男山の峰のもみじ葉、さぞ名は立つや、さぞ名は立つや。
訳:男山の峰のもみじの葉じゃあないけど めっちゃ有名になるでぇ~2
京都の名所が紅葉
の赤に染まる頃、いざゆかん京へ上らん。男山ではありませんが京都の紅葉名所に行きます。今年は少し見ごろが遅かったのでちょいと色付きが心配です。
今回は阪急の桂で下車して、「桂離宮」を特別拝観します。事前予約要、大好きな所です。
桂離宮は後陽成天皇
の弟宮八条宮智仁親王
が元和元年(1615年)頃に建築させた山荘です。
八条宮は一時期太閤秀吉の養子とし後継ぎとして考えたものの秀頼が誕生した為、宮家を設立し政治とは無縁の世界風雅に生きた人物でした。
その山荘をその子智忠親王が前田藩主の息女富姫と婚姻した事で財政的に豊かになった際、復興、増築しました。
寛文2年(1662年)に今の中書院、新御殿、月波楼、松琴亭、賞花亭、笑意軒等が完成します。後水尾上皇も離宮建築の際には行幸して参考にしたと言われています。
長く八条家の山荘であったのをその血筋が絶えた後、明治16年(1881年)宮内庁管理となり今日にでは私達も拝観出来る様になりました。
現皇室の皆さまも時折訪問し、お楽しみになるそうです。
書院内部は公開されていませんが、一部建物を外から拝観ながら歩くお庭
は素晴らしくまさに「日本の美」に相応しいといえます。
桂離宮は建築物として海外での評価は高く、名高い建築家達は設計する建物を桂離宮の様式を取り入れたりもするそうです。
それはひとえにドイツの建築家
ブルーノ・タウト
の著書
でその美しさを紹介した「日本美の再発見を」等で世界から注目された為でした。
ドイツ人20世紀初めに活躍したこの建築家は近代住宅建築の先駆者の一人であり、一時期日本に亡命し長期間滞在しジャポニズムに触れた数少ない文化人でした。
彼は桂離宮を「泣きたくなるほど美しい」と絶賛しました。
確かにこれほど完璧な美の集合体は多数の文化遺産を持つ古都でも飛びぬけているのは間違いありません。

表門
現在の表門は皇族が訪問した際にしか開門されません。


離宮の周りは竹垣に囲まれた松林に苔、静寂と風雅が同居する場所です。


色ずく紅葉

御幸門

桂離宮の正門、普段は開門されず天皇上皇達が行幸した際に使用されたといわれる。その柱は丸太のまま加工されずに利用され茅葺屋根という風流な門です。後水尾上皇行幸時に建築されたといわれています。

手前に御所車の車寄せがあります。

まだ青紅葉
紅葉山

外腰掛
茶席の際の待合場所、隣に砂のせっちん(御手洗い)があり、正面には島津家献上の蘇鉄山がみえる嗜好の庭。

冬じたく中の蘇鉄

その前には自然石と加工石を匠に配列させた石畳が続きます。

洲浜
黒い小石を敷き並べえて浜の様に再現し先端に灯台に見立てた灯篭が置いてあります。

天の橋立
遠い海
に憧れ名所天の橋立を池を海に見立てて作られています。なかなか旅行できない時代です。その思いは大きかったのでしょう。この桂離宮にも海を感じます。

松琴亭



茅葺屋根入母屋造りの茶室です。襖絵が白と青の市松模様で斬新なデザインです。ここからの書院の眺めも素晴らしいですよ。

松琴亭から書院と月波楼を望む。


賞花亭








桂離宮の一番の展望地にあります。上から桂離宮を見ている感じです。

園林堂
持仏堂現在はなにも安置されていません。

額は後水尾上皇筆
です。


笑意軒

額は良恕法親王筆です。




田舎風茶室その内部はとてもしゃれていて子舟をイメージした内装が本当に風雅ですね。

古書院、中書院、新御殿。


古書院の前には月見台
があります。ここからの庭の眺めは素晴らしいにつきます。桂離宮は月を眺める為の庭といってもいいでしょう。

大海に映える満月の夜に月見台からそして子舟
に乗り込み、灯篭の光だけで進む姿はまさに平安貴族の御遊びそのままにさぞ雅でしたでしょう。

月波楼









さざんか
池
を海に建物を船に見立て設計された茶室です。ここでもやはり海への憧れが感じられますね。

御腰寄
書院の玄関口
一枚岩の沓置き場は6人の沓
が置けるので「六つの沓」と呼ばれているそうです。


舟遊びや歌の会、月見など当時の宮の風流な遊びをしていたのだと想像すると本当に素敵です。




すべての行程を終えるとだいたい1時間ほどで終了します。
観光の情報は【こちら】

中村軒
観光後は京都市内に向かい「パティスリーS」
と近くのロトス洋菓子店
でお菓子をGETした後はフレンチ ラ プレーヌ リュヌで予約ランチです。




二―ス風茶碗蒸し 天使の蝦

牛蒡のスープ

牛のアーモンドソース

アプリコットのタルトとキャラメルとバニラのアイスクリーム
このところイタリアンが多かったのですが、久々のフレンチ!!!さてどんなでしょうか?
お店の情報は【こちら】
食後おなかいっぱいになった後は北山の京都府立植物園を訪問します。



ここは良く紹介していますね。府立なので安いのですがとても広範囲に季節の花々が楽しめる植物園です。
今は菊と紅葉でしょうか?













菊











観光後は北大路の嘯月で予約の和菓子と四条でケーキをピックアップします。
小君と祗園の辻利で待ち合わせて帰宅します。

時計まわりでパティスリーS、ロトス洋菓子店の焼菓子

中村軒栗まろ



薔薇とフランボワ―ズのソースのムース

ではいつものお茶会です。
京都の名所が紅葉

今回は阪急の桂で下車して、「桂離宮」を特別拝観します。事前予約要、大好きな所です。
桂離宮は後陽成天皇


八条宮は一時期太閤秀吉の養子とし後継ぎとして考えたものの秀頼が誕生した為、宮家を設立し政治とは無縁の世界風雅に生きた人物でした。
その山荘をその子智忠親王が前田藩主の息女富姫と婚姻した事で財政的に豊かになった際、復興、増築しました。
寛文2年(1662年)に今の中書院、新御殿、月波楼、松琴亭、賞花亭、笑意軒等が完成します。後水尾上皇も離宮建築の際には行幸して参考にしたと言われています。
長く八条家の山荘であったのをその血筋が絶えた後、明治16年(1881年)宮内庁管理となり今日にでは私達も拝観出来る様になりました。
現皇室の皆さまも時折訪問し、お楽しみになるそうです。
書院内部は公開されていませんが、一部建物を外から拝観ながら歩くお庭

桂離宮は建築物として海外での評価は高く、名高い建築家達は設計する建物を桂離宮の様式を取り入れたりもするそうです。
それはひとえにドイツの建築家



ドイツ人20世紀初めに活躍したこの建築家は近代住宅建築の先駆者の一人であり、一時期日本に亡命し長期間滞在しジャポニズムに触れた数少ない文化人でした。
彼は桂離宮を「泣きたくなるほど美しい」と絶賛しました。
確かにこれほど完璧な美の集合体は多数の文化遺産を持つ古都でも飛びぬけているのは間違いありません。

表門
現在の表門は皇族が訪問した際にしか開門されません。


離宮の周りは竹垣に囲まれた松林に苔、静寂と風雅が同居する場所です。


色ずく紅葉

御幸門

桂離宮の正門、普段は開門されず天皇上皇達が行幸した際に使用されたといわれる。その柱は丸太のまま加工されずに利用され茅葺屋根という風流な門です。後水尾上皇行幸時に建築されたといわれています。

手前に御所車の車寄せがあります。

まだ青紅葉
紅葉山

外腰掛
茶席の際の待合場所、隣に砂のせっちん(御手洗い)があり、正面には島津家献上の蘇鉄山がみえる嗜好の庭。

冬じたく中の蘇鉄

その前には自然石と加工石を匠に配列させた石畳が続きます。

洲浜
黒い小石を敷き並べえて浜の様に再現し先端に灯台に見立てた灯篭が置いてあります。

天の橋立
遠い海


松琴亭



茅葺屋根入母屋造りの茶室です。襖絵が白と青の市松模様で斬新なデザインです。ここからの書院の眺めも素晴らしいですよ。

松琴亭から書院と月波楼を望む。


賞花亭








桂離宮の一番の展望地にあります。上から桂離宮を見ている感じです。

園林堂
持仏堂現在はなにも安置されていません。

額は後水尾上皇筆



笑意軒

額は良恕法親王筆です。




田舎風茶室その内部はとてもしゃれていて子舟をイメージした内装が本当に風雅ですね。

古書院、中書院、新御殿。


古書院の前には月見台


大海に映える満月の夜に月見台からそして子舟


月波楼









さざんか
池


御腰寄
書院の玄関口
一枚岩の沓置き場は6人の沓



舟遊びや歌の会、月見など当時の宮の風流な遊びをしていたのだと想像すると本当に素敵です。




すべての行程を終えるとだいたい1時間ほどで終了します。
観光の情報は【こちら】

中村軒
観光後は京都市内に向かい「パティスリーS」






二―ス風茶碗蒸し 天使の蝦

牛蒡のスープ

牛のアーモンドソース

アプリコットのタルトとキャラメルとバニラのアイスクリーム
このところイタリアンが多かったのですが、久々のフレンチ!!!さてどんなでしょうか?
お店の情報は【こちら】
食後おなかいっぱいになった後は北山の京都府立植物園を訪問します。



ここは良く紹介していますね。府立なので安いのですがとても広範囲に季節の花々が楽しめる植物園です。
今は菊と紅葉でしょうか?













菊











観光後は北大路の嘯月で予約の和菓子と四条でケーキをピックアップします。
小君と祗園の辻利で待ち合わせて帰宅します。

時計まわりでパティスリーS、ロトス洋菓子店の焼菓子

中村軒栗まろ



薔薇とフランボワ―ズのソースのムース

ではいつものお茶会です。
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