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京草子 雅な京都絵日記時々詣で 日常
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とくゆかしきもの 巻染、むら濃、くくり物など染めたる第三弾その弐紅餅を作るそして

紅餅作りその二

紅花を寝かせ2日目
水分を絞り、発酵した紅花を少しずつすり鉢で擦り、洗濯用ネットに入れていく。
だいぶ赤みが増したようで、この花寝かせをしすぎると黒くなり使いものにならなくなります。

更にネットの中の紅花を丸めて3CM弱になるように押しつぶし、薄い円形状の形に整えます。
これを網目状のネットのような物に置いて、屋上の洗濯置き場に置きます。

これを天気のよい日に直射日光の下で乾燥させます。
本来は夏作業、初冬の今どんくらい乾燥するかは未知数ですが。
今年のうちに染めつけに入りたいので、むりくりですが・・・・・・・・・・・・乾燥させます。


保存は紙袋で風通しのいい日陰!!どこやねんそこは??


最終出来上がった紅餅はどうもパリパリ感と粘着度が低そうで・・・・・・・・・・・
ネットで調べるとどうやら冷凍もあり、しかも常温解凍で3時間の放置で発酵出来るそうです。
とりあえず、紅餅を冷凍にして寒い冬まで寝かせることにしました。

更に寒くなったら染料にして染付します。


完成して乾燥した紅餅の色が気に入らず、その後冷凍後解凍でこの作業が3時間で済む事が!!!

やってみました冷凍
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からのすり鉢でする
&こたつで解凍からの洗濯ネットにIN1Lの水に10CCの酢を加えたものにに入れて時々もむ一昼夜放置
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この液が染液となるのでキープ
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無紋羅と米紗
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米紗を藍に染めました。
中倍に使用する絹以外に染めるもの
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さらに水で黄色の色素をさらに揉んでだし洗濯機で洗い脱水。これである程度黄色色素が出て赤色と少しの黄色が残ります。

これに10%に炭酸カリウムを500MLの水にいれて揉む揉む揉むを繰り返し紅色をはがしていきます。

先の染料に混ぜる。さらにこの工程を繰り返し紅花の色素がなくなるまでその後クエン酸10%をいれてかき回す。

泡がたつ!!!発酵OK
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ここであまり発色せず、理由判明クエン酸の量がたらない。ここでドラッグストアへ

からのここで脱脂綿と移入からの火にかける。からの手が熱くならないくらい40℃にしてかき回す。
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綿に色がつく。からの温度を調整。
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ここに500MLの水、炭酸カリウム10%をかきまぜて、綿を揉む。
色が移っていきます。
これは綿が黄色の染料をすわないという特性をいかした作業です。

しばらくかき回して時々火をかけて止めるを繰り返す。
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放置

からのクエン酸注入で中和からの染料完成

取り出した綿を洗い、さらに炭酸カリウム水を綿につけてもみだして紅色を取り出します。

からの染料完成
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かなり濃いめになったでしょうか?
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ベニバナ染は草木染の中でもかなり多くの工程が必要です。
前回よりも紅はやや濃いめにでも真っ赤なとまでは全然いきませぬ
もんでもんでもみ昔から高価な染料というのもわかりますね。
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今日は羅染めと二藍染も一緒にしてみました。


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殿などのおはしまさで後、・・・・・御前の草のいと繁きを

殿などのおはしませで後、世の中に事出て来騒がしうなりて、宮もまゐらせまはず、小二条殿といふところにおはしますに、何ともなく、うたてありしかば、久しう里にゐたり。
・・・・・・・・・・・右中将おはして、物語りしたまふ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
御前の草の、いと繁きを、「などか。はき払はせてこそ」といひすれば、「ことさら露置かせて御覧ずとて」
と、宰相の君の声にて依頼へつるが、をかしうもおぼえつるかな。

訳:関白道隆さんが亡くならはった後、(中宮さんのお兄さんと叔父さんが争って)貴族の世の中がなぁぁ。騒がしいしなぁ。
中宮さんも実家の小二条宮に籠っておら貼って。
あたしもなんと中宮さんの傍にいずらくなってなぁ~~実家にいてんねん。そんなとき・・・・・・・・・・・・
右中将の源経房(道長さんの養子・)が遊びにきはって・・・・・・・・いろいろ話をしてんねん。
中宮さんのとこにいってはったんやけど、前の庭を剪定もせんと生い茂しげるまんなまにしているのを「なんで綺麗に庭を刈られへんのんですか」
と聞いたらな。宰相の君さん(父親が公卿の娘・中宮の上臈女房)が「宮さんがそのままにして入り乱れ、草に露がかかっている様子が見たいっていいはるねん。」めちゃ素敵な考えがおありになんねんなぁ~~

前庭が平安時代どういう物か???
という興味と丁度家に庭の整備をするので秋の前庭をイメージし庭園を造園することにしました。
但しあくまで参考なのでいわゆる平安風庭園でございます。

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図書館で借りた書籍
結局下の三冊を参考にしました。

イメージはこれ
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テーマ
「作庭記」
平安時代に書かれた日本最古の庭園書

作者は不明ですが、研究者からは橘 俊綱(実父藤原頼通・母藤原祇子/讃岐守・橘俊遠の養子)というのが定説です。



「石を立てん事、まづ大旨をこころうべき也」

石を立てるについてはまず大体の趣旨を心得る必要がある

一、むかしの上手のたてをきたるありさまをあととして、家主の意趣を心にかけて、我風情をめぐらして、してたつべき也。
昔の名人が立て残したのを手本にして家主の意向をも汲んでそれを自分の趣向を凝らして立てるべきである

一、国々の名所をおもひめぐらして、おもしろき所々を、わがものになして、おほすがた、そのところになずらへて、やハらげたつべき也。
国々の名所を思い巡らせて面白い所所を自分のものにして大体の模様をその所所に象どりやわらげて立てるのである

訳:
いわば造園をする前の心得

自然の風景を参考にして造形にする
昔の名人の庭を手本にしながら自分の嗜好をいかす
名所を思い浮かべて庭園の風景にいかす



16,遣水事
一、先水のみなかみの方角をさだむべし。経云、東より南へむかへて西へながすを順流とす。西より東へながすを逆流とす。しかれバ東より西へながす、常事化中略
青竜の水をもちて、もろもろの悪気を白虎のみちへあらひいだすゆへなり

訳:水流の流れる方向を見定め東から南へさらに西へ流すのがセオリー
西から東に流すのを逆流なので東から流すのが定説青龍の水をいろんな悪い気を白虎の方角の道に流す
中略
北より出ても、東へまわして南西へながすべき也。経云、遣水のたわめる内ヲ竜の腹とす、居住をそのハらにあつる、吉也。背にあつる、凶也。又北よりいだして南へむかふる説あり。北方ハ水也。南方ハ火也。これ陰をもちて、陽にむかふる和合の儀歟。かるがゆへに北より南へむかへてながす説、そのりなかるべきにあらず。

参考にした所のみの訳
訳:北から出ても東に廻して南西へ流す。遣水のたわめた内側を竜の腹側の方に家があるのが吉で背にあるのは凶
北から南に流す説もある北は水・南は火 陰から陽に向うにがこれも正論北から南へ流すのもよい。

遣水のほとりの野筋にハ、おほきにはびこる前栽をうふべからず。
桔梗、女郎、われもかう、ぎぼうし様のものをうふべし。
又遣水の瀬々にハ、横石の歯ありて、したいやなるををきて、その前にむかへ石ををけバ、そのかうべにかゝる水白みあかりて見べし。
訳:遣水のほとりに植える花には生い茂る草花(繁殖力の強い草花)は植えない。桔梗や女郎花、われもっこう、ぎぼうしを植える。

へりたわみゆく所也本よりこの所に石のありけるによりて水のえくつさすしてたわみゆけは
そのすちかえへゆくさきは水のつよくあたることなれは其水のつよくあたりなむとおほゆる所に廻石をたつる也すゑさまむなこれなすらふ

訳:川の曲がる箇所に石を置いて、川の流れの強い場所にそれぞれ互い違いに石を置く。

川に見立てた砂利の筋に阿波の青石を置きます。

訳:沼様は、石をたつることはまれにして、ここかしこのいり江に、あしかつみ、あやめ、かきつばたやうの水草をあらしめて、とりたてたる島などはなくて、水のおもてを目少々とみすべきなり。といふは、溝の水の入集れたるたまり水也。
しかれば、水の出入りの所あるべからず。
水をばおもひがけねことろより、かくしいるべきなり。また水のおもてをたかくみすべし。

訳:沼地は石をたてることはあまりなく、そこかしこの入り江にカツミ、あやめ、かきつばたなんかの水草を植えて島なんかも作らず水面を見せて。溝なんかの水の道は見せない。水は思いもしない所からあるものだから

水はけの悪い場所にわかるように竹垣を手作りして差し込みます。

植えるのは夏から秋の花の時々春

泉と遣水・池を石で表現して花の配置は育ちやすい環境を合わせて全体図を考えました。
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改善前
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改善後
一気にするのはむずかしいので、まずは泉と遣水をコーナン/ムサシの安い砂利石で流水を表現し、道端の石を所どころ配置。
まずは安めの土を買って右隅から土を盛り撫子を3個、秋明菊3個、女郎花2個、南天、紫苑、竜胆、いろは紅葉、緑のふさふさの下には日蔭蔓深山酢漿草を植え直ししました。
まだまだです。

川は砂利を見立てて水際に桔梗や女郎花、紫苑、撫子増やし。
水はけの悪い場所には藤袴や水が好きな山藍を植えます。

ピンコロ石を購入して南天と女郎花の土留にしました。
崖に花が咲いて川のしぶきが立っているというイメージです。

鬼門の北東に柊を植え、裏鬼門の南西に南天を植えると運気がいいと伝わりますのでここは実践
ちゃんとコンパスで測って土を確保しました。
柊は家の中心から見てこの庭の方位には適さないので鉢にして北東面の庭に置きます。

全体的に西側は水はけがよく、東は悪いようなので東に水を好む植物を植えないと思案中
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南天は西南に

その左に黒石を立てて萩を植え直します。


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我が家の宗派である高野山真言宗に所縁の高野槇を阿波の国の名産青石を敷きました。
周りにはミヤマ酢漿草を植えます。

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西から始めていますが、装束の収集もあるのでゆっくり造りたいと思います。

中の島は
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社島もどき改善前
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改善後

社島は只平地に樹を疎らに植え満てて、木繁くは下を透かして、樹の根に取り付き取り付き目に立たぬ程の石を少々立てて、芝をも伏せ砂子をも散らす可き也。

ここにはいろは紅葉を植えて荒磯風に灯台に見立てた灯篭をあと違うちいさめの常緑樹を、根元を保護するために深山酢漿草を植えました。
これに直射日光が当たらないように遮光屋根を作り、夏の日よけにします。

南池に汀に作る
土面に岩を、良際に竜胆を植えその先に石を置く。

南に湧き出る泉を想像して造形しました。

大海様は先あらいそのありさまを、たつべきなり。

そのあわいそは、きしのほとりにははしたなくさきいでたる石どもをたて、みぎはをとこねになして、たちいでたる石、あまたおきざまへたてわたしてはなれいでたる石もせうせうあるべし。
これはみな浪のきびしくかかるところにて、あらひだせるすがたなるべし。

荒磯の風景
訳:岸のほとりに先の鋭い立石を右は臥せ石をその周りに寝かす石、立てる石、離れている石を置く。
波の激しい所で荒々しい姿を現す。

池河のみぎはの様々をいふ事
すきさき、くわがた。池ならびに河のみぎはの白浜は、すきさきのごとくとがり、くわがたのごとくゑりいるべきなり。
このすがたをなるときは、石をば」うちあがりてたつべし。
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やや左に肥後紫苑を植えます。
改善前

改善後
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改善前
右側は水はけが悪いので、水を好む植物を植えます。
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改善後

匂い菖蒲
奥は藤袴です。
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東から出る水路
改善前
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改善後
さてやはり背景は気になります。
このままではブロック丸見えで、やはりここは竹垣が必須アイテム
110CMの竹垣足つき買いました。まず向かって左側に置きます。
まだ2M近くブロック塀があります。
これで一万以上の出費を許すより、もっとCPの良い方法はないかと思案
で!!!
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竹箒数本、麻紐、杭、杭を支える石、簾、鋏、鋸

箒を切断して上の部分を紐に括り付け竹垣が完成

竹のえの部分で柵を作って菖蒲と藤袴・肥後紫苑の間に立てる。

簾を立てて庭の遮りにしてみます。
残りの簾の材料は日差し除けの屋根部分に使用します。

平安風というので風情を楽しむという趣向なので竹を購入して切断、ボンドと紐で固定、その後竹用の保護塗料を塗ります。
この方が手作り感が出ていい感じ!!
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まだまだ植えないといけない植物やさしめや株わけもしないといけないのである程度したらご案内します。
あえて素人感満載で作りました。

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とくゆかしきもの 巻染、むら濃、くくり物など染めたる第三弾その壱紅餅を作る

今年3月にTEZOMEYA京都さんで紅染を体験しましたが、これなら自分で出来るかも今和裁の先生に縫ってもらっている綾織り絹が出来上がるので、入手したらこの冬に染めつけしようと材料を田中染料店さんで入手しました。

唐紅50G 対し500G 
ポイント染なので10倍で
韓紅色一疋 紅花大紅花大十斤 二反→6K  絹80G→紅花500G
購入した材料
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紅花500Ⓖ2,541円
ワンポイント彫型紙 中判サイズ 正倉院柄 鹿花草文様1826円
ワンポイント彫型紙 小判サイズ 蝶々 550円
銀フィルム 1617円 ホットバインダーMT673円

あと後日二藍色も挑戦したいのでここで簡単調合されているインド藍を購入しました。助剤が入っているのでこの液と添付の助剤を使用すると簡単藍染めが出来るんです。

さて紅染は花びらだけそのまま揉むと染料にできますが、紅餅にする事でさらに赤みが増すのでそうです。
ただ本来は収穫期の6月~7月にかけて行うのでどれくらいちゃんと乾燥するか心配ですが。
染め作業は真冬がよいというのでやっちゃいます。


 
紅餅の作り方
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①500G紅花を洗濯用ネットに入れ水洗いして汚れをとりのぞきます。
葉とか種とか入ってます。
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②10CCの酢の入った水で更に黄色色素何度か手でこねる。
ここで黄色の色素をある程度ぬいておく軽く水を切る。何度も水をかえて最後は足で直接踏んで黄色染料をとりのぞく
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③ジブロックに移してベランダの風通しのよい所でむしろを曳いて時々水を掛けながら発酵させます。
 これを2日間放置して紅花を発酵させます。
 葉発酵した紅花は赤みが増していい感じ。
でもここで置きすぎると黒くなり染料として使い物にならないので注意です。

雨の日は部屋へ移動する。

続きはその弐へ

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小忌の公達もいとなまめかし

訳:小忌衣(神事の際に上に羽織る麻の衣 山藍の汁で柳・梅・雉の柄を型押し、右に赤蘇芳の紐をして蜷結びた紐が付いてる
  衣)を羽織ってる公達たち(上流貴族の子息達)もなぁ~~もう~~~めっちゃ色っぽいねん~~V(。・ω・。)ノ♡

今日は黒田装束店さんへ。
装束店さんの着付け方、装束の再現をするという名の理由をつけて装束体験!!!
ただ着たいだけ??そうかもいやそう( ;∀;)

今回もいろいろ悩みたおして

今年は一代の天皇で一度だけの大嘗祭が行われます。

大嘗祭とは初めて即位した天皇が行う神事で新嘗祭という神事の一代で一回だけ行われる祭りです。

天皇さんが秋の豊穣を神に祈る神事で戦後この日は「勤労感謝の日」になっています。


その準備たるや年換算
それに伴う宮殿建設、儀式の準備、占い、装束から神にささげる麻、絹の布、そのたもろもろ等々その後の宴会等等・・・・・・・・・・。

なんといっても神様と天皇の儀式用に2か所宮殿が建てられ儀式が終わると取り壊されるという!!
驚きの真実!!!
完全〇〇億円単位の儀式です。

しかしこの儀式実は天皇さんの私的な神事です。
何故なら戦後国家が神事に携わることは憲法で禁じされています。
予算は宮内庁から出るもののあくまで天皇の予算で出されます。


大嘗祭をテーマ

平安時代の殿上人が新嘗祭(もしくは大嘗祭・毎年行われる際はこう呼びます)に奉仕した姿は????

でも完全再現は不可能です。

何故なら完璧な平安時代の絵付き文献がない。装束の現物もない。

 小忌衣の形状が不明

文献では平安時代末期にあるまさすけしょうぞくしょう数行の記述だけ。
平安中期の小忌衣姿五節の豊明節会の殿上人姿装束が現存しないので不可能

ちなみに近世この着付けに近いのはこれ

井筒さんの闕腋袍束帯小忌衣の奏任官
小忌衣の表裏を袍に挟むのは平安時代は???

袍の形状も不明
袖はもう少し今より短かかったでしょうし。
袍の寸法は全体的にもう少し小さい&蟻先は入欄といって外に出すのではなくてアコーデオン型で半臂の欄のようになってる。

なのでお金積んでも完全再現はどっちみち無理。

黒田さんに構想をご相談したところ、「やってみましょう」とうれしい一言。
本当感謝


できる範囲で再現

候補は二領

文官の縫腋袍 赤色
五位の袍せっかくやるんなら四位以上がいいなずるずるひきずるの最高~~いとなまめかしきなの
でも赤色の色目によっては禁色の赤袍っかもとにかく色を見てみたい

四位以上の黒武官闕腋袍
ただヤナグイが修理中でない。
ずるずるひきずる黒袍ひゃ~~捨てがたい。
四位以上で武官でヤナグイないのは有職故実的には✖でもそそられます。
四位の武官
いろいろ用事をしすぎてヤナグイおろして随身に持たせるなんてもむりくり設定???

ニア五節の辰の日(豊明節会) 設定

まさすけしょうぞくしょうより

小忌のこと。

小忌を着ることは。束帯の上に青摺を着るなり。

その摺青くて梅雉を摺る

上達部殿上人。
五節の節会の日。
大嘗会などに。
蔵人まで着る。

半臂を着る。
白き袙単。
白き汗取などにてあるなり。
尻。
又これも一幅なれば。
舞人の様に下襲の尻にも綴じ付くるなり。
これも赤紐あり。
これは右の肩の上に中を綴じ付けて。
後ろ前に下げて。
後ろは脇に綴じたるが良きなり。

冠に日蔭と云ふものを左右の耳の上に下げたり。
冠の巾子のもとに日蔭の蔓と云ふものを結ひて。
白き糸の端などほとかしくみなるして総角蜷を結び下げて。
方々に四筋づつ冠の角を挟めて。
前に二筋後ろに二筋左右に下げたるなり。
この糸飾る所に心葉とて梅の枝の小さく造りたるをこの蔓に纏ひて立てたり。
蔓なければ青き糸よし。
この心は。
冠の前の筋のもとと。
後ろの蔓結びたる所に立つと云ふ人あり。
日蔭方々に八筋もあり。
心々なり。

節会なれば魚袋をつく。
殿上人は瑪瑙を差すべし。
上達部は有文の帯差す。
平緒は小忌の平緒と云ふ物あれども。
常に無ければ。
紺地を差す常の事なり。


何度も記述しますがこの完全再現は不可能


①小忌衣 麻製(これは古来大麻製)
山藍の汁で雉、梅の木の柄を木型で染める。
右肩に赤紐という中間で蜷結び紐にする。
袖の下は空いた状態で真ん中の紐をくくるだけ。

対応策:黒田さんでは葵祭の斎王代さんの羽織る小忌衣を赤紐なしで体験用にお持ちです。
     形状は違いますし但し赤紐はありませんし、柄も松の枝と菊そこは妥協


というかやっていただけるだけ本当に感謝!!!

続に

②日蔭糸紐8本白と青色
 これは自作可能・購入も可能
 で作ってみました。
青色組紐正絹8本
白色より紐化繊8本

③日陰蔓の造花もしくは生花
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  造花の梅の小枝
これも造花で購入で可能造花専門店サイトで購入済
  造花だと思ってたら日陰蔓本物生花でした。
育ててみようかな?

④白の帷子・単・衵を白色
まず袍の下の衣をすべて白色限定にするのは難しい。
黒田さんちでは汗取り帷子・衵白がない。

対応策:下に着物の汗取り襦袢その上に黒田さんの小袖を着ると。
三枚下襲の下に着た感じになります。

⑤魚袋
これは身分を現わす身分証禁裏の通行証のようなもので古くは袋状のようでしたが、現物はなく絵図もないようです。
近世のものも黒田さんとこでもないので省略
これめっちゃ高いし、当時も基本正式な儀式でしか携帯しない。
五節は特別なので携帯
ほぼほぼ体験所ではおいていません。
・・・・・・・・・・・・・うちの先生の所にはあるけどね。

⑥石帯瑪瑙 
瑪瑙の石帯なんて無理~~~紋付も無理、通常の通用の白石帯(紋なし)です。
でも黒田さんとこの石帯は正倉院の石帯を再現されていて今のベルト式です。すごく珍しいですよ。

⑦平緒は小忌の平緒か紺地
黒田さんとこでは紫地なのでここも妥協


⑧袍
文官だと縫腋袍
武官だと闕腋袍これも化繊で着装済ですが赤色でした。


しかし武官が胡簗なし。どうなんだろう・・・・・・・・・・。
武官袍が黒だと四位です舞人役するかな???

で!!!!!当日見てから決めます。!!!

当日黒袍はなんと藻勝美文様の米紗です!!!
赤袍は通常の二級の袍平安期では五位の袍

もうこれは黒でしょ!!!

⑨散歩しますがかの靴がないので武官ですが、浅沓です。

今日のお題

君達は 権中将

訳:公卿の子息達の中でも超いけてんのは仮の武官の次席やん

(平安時代役職には定員がありました。
しかしそのうち定員数を超えて昇進させたい状況になると権〇〇〇という官職をつくってしまいます。
権の待遇は名ばかりな場合と同等待遇の場合どちらもあったようです。
仮の○○と呼ばれます。

有名なのは定数オーバーでも大納言に就任し有名なのは藤原行成さんですよね。
権大納言←仮の大納言

彼は摂政藤原伊尹の孫で、家の藤原北家の主流だったんですが、父祖父が死亡し天皇の縁戚でもなかったので。
有力な後見人のいなくなった彼には出世の見込みはありません。

生まれ+後見人で出世コースが決まる時代
長く地下の身分でしたが友人の紹介で一条天皇の蔵人頭に任命され時、一条天皇だけでなく左大臣道長に重宝がられて昇進していった事務方の実力者。

字がとても美しく時の道長に名書を写本させて原本はあげ行成の書をかわりにくれと所望されたり、彰子の入内の際には皇族や公卿の和歌障子に書いたのはこの人です。
数年前から国宝展で出ていましたね。千年以上前の文が残っているのは紙の質、保管方法等歴代のお仕事に感無量です。」

寛弘の四納言と呼ばれた人物。しかも当時としてはかなり珍しい真面目でまともな人。
彼と実資くらいしかまともな人いなかったですからね。

大嘗祭 豊明節会

大嘗祭・新嘗祭は夜に行われます。
が、当日の昼間を設定



万寿元年(1024年)の豊明節会

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心葉いがんじゃってる。やはり要検討

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納言・藤原朝経の従者が舞姫の控室に侵入し、「懐に抱く」事件発生
五節舞の舞姫を貢進していた藤原 兼経控室に突入する!

検非違使に引き渡すも今度は朝経が控室から籠って出てこなくなる珍事が起こる。
朝廷の神事が開催される予定であったにも関わらず、胸の病を口実に控室から出ようとしなかった。
めっちゃ美人だったんでしょね。・・・・・・・当時宮中女官や家族くらいしか女性に簡単に接近出来ない風俗でしたので。
一度会えても二度はそうそうありません。
神事になにしてるんだか!!!
藤原 兼経 綱家実父
道長の養子 
それぞれの妻が姉妹だったので藍婿で兄弟の中でも仲がよかった。


最初は衣冠でと予約していましたが、悩みあげく御相談しているうちに黒田さんの了承を得られただけでなく。
なんと束帯で外出しかも宗像神社さんで撮影していただけるお話に・・・・・。
本当に申し訳ない。 嬉しすぎて失神しそう。

表袴までは省略
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下襲は緋色・遠菱
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半臂・黒色三重襷紋

 
当日まで天候が思わしくなくぎりぎりになり晴れ時々曇りと降水確率0%に!!!神様ありがとう感謝!!!
京都御苑にある宗像神社へ。


九州の宗像市にあるあの世界遺産の宗像大社の分社
宗像神社

主祭神
宗像三女神(多紀理比売命、多岐都比売命、市寸島比売命)
倉稲魂神と天岩戸開神の2柱

延暦14年(795年)、藤原冬嗣が桓武天皇の勅命を蒙り、皇居鎮護の神として筑前宗像神を勧請し、自邸である東京第(東京一条第ともいう)の西南隅に祀ったものと伝わります。後に花山院家の社。
ちなみにここはその名の通り花山院邸宅のあった一部

東京第は嘉祥3年(850年)に清和天皇(生母は冬嗣の孫の明子)が誕生した場所で後に東西で別れて小一条院・花山院御所になった場所でもあります。
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お清め

まずは拝観本殿で参拝

御挨拶は大事・お賽銭も袋に入れ神様にご挨拶の奉納を捧げます。

ギリギリで勝屋酒造で注文OK
なぜ??宗像市で宗像神社所縁の酒造会社さんなのでここで!!!
偶然お会いした宮司さまにご挨拶し手渡せました


今回の内容はセミオーダー的な装束の着付けで、あんまり他ではできない着付けです。
やはり黒田さんとこならではです。

正絹でしかも外出付冥途の土産になるわあぁ~~~~

この着付けに興味がある方は小忌衣をお持ちの体験所ならなんとか近い物ができるでしょうが。
まずは正しい事出来る事やってはいけない事。
有職故実に精通していないとちょい??になってしまうかも・・・・・今回も着付けや持ち具、細部は再現できていません。外出できるかは??ですが。

今回のはあくまでニア小忌の君達(なんちゃって小忌と小忌の間の装束)
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梶の木成長しています。
七夕には必ず必要な梶の葉
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小忌衣を一度ぬぎ
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黒田装束店様と宗像神社さまのご理解、神様への感謝を忘れずにいたい。

まだまだ検討要
心葉・挿頭花位置とか、着付け等いろいろ審議かなぁ・・・・・・・・。

黒田さんの所は交渉次第となるとは思いますが、なんと言っても本業は神社さんが主の業務。
まずは何度か訪問して人なりを知ってもらい信頼関係を築いてからご相談をされてはいかがでしょうか?


京都でのお付き合いは少しずつ最初は謙虚に
店対お客様でなくて。
あくまでも熱意や謙虚の姿勢だと個人的には思ってます。けっしてです。



その後黒田装束店さんに戻り小物の打ち合わせ
ひゃ~~~~また鼻血が!!!

十三さんのつげの櫛の櫛入れをあれこれ相談。
生地やおめりでお願いしたいどわがままだ!!!予算も考えなね!!!

本当に黒田さんとこはふとっぱら装束も体験できたとこの中では一番好き。
といっても素人に見せてくれる所はほぼなしといっていいが。

ありがとうございましたとお礼を申し上げ、失礼しました。

たぶん来年やらかす!!!

絶対(*^▽^*)



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弁の宰相の君




今回の女性装束は褻の女房装束

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まず濃色の精好の綾の袴
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単 紅幸菱
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五衣は重ね三枚 梅紋 白色 薄紅色 紅色 紅の薄様

通常五枚着ますが、季節に応じて枚数を調整しますので今回は重さもあり三衣としました。
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打衣 新作 紫色  
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裳  裾濃き空色 地摺 唐花紋 浦安の舞用

かもじを付けてます。
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正月の女舞踏
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五節の準備
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夫と息子の挿頭花を用意する
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中宮さまの準備された日陰蔓を運ぶ
いざり出る。に膝行
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五節の昼間に帝からの文を受け取る女房

中宮定子さまからのお手紙を見てしんみりする清少納言


五節に使用する蔓を眺めてワクワク~~
一年のうちで五節はとっても素敵な日

立て文を開ける清少納言
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胡床にもたれながら

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だらりとした褻の宮の女房
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Author:mai syonagon
京都好き、歴史好き、ショッピング好き、温泉好き、グルメ好き。
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