2017-11-19

草の花は菊第三段

訳:草で素敵なんわぁ菊やんか!

最近秋に京都に行くことが少なくなってしまった。紅葉が温暖化のせいできれいに発色しなくなった事が大きい。
今年も1回の予定だったけど。京都国立博物館の開館120周年記念行事があり、どうしても見たい国宝が多数出品されると知り、いざいかん京へ。

いろいろスケジュールをたてるとなんと今日は博物館は20時まで開館している。なので時間いっぱい遊ぶことに!!!
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早め京IN阪急四条経由今出川へ。

京都御苑へ。京都人憩いの公園説明必要なしです。

今回のメインNO2イベントの為の小道具GETです。
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ジュウガツザクラ(10月桜)
その名の通り10月から少しずつ咲く桜
早春に満開を迎え、染井吉野が開花する頃には散っています。さすがに咲いているのは切れないので・・・・・。
ここは造花で断念。写真だけGET
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銀杏は朽葉色の絨毯に
ぶらぶら散策落ち葉拾い~~~秋やねえ~~~でも探しているのは春の葉~~~後ほど解説
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御所の西隣にある護王神社を参拝します。
平安京の建都に貢献した和気清麻呂公をお祀りした社、元は神護寺境内にあった社を明治19年(1866)、明治天皇の勅命により、院家邸宅跡地であった京都御所蛤御門へ移築姉君和気広虫姫も主祭神として合祀した神社です。

華族中和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)
和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)

清麻呂公は称徳天皇に命じられ、宇佐八幡が「道鏡を天皇にせよ」というのご神託の真偽を確かめるために宇佐国へ赴きます。
清麻呂は同神託を虚偽として天皇に上奏します。かろうじて天皇位は変わらなかったものの道鏡に憎まれ流罪になります。
その後光仁天皇の治世に許され豊前守、摂津大夫を歴任桓武天皇の意を受け山城国を探し当てここに平安京が遷都されます。

清麻呂公の姉君・和気広虫姫は藤原仲麻呂の乱で孤児となった子女を養育現在の孤児院を運営された徳の高い女性です。

さてなぜに清麻呂と猪?
道鏡によって大隈の国(鹿児島県)へ流された清麻呂は足にけがをおいます。
清麿公の乗った船は大隈の国へ赴く途中、宇佐の海岸につくと猪の群れ、清麿公がその背にまたがると一気に駆け出し、宇佐八幡宮へと連れていき。神は傷を温泉につけるように伝えそのおかげで根治したという伝説からだそうです。

猪は子孫繁栄の証とされ、平安時代には亥の年亥の刻にこの猪をかたどった餅を食べるとよいとされた宮中行事に始まる。伝統行事でした。

観光の情報は【こちら】

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御所近くのとらや一条店へ。
京都御所御用達、その歴史は室町までさかのぼれ、川端道喜と並び称される銘菓の老舗です。
ここで亥の子餅GTE

今日のお目当て11月は「亥の子餅」


11月にあるとやたら和菓子店で亥の子餅が大量に発売され、本年は11月8日が上記の日にあたります。
古代中国から日本に伝来した行事で「亥の月、亥の日、亥の刻に餅を食べれば無病息災、また猪は子孫繁栄の証とされた事に由来するそうです。

日本では亥の子(旧暦10月(亥の月)の亥の日)の亥の刻旧暦10月・上亥日に宮中で天皇が亥の子餅を群臣に下賜していました。
色は、公卿までは黒色の餅・四品の殿上人までは赤色の餅、包み方もそれぞれ厳格に決まっていたそうです。

源氏物語 葵より
その夜さり、 亥の子餅参らせたり。中略
「 この餅、かう数々に所狭きさまにはあらで、 明日の暮れに参らせよ。」中略
「 げに、愛敬の初めは、日選りして聞こし召すべきことにこそ。さても、 子の子はいくつか仕うまつらすべうはべらむ」
中略
「 たしかに、御枕上に参らすべき祝ひの物にはべる。あな、かしこ。あだにな」中略
御枕上の御几帳よりさし入れたるを、 君ぞ、例の聞こえ知らせたまふらむかし。

葵の上を亡くした源氏が久しぶりに二条の邸宅に戻り、改めて若紫の美しさに新枕を交わすと若紫は寝室から出てこない、源氏はこの日が亥の日だったので、運ばれた亥の子餅を惟光に吉日の餅用に用意させて改めてもってこさせる場面です。

平安時代の結婚は3度枕を交わし、夫婦で餅を食べる風習で「結婚成立」になります。


お店の情報は【こちら】

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御所の南側にある甘楽「花子」さんへ。今回で二度目ここもはずせないですね。
店先のショーウインドウで吟味していざ訪問

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バスで西陣にある「塩芳軒」二度目の本店訪問老舗に相応しい佇まい~~~きんとん紅葉をいただきます。


西本願寺前にある風俗博物館へ。
上半期の展示変更後初の訪問です。
源氏物語を縮小版で展示した井筒さんの博物館です。

貝合わせ
堤中納言物語
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妹君が青色
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姉君が赤色
左右赤色・青色(平安時代青は緑)分かれて貝の美しさ優劣を競う遊び
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晩秋旧暦の9月蔵人少将が劣勢の姫君に立派な貝を与え女君に感謝される物語
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女房達のお仕事綿入れ作業
平安時代冬に向けて防寒対策に装束表裏の間に綿を入れて着ていました。
当時裁縫の出来る女房は引手あまた、仕事にあぶれることはなかったといいます。
妻の良し悪しの基準に装束の仕立て、染色などがありました。これに秀でていると格が上がるというほどです。
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源氏物語正月の着物配り

季節の色目
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紅葉と雪の下
他にもありましたが、この展示は毎回同じなのでこれで!。
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春日大社の宴に御堂流(道長の血筋)勢ぞろい
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はくたいの宴
藤原道長が催した春日社のはくたいの宴の再現
妓女達が物具装束姿ではくたくを打つ様子
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楽師
この後、京都駅へ

今日のランチはホテルグランディア京都のメインダイニングのルタンへ。
実は本当は昼抜きですませようかと思っていたんですが、病院の待合室に置いていた雑誌にビュフェ特集が組まれていて。
松茸と秋のほにゃららに魅せられて衝動で予約してしまい。後で10月までやんと・・・・・。
でも11月もそそられます。
しかしここでスマートフォンをもっていくのを忘れてしまいクーポンNOわからないと割引出来ず、しかたなしにキャンセルに!!
でも結果的にはOKこの後時間がおもいのほか押してしまったのでOK
伊勢丹京都に土井のしば漬け本舗、亀屋清水で亥の子餅GET
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烏丸御池のファイブブランさんへ駆け込み、再び京都御苑でパンランチ
デザートは塩芳軒の紅葉と花子さんの里山


阪急で桂へバス経由で桂離宮でおります。
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この傍に中村軒があります。
この辺りでは一番の名菓子屋、歴史ある佇まいの部屋で和菓子もいただけますが、時間がないので、季節の和菓子をいろいろいただけます。
勿論亥の子餅、栗系も!!!
お店で栗巾着いただきます。ほうじ茶と一緒~~~しばしのほっこり時間

お店の情報は【こちら】


この後は嵐山へなにしにゆくかはこの後の京草子をUP
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七条にある京都国立博物館へ到着します。
11月14日から11月26日まで公開の第四展示内容の時期にシフトして訪問
絵巻物
平家納経 分別功徳品第十七・法師功徳品第十九
平家一門がその繁栄を願い、厳島神社に奉納した経典類の総称

寝覚物語絵巻
平安時代末期の作品あらすじ

太政大臣の次女中の君と長女大君の婚約者で左大臣の長男中納言が一夜の契りを結び、中の君は娘を出産。
事実を知った中納言は娘を人知れず引き取って、父左大臣のもとで養育する。
しかし中の君との関係は妻大君にばれてついにその結婚生活は破綻する。
中の君は老関白と結婚がきまり、その直前に再び中納言との逢瀬で身ごもる。
しかし老関白は事実を知りつつ、中の君と生まれた男子(まさこ君)を愛し、中の君も寛大な夫に打ち解けていく。
中納言は自分を遠ざけるようになった中の君に、失意の中中納言は帝の妹女一宮に心を寄せ結婚、このため妻大君は悲嘆のあまり女子を出産後に亡くなる。
やがて老関白も死去、中の君は未亡人となった。
老関白の長女が尚侍となったのに付き添い参内した際、帝に迫られるも拒み通す。
この事件が中の君は改めて中納言への思慕を自覚、忍んできた中納言と再び逢瀬をもつ。
やがて女一宮の病床に中の君の生霊が現れたとの噂が立った。
打ちのめされた中の君は父入道の元へ逃れ出家を願うが、慌てた中納言は入道に過去の一切を打ち明けた。
折しも中の君の懐妊が明らかになり、中納言は念願叶って中の君を迎えとったが、彼女の物思いはその後も絶えなかった。
最終巻は存在せず、物語は未完のまま現在に伝たわる。



扇面法華経冊子 法華経巻第一・巻第七
院政期に流行した装飾経の遺品「栗拾い」
当時の貴族階級以外庶民の生活など描いた風俗を知る手掛かりとなる資料
一番見たかったのが展示最高にうれしいいとをかし

源氏物語絵巻竹河Ⅰ
竹河一 正月一日の夕方、玉鬘邸を訪れた薫を描いた一品
後白河天皇が描かせたといわれる源氏物語の絵巻物の一つ


伝平重盛像・伝源頼朝像・伝藤原光能像
神護寺伝来の三肖像画
有名な人物絵画 源頼朝像は最近実はそうではない説が浮上して現在はとしているらしい

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屏風
燕子花図屏風 尾形光琳筆
金箔に 燕子花を描いた迫力ある作品光琳の代表作
江戸中期の画家琳派という画派の始祖
京都呉服屋「雁金屋」の当主・尾形宗謙の次男、放蕩息子で遊び倒し財産を使い果たすも、持ち前の絵の才能と工芸のセンスが高く評価され、雁金屋同様に江戸幕府朝廷特に東福門院和子からも愛好された芸術家
アメリカの東洋美術史家フェノロサから「世界最大の装飾画家」と称されました。


彫刻
平等院雲中供養菩薩像 北8号・北 9号・北15号
すごく細かい&いろっぽい

織物
古神宝類(熊野速玉大社伝来)
明徳元年(1390)に、当時の天皇・上皇・将軍足利義満らが中心となって熊野速玉大社へ奉納した神服
衵 萌黄小葵浮線綾丸文二重織
唐衣

手箱


実はこの国宝展に行こうと思った一番の理由はこれを見るため、装束を製作するのに平安時代に近い装束の縫製を目で確認したいためでした。
やはり今の裁断縫製違います。


古神宝類(阿須賀神社伝来)
小葵文様袍
幸菱文様単
窠霰文様表袴
石帯、


唐草蒔絵衣架
浮線綾文様衾


漆工
婚礼調度類(徳川光友夫人千代姫所用)
家光の長女が尾張徳川家へ輿入れする際に持参した化粧道具一式のうちの数点
鏡台
貝桶
当時の将軍の姫君の花嫁道具は雅このうえありません。

北条政子奉納の手箱一式


白氏詩巻 藤原行成筆
平安時代中期の正二位・権大納言
一条天皇の蔵人頭として仕え、道長にも信任された優秀な政治家の一人
能吏として「寛弘の四納言」の一に列し、正二位・権大納言まで登りつめる。
書家としても名高く、枕草子では中宮定子や弟の隆円にもその書を所望したといわれ

少納言と行成が宮の御所で夜更けまで話しこみ、明け方前に行成が御所へ帰った後に手紙が届いた後

はじめのは
(「今日(けふ)は、残り多かる心地なむする。夜を通して、昔物語もきこえ明かさむとせしを、にはとりの声に催されてなむ)
 僧都の君 いみじう額(ぬか)をさへつきてとり給ひてき

*僧都の君は定子の弟、清少納言に土下座して手紙を手に入れたようですね。

のちのちのは
(孟嘗君のにはとりは、『函谷関(かんこくくわん)を開きて、三千の客(かく)わづかに去れりとあれども、これは逢坂(あふさか)の関(せき)なり)
御前に

最後の手紙は定子の元へ

行成は藤原道長からも重んじられ、『往生要集』を道長から借用した際に、「原本は差し上げるので、あなたが写本したものを戴けないか」と言われた逸話もある。

あぁ~~~この筆をみんなほしがったんや~~~と思うとバキュ====ン
書の最後に「後世の人この筆を見て笑うなりけり」なんて謙遜~~~

後鳥羽天皇宸翰御手印置文
高倉天皇の第四皇子
平家滅亡後最初に即位した天皇始め後白河法皇が院政をしいたが、建久9年(1198年)1月11日、土御門天皇に譲位後、同じように土御門、順徳、仲恭天皇の院政を23年間行った。
承久3年(1221年)5月14日、鎌倉幕府への強い不満と不信感から時の執権・北条義時追討の院宣を出す。
山田重忠ら有力御家人を動員させて畿内・近国の兵を召集して承久の乱を起こしたものの鎌倉幕府軍に完敗
上皇は隠岐島(隠岐国海士郡の中ノ島、現海士町)に配流されてしまいます。
この書はまさに崩御前に書かれた物、弱弱しい中にも品格が!

手形もまさに生きておられた!!!はぁ~~~~すごすぎる
延応元年(1239年)2月20日、配所にて崩御(悲し)



栄花物語 巻十九・二十三
平安時代後期に宮中の女性によって書かれた歴史書。すべて仮名文字で書かれ、藤原氏の栄華特に道長を賛美している事から、御堂流家の周辺で書かせたものといわれている。

巻十九
御裳着
三条天皇と中宮藤原 妍子の間に生まれた皇女禎子内親王の裳着の式を様子を描いた場面。
禎子内親王は両親の鐘愛を一心に受け、頼通、教通らに子女がなく上東門院(彰子)の後見を受けて後朱雀天皇に入内
良子内親王、娟子内親王、尊仁親王を出産するも叔父の養女藤原 嫄子に入内に先立ち皇后となり、入内もままならなくなるほどだった。しかし叔父藤原 能信(道長の源明子腹の男子)の働きで尊仁親王は異母兄後冷泉天皇の皇太弟となり、後に後三条天皇となり、国母として後宮で影響力を保持します。


巻二十三
こまくらべの行幸
天皇の行幸もあった関白頼通第で行われた競馬。


考古学
深鉢形土器(火焔型土器NO6)

土偶
土偶のセンスがまた素敵幾何学チック今でも十分アートとして通用します。

が個人的には見ごたえという感じに!

これほどの物が残っているなんて・・・・・・。時代毎に守り伝えた人々に感謝也

観光の情報は【こちら】


企画後のおみや~~~
ってか今回は爆弾低気圧並みにひた走りました。

次回の京草子は来年3月下旬予定黒田装束店さんへ装束体験GO
また抽選にあたれば中旬に千葉へ行くかも???
今回も趣向を凝らした装束店さんならではのレアな装束をお願いしますのでとうご期待
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theme : 京都・奈良
genre : 旅行

2017-11-17

褻ぎぬにとて、ひとえ重ねて着たりき。

普段着になぁ~~~裏地のないアンダーウェアーを二枚に重ねてきてんねん。

今回は枕草子からではなく、「たまきはる」から引用しました。
たまきはるとは
平安時代末期後白河上皇の妃建春門院(高倉天皇の生母)、八條院(鳥羽上皇と美福門院の長女)の女房藤原定家の同母姉であった健寿御前(建春門院中納言)が書いた日記
八條院に出仕していた院御所で若い女房達に建春門院の御所の様子を聞かれた経験から書に残そうと書いたと言われています。


時代や京都さんで散々先月遊びまくったのに、こりもせずに「典侍キャンペーン」にそそられてlineで予約してしまった・・・・・。

「典侍」とは?
内裏に出仕する高級女官内侍司の次官NO2の役職
天皇の近くで仕え、天皇が別殿に渡御する際には剣璽を捧持するのが職掌、また新帝に譲位の場合、剣璽を近衛次将に送るのも典侍の務め。
本来は内侍司のTOPは内侍ですが。
その職を離れ天皇の女御候補として内裏へ上がる為、または愛人的な役割を担うようになると、典侍は実質的な事務官TOPになります。
従四位の地位ですが、実際には女叙位を受けて二、三位に登った女性もいたそうです。

平安後期には天皇のお手付きになる者も出始め、中にはその子が天皇に即位した六条天皇、後鳥羽天皇の例もありました。
その後公家が弱体化すると中宮を立てられなくなり、替わりに典侍が女御や中宮的な役割を兼ねるようになってゆきます。
江戸時代から実質的な事務方のTOPをお清の女官と称し、それ以外の女官は天皇の妻妾ということが多かったようです。
そんな典侍も昭和27年1月1日貞明皇太后の崩御後、皇太后職の廃止に向けた残務処理がすむと、廃止されます。

源氏物語で出てくる色魔の老女の源典侍、五節舞の際に夕霧に見初められた妻藤典侍がその地位に、実在した典侍は近年では後水尾天皇の典侍で四辻与津子(和子入宮の際に問題になったお与津御寮人事件)、後光明天皇の生母園光子、後西天皇の生母櫛笥隆子、霊元天皇生母園国子最後の大正天皇の生母柳原愛子です。(たくさんおられるので有名な天皇の生母を記述しています)

今回のイメージは

設定は平安時代末期の内裏が火災にあって新築の内裏に入る典侍
てっいう細かい設定になりました。

時代や京都 キャンペーン典侍より

こうちぎ 薄色 二倍織物 雲立湧文地・季節の花草紋


注釈:季節の花草紋は勝手につけた文様の名称。ちなみに平安時代にこのような文様はありません。
    有職故実的には×でも豪華さからついつい選んでしまいました・・・・・。



単重ね 
重ねの色目 樺桜 蘇芳色赤色 幸菱・波文様


平安時代後期鳥羽上皇と源有仁は装束に革新的な要素を与えてゆきます。
それまでなだらかだった曲線的な装束に糊をきかせて線を強く出した強装束が出始め、同時に一人では着付けることが困難になりここに衣紋道が誕生します。

糊をきかせるとごわついてはだが露出しすぎますよね。なので小袖を着付け、時に何枚の重ね着ていました。
今回は時代やさんのご厚意で三ツ小袖を再現していただけました。


単の役割は色で色彩を調節し、上着を汚さない為の汚れ防止役に。
白小袖を着る事で褻(日常)の装束時に表着にも昇格したそうです。

今回単を重ねるお願いを時代やさんへ依頼しましが、色目決めるのに一苦労。
時代やさんでは、緑系(萌黄薄青青)、山吹朱鷺色蘇芳色の5色

このうち概ね先の赤緑系は非常に多い。
これはどこの装束体験所でもいえますが、やはり表着、五衣と合わせやすい、まさすけ装束抄で単の色目でセオリーだったという理由からだと思われます。

さて今回まずは重ね色目にこだわりたい。

そんな理由から始めは裏山吹かはじ紅葉、朽葉、蕾菊、椿、二ツ色、紅の匂い・・・・・・赤黄色系で考えたものの。

決められず過去の体験写真を確認していた所、やはり緑系が圧倒的に多くこれは排除、あと赤も多い、意外と黄色、紫系も多く。

蘇芳一回の色目が少なく重ねの色目でもありましたので決めました。

この時代おそらく衣は絹の特性上現在の物よりはかなりすけ感があり、表裏に縫い合わせると綺麗に色が重なり合い美しいグラデーションを見せていたでしょう。
当時の重ね単を再現しようというとシフォンの単になります。
そうなると自作しないといけないので、通常の単を二枚重ねていただきます。
絹は当時現在の物よりも40%程度しかなく、重量感がまったく違うと考えないといけません。


三ツ小袖
小袖を三枚重ねると重さや窮屈さが出るので、時代やさんのご厚意で襟元だけ着付けているように着せていただけました。
時に五枚も重ねられていたそうです。

④白長袴
通常長袴は緋か濃きです。
裳着を終えた女性は緋、童女は濃き
しかし例外がありました。萱草色とそして白色
白色は新築された寝殿造りの邸宅に初めて入る時に着用されていました。
なぜならその字の通り緋と火は同音なのです。
新しい邸宅が火災にならないようにゲン担ぎに緋色の袴を着けなかったのです。
さて萱草色は「喪中用」あの強烈なオレンジ色が喪中の色とは???それは萱草の花の別名忘れ草からだそうです。
ちなみにこの萱草色はどこにも揃えておられません。


持参の小物

造花

折敷に赤の紙を敷いて亥の子餅に笹を張り付けてみました。


葉っぱやもみじ紅葉・躑躅や椿

ボタンの造花




まずは時代やさんでお借りした「巻物」「漆箱」「机」
書物を巻き散らかして、春の草花も散りばめて
事務的作業におわれる典侍が春嵐に見舞われる様子を再現

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典侍が春嵐に見舞われる様子


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二枚目の襟元三枚に小袖を着こんでるの見えますか?

このアングルにはこだわりました。

第二場面 秋になり再び内裏が焼けて、新内裏へ入る典侍
亥の子の日
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亥の子の日に公卿へ配る衣の子餅の下賜をいただく典侍
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打ち解けた様子で野分で部屋に入る紅葉に、こっそり酒を飲み下賜された亥の子餅をいただく様子。
野分の後のひと時の休息

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秋の花をめでる典侍
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実は文がついている
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まつぼっくりを眺めてみる。
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誰かに呼ばれてどっきり
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これ綺麗でしょ。青と赤のグラデーション紅葉
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今回の設定時代やさんのオーナー様、スタッフの皆さん、そしてお手製の小物を時代やさんへ御貸しになられている常連のお客様があってこそ成立した物語。
本当に皆様に感謝です。
ありがとうございました。

theme : *コスプレ*
genre : サブカル

2017-11-10

舞少納言の「有馬詣で第八段」

今年は台湾もうでを予定していましたが、諸事情あり急遽有馬へGO

まずは自宅から高速に入り、有馬温泉へ。
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なぜいつもの三田直行ではないのかというと、クーポンをGETするにはまずは宿に入らないといけないのでここはしかたなし。
ホテルへ入り、クーポンをGETしてそのまま神戸三田のプレミアムアウトレットへ向かいます。

久しぶりの神戸三田のプレミアムアウトレット~~~~最近はりんくうもご無沙汰~~~~
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秋物燃えそうな予感~~~
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ランチは三田屋のハンバーグセット

お買い物もすませて有馬へ。非効率的だけどしかたない・・・・・・。
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いつもの太閤の湯へ。



ゆったりした後はいつもの宿
かんぽの宿有馬へ。

秋の太閤プラン
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これはオプションの松茸のお吸い物
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翌日
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朝ぶろに行く前にホテルの源泉

ホテルの朝食ビュフェ
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部屋から見える中庭に日差しが紅葉がきれい

旧有馬街道を散歩してから、三田のエスコヤマへ。
いつものコースです。
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珍しく本店の前に行列がない???
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すっかり秋のエスコヤマビレッジ
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まずはブランジュリーでランチのパン物色して、いつものクリームパンの行列にならびます。
でGET
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新しい店舗も
デコレーションケーキ専門店だそうです。
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もうクリスマス気分

このあと、帰宅予定でしたが、小君の強い要望で再び神戸三田アウトレットモールへ。
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昼食
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帰宅後のおみやの数々
買って食べて買って食べての二日間でした!

theme : 温泉
genre : 旅行

2017-10-19

武蔵国「衣紋道への道 第四段」

8月は衣紋道の勉強会がとある事情でお休みの為に武蔵国詣では中止
なので久方ぶりの武蔵国!!!

今回は難波から夜行バスでバスタ新宿
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難波に着いてから友人へのおみやに高匠さんのパンを予約しているのでGET
その足で難波温泉へ。銭湯でひとっぷろ浴びます。
長旅の前に体をほぐさないとね・・・・・。バス停のすぐそばなので重宝します。

で無事に乗車!!!

17日

今日は一日武蔵国ですが・・・・・・・・。さてなにしようかな???
で下車して朝の支度を整えます。
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JR新宿駅南口へ出て、今日は「果実園新宿」へ。
モーニングフレンチトーストうぃいただきます。
いつもは東京駅店を利用しますが、今日はバスタからなのでこちらが近い!
超おいしい~~~中にアイスもフルーツも最高!!これでコーヒーOR紅茶セルフで1000円以下
次回はこちらで!!!

実は本日は武蔵国に住んでいる友人とトークタイム海老名駅でランチ

ららポート海老名で待ち合わせして、レストランでおしゃべりタイム!!!

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お子さんの帰宅前に別れ、これまた予約済の成城学園前にあるラトリエドゥプレジールさんへ。
今回の訪問で沿線上に食べログ東京第一位のパン屋さんと知り予約しました。まずは試しに美味しいと評判のパンを少しGETします。

お店の情報は【こちら】


再び新宿経由で茗荷谷にある和菓子店「一幸庵」さんへ。
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東京でなかなか評判のお店和菓子はやはり京都にまさる物はないのですが、こちらの栗ずくしにすごくそそられて訪問しました。
勿論すでに予約済です。
お店の情報は【こちら】




宿泊は浅草の和草
カプセルホテル私の武蔵国での定宿です。お風呂がついているのが本当に最高です。
寝巻からタオルまでいたせりつくせりこれで1700円は安いです。
夕食タイム
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栗羊羹と蕨餅は美味しかったです。


18日

本日は13時から早稲田の待賢殿で勉強会です。
ひさかたぶりなのでかなりまずい状態の予感~~~~~
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朝の散歩浅草寺でプラプラ
芙蓉の花
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金木犀
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色ずく前の銀杏の木
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浅草寺で&浅草菊花展を開催中
10月になると菊と薔薇の花の季節です。
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10月桜
まだ葉がある頃なんですね。初めて見ました。
秋の桜は派手さはないですが、風情が増しますね。
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しめは山茶花の花
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前回は訪問しなかった清寿軒さんお店が移転していましたが、小判焼きと栗まんじゅうをGET!人気店なので開店前に並びます。
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この後木村屋総本家の人形焼きと千葉やdえきりいもGTEしてから
日本橋で下車
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日本橋三越本店へ。升本の弁当を予約しているのでGETして、今日はパティスリープレジールさんが催事で出ているので人気のモンブランと焼き菓子をいただきます。
週末しかあいていないお店一時閉店していたといいます。訪問出来て最高にラッキー~~~
屋上のガーデンスペースで早めのランチ
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このモンブランが風味がいまいち浅くて残念な感じクリームは軽くておいしいのに出来立てを売りにしているのに・・・・・。
今度はパリセヴェイユにGO
升本のお弁当はいつもながら美味しいです。
屋上で秋の花
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紫式部
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竜胆
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撫子
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秋桜

久方ぶりの待賢殿
やばい予感が~~~~先生お手柔らかにまだ撃沈~~~半年はかかるな!

ガチでお勉強の後は慰安会激辛中華で!!!

帰りは東京駅から出発
朝の到着は天王寺帰りはらくちんです!!!
でも実は本日より出勤~~~近くの銭湯でひとっぷろ浴びます。
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帰宅後のおみや

theme : 東京
genre : 旅行

2017-10-07

虫は鈴虫、松虫

仲秋の名月翌日

翌日は散歩がてらに京都御苑で散歩
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そのあと丸太町御池へ。
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念願のファイブブランさんへ。外国人観光客のごびいきパン店で本場の方にも評判
以前から気にはなっていたのですが、なかなか訪問に恵まれずに・・・・・。開店同時に入るとパンは少なめです。まぁどこのパンやでもいえますが・・・・・・・。
ある程度時間を調整しながらいざ入店
ハード系のイチジクとマスカットのハードパン~~~美味しい
フレンチトーストとクリームパン、クランベリーとチーズのハードパンGET 

お店の情報は【こちら】



再び予約したのお菓子たちをお迎えにゆきます。
嘯月
事前予約のみ購入できる和菓子
今回は栗のきんとん、菊のきんとん、栗の羊羹です。

源水さんによってこちらで栗きんとんをいただきます。


さらに北にゆきこちらも事前予約要の「洛叉庵」さんで美味しい四季わらび餅GET

&出町柳の出町ふたばで予約の和菓子GETです。
こちらは朝早く開店されているので、GOODです。
「栗餅」「福豆餅」GETGETEGT

阪急電車とバスを乗り継ぎ「善峯寺」へ秋明菊をみにゆきます。
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栗のほくほく感に中にはあっさりとしたこしあん~~

善峰寺行きのバスまでかなりの時間があり、バス停で一服源水さんの栗きんとん


平安中期の長元2年(1029)源算上人が開祖、後一条天皇頃から皇室の御崇敬を受け鎌倉時代まで最盛期を迎えますが応仁の乱で焼失し、一時衰退し江戸前期の徳川5代将軍綱吉公の生母である桂昌院が現在の伽藍の多くを再建します。
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坂道をひたすら歩いて
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山門(楼門)
山門の善峰寺の字は後鳥羽天皇勅額宸筆
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鐘楼堂(つりがね堂)
桂昌院寄進

遊龍の松
五葉松で樹齢600年以上、全長37m、国の天然記念物
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多宝塔
元和7年(1621)建立

薬師堂

そのた多くの建物があります。
急斜面に建立されているために歩くのも大変ですが、見晴らしは最高です。

季節季節で美しい花の名所
春の桜、新緑の紅葉、紫陽花、秋明菊、紅葉と・・・・・・・四季折々に楽しませてくれる寺院です。
現在は一重の秋明菊が満開で八重咲の秋明菊も咲いています。


色ずく紅葉ももう少し・・・・・・秋はあきぬと申します

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帰宅後のおみや~~~~~

theme : 京都・奈良
genre : 旅行

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mai syonagon

Author:mai syonagon
京都好き、歴史好き、ショッピング好き、温泉好き、グルメ好き。
凝り性な乙女座、A型、金星人、六白金星なわたしです。

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