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平安装束の個人研修会

今日は早めにお手伝いを終えて風俗博物館風俗博物館風俗博物館へ。
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2月に模様替えしたばかり。
東京の展示を移動したのかと思ったけど新作というか以前も展示された事のある若菜下六条院殿の女楽の風景です。

源氏物語若菜下女楽
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童女は、容貌すぐれたる四人、 赤色に桜の汗衫、薄色の織物の衵、浮紋の表の袴、紅の擣ちたる、さま、もてなしすぐれたる限りを召したり。 女御の御方にも、御しつらひなど、いとどあらたまれるころのくもりなきに、おのおの挑ましく、尽くしたるよそほひども、鮮やかに二なし。


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童は、青色に蘇芳の汗衫、唐綾の表の袴、衵は山吹なる唐の綺を、同じさまに調へたり。
明石の御方のは、ことことしからで、紅梅二人、桜二人、青磁の限りにて、衵濃く薄く、擣目などえならで着せたまへり。

宮の御方にも、かく集ひたまふべく聞きたまひて、童女の姿ばかりは、ことにつくろはせたまへり。
青丹に柳の汗衫、葡萄染の衵など、ことに好ましくめづらしきさまにはあらねど、おほかたのけはひの、いかめしく気高きことさへ、いと並びなし。

中略
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今日の拍子合はせには童べを召さむとて、右の大殿の三郎、尚侍の君の御腹の兄君、笙の笛、左大将の御太郎、横笛と吹かせて、簀子にさぶらはせたまふ。
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その後女楽終了後御褒美をいただきます。
この君達の、いとうつくしく吹き立てて、切に心入れたるを、らうたがりたまひて

「 ねぶたくなりにたらむに。今宵の遊びは、長くはあらで、はつかなるほどにと思ひつるを。とどめがたき物の音どもの、いづれともなきを、聞き分くほどの耳とからぬたどたどしさに、いたく更けにけり。 心なきわざなりや」
とて、 笙の笛吹く君に、土器さしたまひて、御衣脱ぎてかづけたまふ。
横笛の君には、 こなたより、織物の細長に、袴などことことしからぬさまに、けしきばかりにて、大将の君には、 宮の御方より、杯さし出でて、宮の御装束一領かづけたてまつりたまふを、
大殿、「 あやしや。物の師をこそ、まづはものめかしたまはめ。愁はしきことなり」
のたまふに、宮のおはします御几帳のそばより、御笛をたてまつる。 うち笑ひたまひて取りたまふ。
いみじき高麗笛なり。すこし吹き鳴らしたまへば、皆立ち出でたまふほどに、大将立ち止まりたまひて、 御子の持ちたまへる笛を取りて、いみじくおもしろく吹き立てたまへるが、いとめでたく聞こゆれば、 いづれもいづれも、皆御手を離れぬものの伝へ伝へ、いと二なくのみあるにてぞ、わが御才のほど、ありがたく 思し知られける。


物語戻り
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内には、御茵ども並べて、御琴ども参り渡す。
秘したまふ御琴ども、うるはしき紺地の袋どもに入れたる取り出でて、明石の御方に琵琶、紫の上に和琴、女御の君に箏の御琴、宮には、かくことことしき琴はまだえ弾きたまはずやと、あやふくて、例の手馴らしたまへるをぞ、調べてたてまつりたまふ。
中略
御琴どもの調べども調ひ果てて、掻き合はせたまへるほど、いづれとなき中に、琵琶はすぐれて上手めき、 神さびたる手づかひ、澄み果てておもしろく聞こゆ。

和琴に、大将も耳とどめたまへるに、 なつかしく愛敬づきたる御爪音に、掻き返したる音の、めづらしく今めきて、さらにこのわざとある上手どもの、おどろおどろしく掻き立てたる調べ調子に劣らず、にぎははしく、「 大和琴にもかかる手ありけり」と聞き驚かる。深き御労のほどあらはに聞こえて、おもしろきに、大殿御心落ちゐて、いとありがたく思ひきこえたまふ
箏の御琴は、 ものの隙々に、心もとなく漏り出づる物の音がらにて、うつくしげになまめかしくのみ聞こゆ
琴は、なほ若き方なれど、習ひたまふ盛りなれば、たどたどしからず、いとよくものに響きあひて、「 優になりにける御琴の音かな」と、大将聞きたまふ。拍子とりて 唱歌したまふ。院も、時々扇うち鳴らして、加へたまふ御声、 昔よりもいみじくおもしろく、すこしふつつかに、ものものしきけ添ひて聞こゆ。 大将も、声いとすぐれたまへる人にて、夜の静かになりゆくままに、言ふ限りなくなつかしき夜の御遊びなり。
中略

宮の御方を覗きたまへれば、人よりけに 小さくうつくしげにて、ただ御衣のみある心地す。 匂ひやかなる方は後れて、ただいとあてやかにをかしく、 二月の中の十日ばかりの青柳の、わづかに枝垂りはじめたらむ心地して、鴬の羽風にも乱れぬべく、あえかに見えたまふ
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桜の細長に、御髪は左右よりこぼれかかりて、 柳の糸のさましたり。
「 これこそは、限りなき人の御ありさまなめれ」と見ゆるに、
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女御の
は、 同じやうなる御なまめき姿の、今すこし匂ひ加はりて、もてなしけはひ心にくく、よしあるさましたまひて、 よく咲きこぼれたる藤の花の、夏にかかりて、かたはらに並ぶ花なき、朝ぼらけの心地ぞしたまへる。
中略
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紅梅の御衣に、御髪のかかりはらはらときよらにて、火影の御姿、世になくうつくしげなるに、 紫の上は、葡萄染にやあらむ、色濃き小袿、薄蘇芳の細長に、御髪のたまれるほど、こちたくゆるるかに、大きさなどよきほどに、様体あらまほしく、 あたりに匂ひ満ちたる心地して、 花といはば桜に喩へても、なほものよりすぐれたるけはひ、ことにものしたまふ
中略
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かかる御あたりに、明石はけ圧さるべきを、いとさしもあらず、 もてなしなどけしきばみ恥づかしく、心の底ゆかしきさまして、そこはかとなくあてになまめかしく見ゆ。
中略
柳の織物の細長、萌黄にやあらむ、小袿着て、羅の裳のはかなげなる引きかけて、ことさら卑下したれど、けはひ、思ひなしも、心にくくあなづらはしからず
高麗の青地の錦の端さしたる茵に、まほにもゐで、琵琶をうち置きて、ただけしきばかり弾きかけて、たをやかに使ひなしたる撥のもてなし、音を聞くよりも、またありがたくなつかしくて、 五月待つ花橘、花も実も具しておし折れる薫りおぼゆ。
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水干の童子がかわいい尻は押折

源氏物語 玉蔓
歳暮の衣配り
手を尽くして織りつつ持て参れる細長、小袿の、色々さまざまなるを御覧ずるに、
中略
「 いと多かりけるものどもかな。方々に、うらやみなくこそものすべかりけれ」
と、上に聞こえたまへば、御匣殿に仕うまつれるも、こなたにせさせたまへるも、皆取う出させたまへり。
中略
「 いづれも、劣りまさるけぢめも見えぬものどもなめるを、着たまはむ人の御容貌に思ひよそへつつたてまつれたまへかし。着たる物のさまに似ぬは、ひがひがしくもありかし」
とのたまへば、大臣うち笑ひて、
「 つれなくて、人の御容貌推し量らむの御心なめりな。 さては、いづれをとか思す」
と聞こえたまへば、
「 それも鏡にては、いかでか」
と、 さすが恥ぢらひておはす。
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紅梅のいと紋浮きたる葡萄染の御小袿、今様色のいとすぐれたるとは、かの御料。
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桜の細長に、つややかなる掻練取り添へては、姫君の御料なり。
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浅縹の海賦の織物、織りざまなまめきたれど、匂ひやかならぬに、いと濃き掻練具して、夏の御方に。
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曇りなく赤きに、山吹の花の細長は、 かの西の対にたてまつれたまふを、上は見ぬやうにて思しあはす。「 内の大臣の、はなやかに、あなきよげとは見えながら、なまめかしう見えたる方のまじらぬに似たるなめり」と、げに 推し量らるるを、色には出だしたまはねど、殿見やりたまへるに、ただならず。

「 いで、この容貌のよそへは、人腹立ちぬべきことなり。よきとても、物の色は限りあり、人の容貌は、おくれたるも、またなほ底ひ あるものを」
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とて、かの末摘花の御料に、柳の織物の、よしある唐草を乱れ織れるも、いとなまめきたれば、 人知れずほほ笑まれたまふ。
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梅の折枝、 蝶、鳥、飛びちがひ、唐めいたる白き小袿に、濃きがつややかなる重ねて、明石の御方に。思ひやり気高きを、上はめざましと見たまふ。
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空蝉の尼君に、青鈍の織物、いと心ばせあるを見つけたまひて、御料にある梔子の御衣、聴し色なる添へたまひて、同じ日着たまふべき御消息聞こえめぐらしたまふ。げに、似ついたる見むの御心なりけり。

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謎の魚袋
銀の魚袋なので四位


リアリティーある公卿の碁勝負
細殿に控える四位の武官束帯の武官
女人からの菖蒲の文を受け取ったリアリティーが感じられます。 

女房の日常「縫い殿」
法興院の法要
中宮定子の法興院到着後の清少納言との会話
到着が遅れた理由を少納言に伝えた所によると

「久しうやありつる。それは大夫の院の御共に着て人に見えぬる同じ下襲ながらあれば、人にわろしと思ひなむ。とて、こと下襲縫わせたまひけるほどに遅きなりけり いとすきためへりな。」
大夫とは中宮大夫の藤原道長
当時姪のお世話責任者という官職に不当と理由をつけては職務放棄していた道長。
院は叔母で一条天皇の生母を御共していた道長そのあとに中宮をお供するのは事前承知の話。
なので当然そのあと下襲が同じってのはわかるはず。
そこをわざと理由つけて中宮の行列を止めるあたりある意味すごい嫌味~~~~~。
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縫っている様子

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綿入れ
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打衣をつくるために衣を木で打っている場面

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装束に香りを移す様子

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梅重ね

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菖蒲

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もじり紅葉
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松重ね

季節に応じた重ね色目小さな装束にもしっかりしたお仕事



天徳内裏歌合

天徳四年3月30日に村上天皇臨席の元開催された内裏の和歌大会
左右に分けお題ごとに競わせ優劣を競うイベントを再現し天皇あります。
たしか以前時雨殿で展示された事があったかと。

天徳年間なので位袍が古い色の装束を着付けています。
左右赤色青色を基調に左右に分かれて応援をかねたきわめて優雅な大会です。

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この方が当時大納言だった源高明
安和の変で大宰府に左遷され、帰京後出家した道長の舅
高松殿と呼ばれた明子の実父
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これから女性装束にも着手するのですが、縫製を確認したいのですがなかなか機会がなく。
ここでしっかり確認しないと
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古代の染色
ホテルへ
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テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行

舞少納言の「難波詣で第二十二段」

なにかと騒がしい頃新型コロナウイルスが世界へ拡大しつつある今日この頃、家族にそろそろお食事会の季節違う?
そう年始と夏は株主優待の季節アトム保有している身年二回たかられます。

今回は阿倍野・天王寺へ。

あべのキューズモールへ。
4階にありました。
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ステーキ宮
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メニュー

ビュフェ
サラダ&ドリンク&スープ付きで
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阿倍野ハルカスへ
バレンタインイベント
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この後ABCクラフト
VIP会員になりました。
わり引き率50%~
10Mの生地を購入する代金でチャラになります。
平織の幸菱の小型版を注文しました。
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帰宅後エスコヤマのダニエルズチョコ&フランボワーズのプティ版をGTE

テーマ : 大阪 - ジャンル : 地域情報

即位正殿の儀の名残

令和二年初めての武蔵国詣
早稲田の勉強会ではありませんが、どうしても高御座御帳台をマジかで見学したくギリギリのタイミングで訪問

天王寺から一路東京へ
からのモーニングしての上野の国立博物館「高御座/御帳台一般公開」を見学

京都でも公開予定ですが、前回平成の代替わりもそうだったのですが紫殿の中に入れられ見学は超外から正面のみ。
東京だと確かにガラス越しではありますが全面見学可能です。

現在の高御座・御帳台は大正天皇の即位正殿の儀で使用された物です。

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本館の第4・5号室が展示場所になります。
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高御座

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御几帳
ガラス超しではありますが、これほど近くでかつ全体を見れるなんてなかなかないです。

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両陛下はこちらからお入りになります。
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その他に儀式で使用された旗や物具

さらに威厳の者、共奉員、衛門のお装束が展示されています。 
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女性共奉員
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青色の唐衣、裳が印象的です。
海賦の文様
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青色唐衣


隣接の平成館へ。

天皇と宮中儀式

大嘗祭の儀式を詳しく紹介する資料
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国宝延喜式書籍

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大嘗祭・即位正殿の儀関係資料
悠紀屏風文政元年

源氏物語 行幸
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年中行事屏風 常安五節絵(模写) 内宴の様子

がんみした後お腹すいたのでランチ!!!
13:00に新橋へ
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第一ホテル東京jの地下1階エトワールへ。一休で予約済です。
2600円CPいいかな?
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ライブビュフェ
ローストビーフ
パスタ
天ぷら海老・河豚
ファグラとポルチーニのチーズグラタン


洋食
ポルチーニ茸のチーズ小鍋

イイダコとブロッコリージェノバ風
キッシュ
白魚パン粉焼き
鴨の燻製

中華
海老のXOじゃん

日本食
海鮮ミニちらし寿司

しゃぶサラダ
お蕎麦
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スイート
季節のイチゴを中心に

お店の情報は【こちら】
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有楽町で国際フォーラムへ。
令和御大礼の展示関連の展示を井筒さんでされています。
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人形の展示はオリンピックの年にあやかり平安時代のスポーツ打球や流鏑馬、蹴鞠などを展示
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菖蒲の節句に流鏑馬を行うので、菖蒲の葉は鉄板
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相撲節会


令和の御即位の際に天皇皇后両陛下おめしのお装束を再現されています。
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即位正殿の儀の際に装着される衣
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天皇のみが着用できる黄蘆染の袍
下襲は通常深蘇芳なのですが、やはり同じであるので遠慮されたのか?紅色
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五衣は色目にはないそうです
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皇后は表着がお印ハマナスの花・唐衣は松喰鶴まる単ともになんと透け透け素敵~~


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等身大のお人形
令和の所縁
大宰府坂本八幡宮で開かれた梅の宴会で大伴旅人が詠んだ和歌の場面
初春の令月にして、
気淑(よ)く風和ぎ、
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、
蘭(これは藤袴を指します)は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す

ひゃ~~~~御大礼三昧です。

その後国会図書館で貴重な本を読みまくり三昧


夜行バス池袋から
からの大阪へ翌日朝着
有意義な一日でした。

テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行

2019度年衣紋道への道 進歩状況 第三段

あけましておめでとうございます2020年


昨年は私見満載のブログをご愛読ありがとうございます。
本年も頑張ってUPするのでよろしくお願いいたします。

 昨年2019年は積極的に京都装束店さんや装束製作者さんへ装束の制作依頼をお願いしました。
少しずつですが、出来上がってまいりました。
私も手仕事できる物は自主製作をと思い、装束を体験していただく時の持ち具の入れ物にいろいろ製作しています。


①筥
本来は大きいのですが、持ち運びを考え、持ち具を置く筥の制作を試みました。
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桐の板
サンドペーパー
水溶性工芸漆液
刷毛
織物店で購入した本物の錦

板をのこぎりできり、三とペーパーでスリスリ、液を塗塗りを何度か繰り返しては乾かしを!
そしてなんにでもくっつく強力接着剤で錦を貼り付け!!!
素人感が半端ないけど遠目には・・・・・・・・・・・大丈夫だよね・・・・・。

どうだ!!!
こんなん出来ました


②懐紙たとう
季節それぞれの色目と四季通用を男性物と女性物を用意しました。
たとうは和歌をしたためたり、鼻をかんだりしていた実用品です。
今のような二枚重ねの厚紙ではとても使用できません。
二枚じゃたりないし・・・・。
熊野大社の神様使用のたとうは数枚重ねてあるのでいろいろな寸法でつくってみました。
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紅の薄様・紅の匂い・霰文様紅
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撫子・若菖蒲
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四季通用春柳・夏卯の花・秋白菊・冬松の雪
白菊
藤袴


③装束店さんや織元さんHPの絹綾織、楽天での和装の生地調達

お知り合いに和装をされる方がいて、その方にお願いするつもりで収集した装束生地達
どんな子たちになるのかご期待。
年初めに楽天で羽二重2M購入すごく安く手に入りました。B級反物切り売り「900円」助かります。
これを御願いして衣紋紐をつくってもらいます。

そのあと18匁の綾織を見つけしかも1M2000円しない。
一回直衣できれば無理なら捻り重ねでネ圭ができればと22M購入。
即配達。

やはり薄すぎて直衣には無理、ここは夏用の捻り重ねでと思い、同サイトで染色も安くされているのでぽちっとして「濃き呉藍」を注
文しました。
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写真うつりでやや紫色っぽいですが、濃い紅です、これはいい感じ~~~~
残りは「女郎花色」「二藍」「比翼仕立て用の紅匂い」候補を絞り・・・・・・。


紅染は後日京都の手染屋さんでワークショップ体験して染めてからチチクとネ圭の比翼仕立て自分で製作。
隣は以前染めてもらった濃き紅です。
TEZOMEYA京都さんで中紅色染めてもらい&染めてみました。

延喜式にのっとって、染色家の方のご意見で中紅色
そめ材料はべに花1K、絹500G、炭酸カリウム、クエン酸です。
まず紅色と想像すると明るい赤ですが、実は延喜の頃(醍醐天皇治世)はいわゆるショキピンでした。
こちろんこれよりも赤い色は韓紅、紅の八塩とありますが、濃い色は当然高価ですので禁色対象です。
しかし赤色の欲求はおさえる事が出来ず、どんどん紅色は赤くなり現在の明るい赤色をさすようになります。
平安時代に初期前期の紅色が標準化は正直?その身につけた身分に大きく左右していたし。難しい所です。
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暗い所ではこんな色に

お知り合いの方にたのんで鶴岡八幡宮の御神服に近い縫製で装束にしていただきました。
袖の取り付け方が特徴的ですが、これは鎌倉初期の装束、平安時代の現存する装束はありません。
平安時代の装束はいまいちはっきりしません。
この装束は袖部分が見ごろに取り付けられていますが、平安時代そうだったかは源氏物語絵巻でもはっきり確認できません。
文学上では男君が女君を口どいて部屋へ連れ込む際にはよく袖を捕らえる行為がみられます。

源氏物語 花宴

如月の二十日あまり、南殿の桜の宴せさせたまふ。中略 后、春宮の御局、左右にして、参う上りたまふ。中略
夜い源氏の君、酔ひ心地に、見過ぐしがたくおぼえたまひければ、「 上の人びともうち休みて、かやうに思ひかけぬほどに、もしさりぬべき隙もやある」と、藤壺わたりを、わりなう忍びてうかがひありけど、語らふべき戸口も鎖してければ、うち嘆きて、 なほあらじに、弘徽殿の細殿に立ち寄りたまへれば、三の口開きたり。たう更けてなむ、事果てける中略
かやうにて、世の中のあやまちはするぞかし」と思ひて、 やをら上りて覗きたまふ。人は皆寝たるべし。いと若うをかしげなる声の、 なべての人とは聞こえぬ中略
朧月夜に似るものぞなき」
うち誦じて、 こなたざまには来るものか。いとうれしくて、ふと袖をとらへたまふ。女、恐ろしと思へるけしきにて、
「 あな、むくつけ。こは、誰そ」とのたまへど、

何か、疎ましき」とて、中略
とて、やをら抱き下ろして、戸は押し立てつ。あさましきにあきれたるさま、いとなつかしうをかしげなり。わななくわななく、
「 ここに、人」
と、のたまへど、
まろは、皆人に許されたれば、召し寄せたりとも、なんでふことかあらむ。ただ、忍びてこそ」
とのたまふ声に、 この君なりけりと聞き定めて、いささか慰めけり。 わびしと思へるものから、 情けなくこはごはしうは見えじ、と思へり。 酔ひ心地や例ならざりけむ、許さむことは口惜しきに、女も若うたをやぎて、強き心も知らぬなるべし。

源氏物語 夕霧
まだ夕暮の、霧に閉ぢられて、内は暗くなりにたるほどなり。 あさましうて見返りたるに、宮はいとむくつけうなりたまうて、 北の御障子の外にゐざり出でさせたまふを、 いとようたどりて、ひきとどめたてまつりつ。
御身は入り果てたまへれど、御衣の裾の残りて、 障子は、あなたより鎖すべき方なかりければ、引きたてさして、水のやうにわななきおはす。

前記は袖とあるのでやはり袖は身頃と別れている解釈が出来るように思います。
この単衣重ねは袖を身頃に縫い付ける縫製をとりました。


④巻纓冠繁紋緌付き
個人的に平安朝の冠が希望ですが馬鹿高い10万~15万くらい&こじがでかすぎて個人的にはNG
修理に出したら新品とそんなに変わらない価格に。でもいいか・・・・・。
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大嘗祭の宰相の中将
6月に齋藤専商店さんで巻纓を製作してもらいました。
ついでに緌もGET
纓の留は現在白木で弔ですが、平安時代は檜扇の板を折り、纓に挟んだので白木でちょうどよいです。

⑤荒目紗(俗称 羅)

平安時代薄い衣といえば「羅」でした。
捩り網の一種で網や網に見られる織組織
目が粗いので生地に隙間が出来て暑い夏にはもってこいの袿でした。
主に表着に用いられたり、時に唐衣や裳にも使用されていました。
紗の古典での記述はたまきはるやまさすけ装束抄あたりでしょうか?

羅の中でも文羅は縦糸で模様を描く文羅は応仁の乱で技法が失なわれ長らく途絶えていた技法でしたが、近年人間国宝の北村氏によって見事に再現されました。
これには正倉院に残っていた残衣が大きく貢献しています。
但その技法は非常に手間と時間がかかるのであまり一般的ではなく販売されていても帯で70万~上代は???
安価で夏の名古屋帯に出ている羅は昔の羅ではないようです。

しかし羅は平安文学にも多く出てくるし、おそらく紗の帯の生地を装束に取り入れたいと思い濃き紅梅色の羅の名古屋帯でまだ使用しても問題なさそうな「流水文」をGET

いまの所は「唐衣裏地用」に2枚GETしています。
生地が帯なのでかなり厚いですが、青色との組み合わせの配色がドンピシャで気にいっています。
左は以前購入した裳の腰用の羅草文様です。

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>無文羅

どうしても羅にひかれる舞
羅で装束再現できないのか?
CPで常にチェックしていたら人間国宝の武村氏もう絶対無理高い高すぎる!!!
帯の長さ4Mで最低70万~100万以上

でも・・・・・・・・ほしいと西陣にもいてはる羅織職人さん~~~どうだろうお話できるかな???
何度かメールして
6月に工房へおじゃましました。

とても気さくで笑顔の素敵な方でよい感じでお年をおめしでおられるも本当にお若い!!年齢聞いてびっくり
まず舞の何がほしいのかお話ししていたらおもむろに奥からこれええと思いますわ。
でてきたのは46CMの反物「古来の無文羅」


ひゃ~~~~なんでも〇〇神社さんの別注品の第一号試作品

「四隅のかがり方がうまくいかず商品にならない。でもおっしゃってるのこんな感じやね。」

「そうそうそうです!!幅もちょうどいいです」

しかもお値段もお勉強してくださり、さらに全部もってかえってええとこだけ切って後は返してお代も年末でええよ。

神様ですか?神様ですよね・・・(*'▽')神様降臨
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これを科学先染料の黒で染めて黒の無紋羅にしました!!!
あと見取り図を作って、菱の刺繍をしてから裁断、端を練り練り練り仕立てからの纓出来るかな????

やはり「半臂」「冠」

半臂

半臂とは闕腋袍の下にきる今でいうベスト
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元々は下着に近い物で奈良時代はこんな感じの物でした。

両脇と後がビラビラとアコーディアン式になっていて足を動かすとビラビラと揺れて素敵
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今の舞装束用の半臂
半袖もしくは袖なしの上衣・胴着で男性官人が朝服(束帯)の袍の下に着る内衣
はじめは文官武官とも使用していましたが文官は冬は肌着が見えないこともあって肩脱ぎする時、夏以外は使用されなくなりました。
『延喜式』に天皇のために毎月揃える衣料の一覧の中に藍、紫、白の半臂計10領との記載があります。

垂領で衽を重ねる形式の腰丈の胴着で、裾に襴がぐるりと縫い付けられています。
身は二幅で、袖はない。
襴には横と背後に多くの襞が取られ、動きやすく出来ている。
正倉院伝来の半臂は裾に紐が縫いつけられていますが、束帯の半臂はいつしか独立した「小紐」で結びあわせるようになりました

小紐には「忘緒」という飾り紐を通して垂らします。
中世以降の記録によれば、忘緒は襴と同じ生地で、長さ1丈2尺(約3メートル半)、幅3寸3分(約10センチメートル)の帯形に作り、これを三重に折りたたんで左腰に通します。

色は平安時代中期には平素は黒になりました。
それ以前は基本公卿や禁色勅許を得た者は滅紫色、特例日には白色もありました。
なお舞人の半臂は文献によると唐織や打衣で季節に応じいろんな色だったそうです。

生地は、『延喜式』において、公卿以外は羅を用いてはならない
五位以上でなければ滅紫色が使えないという禁制が示されている。
また、『西宮記』によれば、襴は冬でも羅で作った。
12世紀から13世紀の有職故実書の記述によれば、公卿および禁色勅許を受けた蔵人と殿上人(禁色人)は、冬は胴は黒の打ち綾(文様は小葵等)の袷、襴の部分は羅で裏をつけない。
但し応仁の乱以前この欄は紋羅でしたが、紋羅の襴の再現はもったいないので今回は無紋羅
夏は胴も襴も三重襷の黒の羅や薄物(裏はない)。
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紫根で天然染色してみました。
これは襴と忘れ緒になります。


それ以外の者は、冬は黒平絹、夏は下襲と同じ二藍の薄物で、いずれも無文。
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画像だ青系の紫に見えますがちゃんと赤紫色です。


半臂の裏
身頃の裏は昔下襲に中陪を入れる際には身頃の裏は中陪の色を使用するというのでこの有職故実を参考に、おかだやさんで6匁蘇芳と縹を重ねて出来るグラデーションを参考に色を決しました。

概ね「赤紫色」葡萄染は平安時代好まれた色目です。
おそらく禁色の赤色の織物に近い色になっているので、多様されたのでしょう。





身頃の色は黒が標準だけど、黒だと他の体験所でも同じだし、白色は変色しやすいし、初心にかえり滅紫色に決めます。

延喜式や西宮記に半臂は藍色・滅紫色・黒色・白色などがあったと記述があるのでその中で
一日晴れの染装束で下襲に中陪をつける際には中陪の色を半臂の裏にもちいたそうです。
滅紫色なら両方使用できます。

延喜式 縫殿寮 雜染用度

深滅紫綾一疋(二反)  
紫草八斤(4.8K) 
酢一升(500ML平安時代は升の計算は律令の崩壊で曖昧で統一されていない律令を元に計算)
灰一石(100L) 平安時代は不明のため唐時代の尺度で換算 
薪百廿斤120(72K)すごい量です。

滅紫色は明るさのない紫色黒ずんだ紫色をけしむらさきいろといいます。
高価な紫草を惜しげもなく使用してわざとくすんだ色にする。

ちなみにこの延喜式の色材料のみの記載で、染め方までは記述されていません。
なので現在の染色家の方には色の選別に大きくぶれが生じます。
まあ天然素材ですからどちらみち大きな差異が生じますね。


見ごろ部分はまた小川織物さんで別注の依頼のご相談して綾織で小葵文様でできればいいな。

滅紫色
裏ももちろん滅紫色ですが、ここは経糸が淡いグレーなので下地に影響するかも・・・・・・・。
ひょっとしたら同じグレーで仕上げ、紫根で染めるかも~~~~



⑧挿頭花
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髪に花を飾るのは女子だけ?
平安時代は男子も行事や舞を披露する際に挿頭花を冠に挿していました。
生花や時に造花など行事や身分によって場所や位置を変えていました。


⑩垂纓冠の纓製作途中
無紋羅が手に入ったので、半臂をつくるのはすぐに決まったのですが、残りをどうするか?
内容→悩んだ所、垂纓の纓で柏挟したい願望がメラメラしたものの、難題なのは今の纓は自由にまげられないという悩み。
今の纓は平安時代物とは材質が違う鯨の髭を使用していました。今はそうではないようですが、縁を漆塗りしているので曲げると劣化してしまいます。
絵巻物によると縦菱で額もどうも透け磯と額部分は和紙を張っていないように思えます。しかし現品がないのでここは絵巻物を参考に製作します。

なので考えたあげくまず纓作り、羅を科学染料で黒く染めます。→染めました
その後どう裁断するか企画図をつくります。

それがすんだら」刺繍したい場所を決めて、京都の中村刺繍教室で一日体験をします。
縦菱を規則的に刺していきます。❖にね。
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磯が高いしかも透け額でも今の磯は透けではありませんが、どうも平安時代は透け磯額?

昔は透額は若人用だけど、絵巻物には高齢の源氏も透け磯額です。

でも馨が御所で帝と碁を打っている時は厚磯です。
ん~~~~~~結局どちらが????
夏や普段は透け磯・額で、御所では被るのは厚磯ということでしょうか?
いまいち不明???


そして裁断して端を練り練り練り練りして先端を竹櫛で糊で接着します。
これで柏挟出来ます!!!
問題は本体の冠&こじ・・・・・・・・・・・・・・・・


⑪石帯
しろくま堂さんで1年近く待ち無事に到着
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懸緒・受緒・待緒は正絹 本体は黒本革 石はおそらくアクリル
始めのお話では本体革・緒は正絹・石はアルミペイントと聞いていましたが石はどうもアクリル半透明

しかもなんと一般的な通用帯でなく、石が全部正方形の巡方無紋!!!
ひゃ~~~公卿だと晴れの日使用ですが有紋が本儀なんと無紋は天皇さんの神事用です・・・・・
とりあえず要検討です!!これは加工が必要です。とりあえず加工会社を調べていきます。



舞的 完全私見 平安時代装束見解

平安時代の衣

平安時代貴族達の装束は基本的に絹で仕立てていました。
絹は当時も高価でそれを染めるのも高価な染料を使用しました。
当時京都と地方を結ぶ流通過程がほぼ整っておらず、また流通通貨も定まらない時代。たとえ公卿であっても膨大な量と質の絹をそうそう調達できません。

衣だけではありません。
衣食住の調達は公卿であっても資産がなければ苦しい暮らしをしいられました。
ましてはその娘たちは親と死別するとたちまち命の危機がおとずれます。

藤原兼道の妾の一人源兼忠の娘は一女をもうけながら、離縁された後妻子は食べる物にも事欠き。
兼道のもう一人の道綱の母は養女にしました。その時の娘は栄養失調で髪の毛のていれが悪く大変痩せていたといいます。

藤原公任(四納言の一人)は道長の息子を婿取りし所顕の儀式の際に実資に袍を借りていたほど。
公任は生まれこそよかったが後見人に恵まれず、正妻も皇族出身で財産的に恵まれていませんでした。
まさに公卿であってもそうそうよい絹は手にはいらなかったのです。
ではどうやって手にいれていたか?地方に赴いた受領達(四位上下相当)が現地で調達し、これはと思う実力者に献上していました。献上された絹はそのまま下賜したり、家庭内で使用したり、内裏へ献上したりと用途はさまざまです。

道兼が妻に袍の修繕を依頼したり、道兼が蜻蛉日記の作者で妻に修繕を頼んだり、公任がボロボロの袍を道に捨てるまで使用したりと苦労していた記述があります。
もし当時彼らが捨てるほど絹を手に入れているならそんなものは必要ないです。

また日常では基本的に練絹・生絹が、また縦と横を練生絹で織りあげたり物を二種の衣(生絹・煉絹)を袷、裏をとり単衣にしたり、生絹は単衣で季節によって練り重ねたりしていました・。

また寒くなると中に綿を詰めたりと今と違い日常に着ていたので、さまざまな工夫があったようです。

今とは違い重ね袿の寸法を同寸に、裁断もCP重視だったのです。
これこそ装束の貴重さを物語っています。

なのでここは平安時代式に

①透け感とグラディーションを重視

化繊・絹のみならず、今の糸は平安時代の糸とはまったく違います。
特に絹は日本原産の小石丸という蚕から生産されていました。
この糸は大変細く滑らかさや保温効果が高かったものの生産性に乏しく明治の頃には西洋蚕と掛け合わされたためにほぼ絶滅の危機に瀕していました。

それを存続したのが美智子皇后
蚕を守るため宮内庁にあった蚕小屋での生産を守り、伝統産業の保存を果たしたのです。
現在絶滅せずにわずかではありますが、今も生産されています。
なので正絹では現在の生地厚い。

小石丸の絹は薄く綾地綾(6本使用)で今の大体18匁くらいの厚みの感覚です。
だからこそ裏地をかえてそのグラデーションを楽しんだんです。

平絹もいいですが、すけ感のありの「単袴姿」は平絹として、最低でも綾織「現在の三枚以上糸を使用した縦横に斜めに三枚目が入る綾模様」を出来るだけ揃えます。

また出来る様なら縦横の色の色を替える織物を再現したいと思います。
いわゆる玉虫色ですね。
縦黄色横青で女郎花の織物

出来れはいいですね~~~

時に生地にこだわらずに風合いを重視する装束になる予定です。

例えば張袴にこだわる場合は平安時代にはない厚手の張のある生地を使用するかもしれません。

絹 綾地綾を→これを予算内化繊にすると風合いがごつくなり印象が違う
あえて平織のオーガンジーで時に化繊時に絹になるでしょう。



②袷・単など平安時代風を再現

平安時代も現在も季節が変わるごとに装束も返るのは不経済だし保管の大変です。
それなら同寸で袷もそろえますが、単衣を練り重ねてみたほうがいろんな色目が楽しめます。

で時に単で時に袷


③寸法と仕立て

絹が貴重であったというはさきほどから何度もupしていますが、当時の裁断にも見てとれます。
日本最古の装束鶴岡八幡宮にある御神服の再現本
時代衣装の縫い方にありますが、なんと古い装束の仕立ては現在の物とは違います。
まず左右非対称、そして袖は現在の物よりも短い。
全体的にずんくりしています。
美意識の差なのでしょうか?
基本は御神服で寸法・袖と身頃の取り付けの是非


男子装束は基本お装束屋さんで、女性装束は主に和装をされる方に「時代衣装の縫い方」という縫製の本を基本に
仕立ててもらいます。
勿論女性物の装束屋さん仕立てもあります。
平安時代縫製と染は女のお仕事でした。
各家の女房達が女主人の指示の元要望にそって縫製していたのです。

裁縫の良し悪しがその妻の名を揚げるといっても過言ではありません。
なので意外かもしれませんが、細かい所など各家それぞれだったと考察します。
なので裁縫上手な方にお願いするのもあり。と解釈しています。
現在の装束とは違う仕立てになるでしょう。そのもレア感がいいかと・・・・・。


④装着

平安時代特に女性装束は内内の物で特に作法や着付けがあるわけではなく、いろいろな重ね方があったようです。
要はその時の褻と晴れの状況に応じて叉環境でいろいろな着たかがあったのです。

そこを重視します。
枕草子
・・・・・・御簾のうちに、女房櫻の唐衣どもくつろかにぬぎ垂れつつ・・・・・・・・・・・・

・・・・濃き綾のつややかなるが、いたくはなえぬを、かしらこめてひき著てぞねためる・・・・・・・・・・・・

ようはだらりとした様子が好ましい描写が多い。
平安時代中期萎え装束であった証拠ですね。
強装束は衣紋道の基本中核ですが、基本一人着付けなのでここは工夫していきます。



⑫一日晴れの装束

なんどもUPしますが、装束店さんで本物の装束を体験できるのです。
でもここでしか出来ないそういう装束着付けもあるではないか?
そんな野望がスタートです。
他にはない一日晴れ装束・幻の装束・激レア装束を主に展開してゆきたいです。

ではその達°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°装束達

向鶴丸の文様 三丁織  紗

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平安時代っぽく指貫はダボダボにしてみました。わざとです!!!
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夏用紗 布衣

見た目狩衣ですが、裏がないので布衣です。
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青色を再現
公家の色彩は自然の色が基本その後さらに時代を下る毎に深く濃く、流行とともに色合いが変化してゆきます。
つまり現在平安装束で平安時代の装束は現存しません。かろうじて安徳天皇の半臂くらいでしょうか?
なので色の指定にはかなりの広い許容範囲に・・・・・・・・・・。



指貫は外出可能用の無紋平絹風
有職故実的にはない組み合わせですが、外出ではアクシデントを踏まえて無紋で。


直衣

淡紅色直衣
やや色目が薄いですが、当時の染色は天然染ですので一つの色の表現は大きな幅があったと考えていいでしょう。

色目あえていえば紅の薄様
表薄紅色 裏濃薄紅色
小葵文様
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直衣は雑袍なので色目は自由でした。
勅許があれば内裏でも冠を被り参内が可能になるうちに今の白色紋あり裏地紅色・青色・二藍に固定化していったのです。
薄色・桜・濃紫・紅梅などの一日晴れ直衣で参内したという記録もあります。
この色はまさに雑袍です。


⑯大帷子 青色人形仕立て
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帷子は青色のリネンラミーを50%ずつの混合。
本当は大麻でいきたかったですが、当然国内産は手に入るわけはなく外国産も少なく高価
苧でいきたかったですが、国産は高価、ラミーでとも考え当時はオカダヤになかった。
妥協してリネン50%混合。この後なんとラミー100%入荷していました。嘘!!!やられた!1!
単は繁菱青色
衵秘色小葵文様裏は霰文様本儀は平絹ですが、直衣なのでここは遊びました。


束帯用は白が本儀ですが、束帯で使用する時は襟物を隠す装着で使用するかも。
その時は下襲の襟、袖口を別に製作、軽くつける細工にします。

⑰指貫 萌黄  八藤丸紋様
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裾括り式
縦白色横萌黄色
八藤丸紋様
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足首でしばるタイプの古式にのっとって注文しました。
がこれは装束用の生地ではありません。残念ながら指貫は化繊でも意外と高価
しかもこの縫製は今や幻~~~~的なレア
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前後同寸法です。これも古式にのっとって腹白にしてみた!でも有職故実的にはOUT
腹白は二陪織物で
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この紋は25歳以上なので
乱れ腹白

からの源氏物語絵巻柏木での夕霧
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乱れ腹白変則バージョン
生地をたっぷりめに裁断してもらいましたので満足腰紐が少し短いので体格の良い方には不安はあります。対策が必要です。

テーマ : *コスプレ* - ジャンル : サブカル

紀の国 高野山詣で


父が亡くなりってから令和二年で三回忌を迎えます。

その前に我が家の宗派「真言宗」の総本山高野山へ詣でました。


前日IMG_6184_20191130194754317.jpg
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東京帰りなので難波から南海電車で高野山へ。

極楽橋で家族と合流してバスで高野山へ
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まずは予約済で一ノ瀬観光センターで食事
精進料理のお膳にしました。
うすすぎずこすぎず丁度よい味付け、CP的には悪くない食事でした。


高野山真言宗の聖地

高野山は空海が嵯峨天皇より賜った修行道場で、空海は都を降り逝去までこの地で修業を重ねました。
高野山では空海はいまも奥の院の奥で、修行されているとされているので今も食事を運んでいる儀式があるそうです。

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一の橋

バスで奥の院前で下車
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奥の院
空海が入定されている聖地

供養はこちらで受付されています。
申し込みをして読経してもらいます。

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金剛峯寺

などの多くの寺院からなる荘厳な空気が流れ時が止まっています。

観光の情報は【こちら】


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