忠親王が前田家の姫君を正室に迎えた事で財政が安定して後、増築や改修を行い現在の書院、茶室、庭園が完成しました。時の後水尾上皇の行幸も受け修学院離宮建築にも影響を与えたともいわれています。
四季折々に楽しめる嗜好がなされて京都でも大好きな場所です。京草子でも季節になると度々紹介しています。

桂駅からバスで桂離宮前徒歩5分程度で到着です。
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桂垣
離宮内の後方の竹を折り曲げて笹の葉を垣にしています。桂特有の手法です。

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穂垣

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表門
桂離宮の正門檜丸太を門柱に扉と袖垣を割竹を木賊張りにした門です。現在は皇族、国賓クラスの訪問にしか開けない特別な時以外開門されません。
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穂垣の反対側に紅葉と松のちいさな庭があります。
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参観者出入口
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桂川から引いた用水路
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住吉の松
隠しの松でわざと景色を見せない様にしてワクワク感を演出しています。
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御幸門に行く左側に舟着き場があります。桂離宮は舟遊びも出来たんです。
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御幸門
棟門形式であべまきの皮付き丸太柱に茅葺屋根、割り竹に簀子をはっています。
桂離宮の特徴でもある初めに出会う「調和と不調和」の門です。
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御幸道
正門から御幸門へ通じる道、現在は天皇皇后皇族のみ通用される道です。
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御幸道の青紅葉
「青笑う」
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青紅葉と御幸門
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紅葉の馬場
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土橋
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外腰掛けに行く前の景色も素敵!霧島躑躅が満開です。
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松琴亭の待合場所、向かいの島津藩献上の蘇鉄山を見ながら

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外腰掛
寄棟茅葺屋根をくぬぎの皮付き丸太の柱で吹放しの二間腰掛け左の板戸は砂雪隠があります。
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灯篭と升型の手洗いのデザインがスタイリッシュ~~
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桂離宮には沢山の灯篭が置いています。これはの夜舟遊びや月見に景色を見る為に用いられました。形も様々で遊び心が感じられますね。
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松琴亭までの小道には霧島躑躅の嵐です。
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手前洲浜と中に天の橋建て後方に松琴亭
灯篭を海の灯台を見立て砂浜を石で表現した構成にしてあります。
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先の小島は石橋で繋いで右手に延びる造形は天の橋立てに見立てています。
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古書院を後方に見て
このあたりは海に見立てられて製作されたそうです。すごくアングルが美しいので写真に没頭しすぎて池に落ちる人も年に数人いるとの事、時折休憩時間のみの撮影を言われる時にはあ~~最近落ちたのかな~~なんて思ったりします。

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松琴亭
桂離宮一番の格式を持つ茶室、茅葺入母屋造り屋根の妻にある扁額は後陽成天皇の辰筆です。
その名は村上天皇女御斎宮女御の和歌「の音に峰の風通ふらしいずれの緒より調べそめけむ」からとられ名つけられました。

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松琴亭の裏側の庭
これも見ようによっては海岸線に見えますね。
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一間の市松模様の襖が斬新で、この部屋から眺める左の天橋立に見立てた池の景色は海を想像出来ます。
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二間の互い違いの棚も見所です。

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ここからの御庭や書院の風景は格別です。
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松琴亭の内部の戸棚の引き手は花籠の細工です。
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戸も網状に交差させている手のこったものです。
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松琴亭から庭を望む昔の人はここから景色を楽しみながらお茶を頂いたんですね。
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お茶を沸かした水場
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この松琴亭にも樹の皮をそのまま建物に用いたりしていて、ここにも鮮麗を素朴さが同居しています。
完璧なのにわざと不調和を取り入れて、でも乱さずに調和しています。そこがまた斬新でウイットにとんて昔なのに今風なセンスがすごい!!!
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また海の景色
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古書院を望む
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月波楼を望む
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土橋

ここからは桂離宮の一番の高台に向かいます。
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途中樹の根が出た様子が奥山を連想させます。
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木々から松琴亭を眺めます。
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飛び石の道
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高台からの景色
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ここ修学院離宮に似ています。修学院離宮は後水尾上皇が建てた離宮で、上皇も建築前にこの桂離宮を行幸されたので参考にされたんでしょうね。
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賞花亭
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桂離宮の一番上にある峠の茶屋風建物お茶屋、カジュアル一服。離宮で一番高い場所でもあります。真の良い眺めですね。
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景色がいいです。
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下った所にも霧島躑躅の花がきれい
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またも海の風景
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古書院と霧島躑躅
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園林堂に向かう飛び石
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園林堂の青紅葉
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本瓦葺宝形造りの屋根、唐破風向拝の持仏堂ですが、以前は桂宮家の位牌、細川幽斎の画像がありました。

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土橋と海の景色
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青紅葉と海の景色
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霧島躑躅と青紅葉
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飛び石
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笑意軒
茅葺寄棟、こけら葺きの廂をつけた屋根は田舎屋風の茶室です。
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襖の引きかねは舟の竿型細工です。
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引き戸が弓矢の細工です。
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こちらも斬新な造りで小窓は船の窓の様に、又壁には波の模様がまた素敵!!!
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笑意軒からの景色
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書院前の霧島躑躅
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古書院
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中書院
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新御殿

古書院は初代八条宮の創建当時からの建物で、新御殿は子の智忠親王の時に着手、後水尾上皇御行幸は養子で上皇の皇子でもあった穏仁親王の時に完成し上皇を迎えた御殿です。

桂離宮の本殿にあたる建物ですが内部は非公開なんです。数寄屋造り、書院造りの最高峰です・・・残念です。
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月見台
満月の夜を楽しんでいたのでしょう。
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書院前は霧島躑躅の名所です。
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目の前の池は桂川の水を引き込んでいて、舟遊びもされたそうです。だただ優雅そのままおしゃれですね。
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紅葉の襖と引き戸に糸巻きの細工です。
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御茶の水場
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山の景色
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海の景色
月波楼
こけら葺き寄棟の屋根、半吹放しの茶室屋根舟底天井や窓ぎわを船の建築がほどかされていて、船に乗って海の風景を見ている様に感じさせる粋な作りです。
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ここからの松琴亭の眺めが素晴らしいです。
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脇の古書院
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<中門
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御輿寄
桂離宮書院の入り口

いつきても桂離宮には日本の景色が凝縮された場所で京都郊外ですが、ぜひ行ってほしい場所です。
森、丘、海、山特に海への憧れを寄せた昔の風流人の優雅を体験出来るでしょう。
さて宮内庁管轄の特別拝観地は団体行動で案内人が誘導説明してくれるのですが、やはりその都度案内人さんに特徴があります。
今日の案内人の方はすっどくおしゃべりで通常1時間の拝観がなんと1時間30分!
ランチを予約していたのですっごくひやひやしました・・・。

桂離宮はいつが一番良い季節にいけばいいのか?

これは難しいんですね。季節それぞれ楽しみがありますので、個人的には庭園に咲く霧島躑躅の時期、新緑の紅葉の頃の5月でしょうか?紅葉は最近温暖化のせいかかつての美しさが???残念です。


拝観後は京都市内へ向かいます。

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ランチは五条河原町通りを南下した「オステリアヴェント」訪問します。昨年食べログ順位がUPした注目イタリアン
そのです。

評価はいかに???
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前菜(鴨のスモーク、鯛のカルパッチョ、海老のマリネ、トウモロコシの?忘れた)
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万願寺とうがらしとしらすのオイルソース
前菜&パスタ&コーヒーで1600円(税別)をセレクトしました。デザートはそのあとで!!!


お店の情報は【こちら】
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食後に五条河原町にある「市比賣神社」にお守りを納めに行きます。
この神社は桓武天皇期平安初期時代から市場の守り神として祀られ、御祭神が全て女神様であるので女性の守り神とされています。
良縁・子授け・安産等にご利益があると信仰されています。
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特に「女人厄除け」の神社として有名です。
歴代皇后の信仰が篤くて現在も「皇后陛下勅願所」です。

マンションに繋がりにひっそりとある小さな神社です。
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境内には落陽の七名水の一つ「天之八塩(あめのやしお)」は現在も名水として茶会、花展・書展等に用いられています。
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絵馬を掛け、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられています。やってみます~~~ミハ~~~

参拝後はいつもの府立植物園を訪問です。

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ここは本当に大好きで京草子でも良く季節毎に紹介していますから御存じの方は多いはずです。

今はどんな花が咲いているのでしょう。山吹や牡丹、石楠花、藤はどうでしょう。
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まずは初夏の花アイスランドポピー
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ビオラ
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チューリップ咲いてます。
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躑躅
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水琴窟もあります。
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水車今年になって水が流れ水車が回る様になりました。田舎な感じがいいです。
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青笑う
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半木の神社
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小手毬

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牡丹満開です。
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アネモネ
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シャガ
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石楠花
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チューリップいろいろ

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躑躅も見頃
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山吹終わりかけですね。残念~~~
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イチハツ(一初)早咲きのアヤメ

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足が疲れたので同じ烏丸御池の小川通りにある「繭カフェ」でティーブレイクです。
大好きな京町家のカフェです。
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ここは明治三十八年創業の手描友禅屋丸益西村屋さんの大正末期から昭和初期に建てられた建物で、 築80年以上経過した歴史的建造物です。
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今は京友禅の体験が出来たり、着物体験着付け、町家カフェや友禅の土産もの、ギャラリーをオープンされています。
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店内も昭和です。
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ここのカフェ一押しがワッフルなのでいただきま~~~す。
日本酒に漬けたレーズンのバニラ&抹茶のジェラードつきワッフル
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中にもレーズンが!ファフェア系ワッフルでした。焼き立てです!!!

ほっこりタイム~~~


お店の情報は【こちら】







帰宅後はいつもの茶会です!!!
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